☆ランキング☆
にほんブログ村 経営ブログへ

最新記事一覧

最新コメント

最新トラックバック

2019年01月17日

日本人が失いつつある力

社会全体が学歴よりも、本当に必要な能力を求めて人材募集をするようになってきましたが、
一部大手企業ではまだまだ学歴偏重が続いているといいます。

豊かさが実現されても尚私権を追い求めた末に、日本人は本来もっていいた力を失いつつあります。
それは、『人の力を引き出す力』

こんな話があります。リンクより
>40万人以上が受験する全国模試で10本の指に入るような成績を誇った旧帝大生が、ある避難所でボランティアを始めた。毎日大量に届く救援物資を仕分けし、種類と数量を完全に把握し、被災者に配る量を即座に計算し、不足が予想される物資を他のボランティアに告げ、補給を指示した。その正確無比な活躍を見て、いつしか「歩くコンピューター」とあだ名されるようになった。しかし激務がたたって、10日ほどでぶっ倒れてしまった。

次に物資担当を引き受けたのは、同じ年齢だけれども、若くして建設業を継いだという、高卒の若者。「とても前任者のマネはできません。僕なりのやり方に変えさせてもらっていいですか?」。もちろん、「歩くコンピューター」のマネができる人間なんかいないので、誰も異を唱えなかった。

その若者は物資を種類ごとの「島」に分けた。インスタントラーメンの島、ミネラルウォーターの島、使い捨てカイロの島。その島が低ければ「あ、調達しなきゃ」というのが一目瞭然。物資の仕分けも簡単で、それぞれの「島」に積めばよいだけ。物資の種類も量も、ザックリとだが誰の目にも分かりやすくなった。

「歩くコンピューター」が健康を回復し、再び救援物資の管理をしようとしたら、その必要もなくなっていた。皆が誰の指示も仰ぐことなく、自主的に仕分けし、不足する物資を調達してくるようになっていたからだ。

>学力という意味では「歩くコンピューター」の方がはるかに上だったろう。記憶力、論理能力、計算能力、そうした「お勉強」の力は、誰よりも卓抜していた。しかし、特別な能力がなくても皆が自立的に判断することができ、自主的に活動し、集団がトータルとして活性化したのは、建設業の若者の提案したシステムの方だった。

個人の能力が優れているよりも、システムとして優れていることの方が大事なのかも。ひとりの能力が輝く一方で他の人たちが指示待ちになってしまう仕組みより、誰もが自主的自立的に能力を発揮する仕組みの方が優れているのかも。そう痛感させられた経験だった。

>2001年、私は中国に渡った。中国が現在のように発達し巨大な経済力を示すようになるとは、大半の日本人はまだ信じていなかった。中国の人も、当時、日本人に敬意を抱いていた。その旅先で、興味深いことを聞いた。

「中国人は会社に勤めると、自分の功績を大きく見せるため、『自分がいないと仕事が回らなくなる』ようにしてしまう。そのせいで、その人がいなくなると、どうしたらよいのかさっぱり分からず、大混乱する。その点、日本人は、自分が異動しても問題なく仕事が回るように引き継ぐ。自分にしかできない仕事にするのではなく、誰が取り組んでもそれなりの結果が出る仕組みに変えていく。これを中国人も見習うべきだ」

私はへええ、と驚いた。そして、記憶に刻み込まれた。というのも、それからしばらくして小泉政権がスタートし、「トップダウン」という言葉が流行すると、優秀な人間が「既得権益」を守ろうとする暗愚な凡人たちを怒鳴り散らし、「俺がいなけりゃ回らない」というリーダーシップ(?)を振るう人が日本に増えていったからだ。もしかしたら、今世紀に入って以降は、中国人が日本人化(自分でなくてもシステムが回るようにする)し、日本人が中国人化(自分がいないとシステムが回らないようにする)していった歴史だったのかもしれない。
=引用ここまで=

私権を追い求めるあまり、日本がここまで成長を遂げてきた源でもある、『集団での追求力』を失っているのではないでしょうかm052.gif
中国がここ十数年で宇宙開発をはじめ、科学技術の発展が著しいのも、日本人のもっていた『人の力を引き出す力』を高め、
集団での追求力が上昇しているからかもしれません。

しかしここ数年で日本でも、学歴主義社会の崩壊、本物の追求力への欠乏が顕在化してきていますm051.gif
※躍進を続けるUNIQLOでは、とにかく「チームで仕事をすること」=「チームで考え実行する」ということが徹底されています。
一つの成果を出すために全部署が連動し、互いに巻き込み合いながらまさに集団で追求している。

激動の時代、『集団での追求力』を高めることができるかが鍵となります。
とくに次代を担う子どもたちの追求心に蓋をせずに、自らも『仲間との追求』の中に身を置いて、追求する姿を見せていくことが、
現代の大人に託された重要な役割です。

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "日本人が失いつつある力"

List   

2019年01月16日

板室温泉大黒屋③ ~客との充足関係ができれば接客マニュアルはいらない~

栃木県の板室温泉街の中にある創業450年を超える老舗旅館「大黒屋」の取組みを紹介しています。その老舗旅館に全く異質と思われる現代アートを取り入れたのが室井俊二社長の取組みについて、今回も「ちっちゃいけど世界一誇りにしたい会社」(坂本光司著:ダイヤモンド社)から要約して紹介します。

板室温泉大黒屋の接客の元になっている「宿泊客一覧表」というシステムがあります。
この仕組みを作ったのは、池田春子さん。室井社長が「現代アートを経営に取り入れる」と宣言し、従業員がどんどん辞めていったときに、たった一人残った人。地元の主婦だった池田さんは当時喫茶部門のパートでしたが、従業員がいなくなったため、フロントを任されるようになります。そのとき素人の視点で作り上げたのが「宿泊客一覧表システム」だったのです。

写真はコチラからお借りしました

写真はコチラからお借りしました

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "板室温泉大黒屋③ ~客との充足関係ができれば接客マニュアルはいらない~"

List   

2019年01月10日

板室温泉大黒屋②~価値を共有するサポーターづくりの取組み

栃木県の板室温泉街の中にある創業450年を超える老舗旅館「大黒屋」の取組みを紹介しています。その老舗旅館に全く異質と思われる現代アートを取り入れたのが室井俊二氏。今回も「ちっちゃいけど世界一誇りにしたい会社」(坂本光司著:ダイヤモンド社)からの内容を要約して紹介します。

画像はコチラからお借りしました

画像はコチラからお借りしました

1986年に室井氏は父親の跡を継いで、16代目当主になります。そしてアートスタイル経営でいくと決心していたので、これまで宿にあった掛け軸や置物を売り払い、次々と現代アートに室内を替えていきますが、従業員には全く理解してもらえませんでした。

「どうしてこんなものにお金を使うんだ!」 「社長は頭がおかしくなったんじゃないか!」

従業員は陰でそう囁き、一人辞め二人辞め、とうとう古い従業員で残ったのは一人だけ。
跡をついでからの5年間は“まさに針のむしろ”だったそう。そんな苦境の中でも、室井氏の改革を了承した父親の度量の大きさと、奥さんの後押しで、この経営スタイルを貫きます。そして1991年には、菅木志雄氏の「天の点景」と題した作品を配した庭を造り、同時に建物を改装。8000円(税込)だった宿泊代を16000円(税込:当時)に値上げしました。

現代アートが「空気感」を作る → その空気感に惹かれた人たちが客として繰り返し訪れる

それでも室井社長の思い描くこのサイクルに、徐々になり始めたそうです。そしてこの独特の経営スタイルに興味を持つ人が働き手としても集まるようになりました。そこにある事件が起こります。

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "板室温泉大黒屋②~価値を共有するサポーターづくりの取組み"

List   

2019年01月06日

社会を元気にする、元気な企業の特徴②~全員経営~

リンク①につづき、社会を元気する、元気な企業の特徴とは。。。
これから就職活動を控える学生のみなさんはぜひ一読くださいm049.gif

前回は「太陽女子」について書きましたが、
元気な企業というからには、“若手だけ” “ベテランだけ” “経営者だけ”それぞれが元気なだけでは、
本当に元気な企業とは言えないでしょう。

では、“若手もベテランも経営者も、みんなが活力を持って働いている元気な企業とはどんな企業なのでしょうかm052.gif

大きな共通事項の一つが、若手~ベテランまで一貫して社員みなが『経営者の視点』をもっているということ。
経営者視点で働くというのは、自らの組織・その先の社会までをより良くしていくにはどうする?と
常に頭を使って、周りの人の力を引き出しながら働いてくこと。
自ずと多くの人と関わり、多くの人の期待に応えることで、活力も上がっていきます。

そして一人一人の社員が経営者視点を持つことで、この激動の時代でも生き残っていく組織力を高めていきます。

松下幸之助も、「日本人は衆知を集める国民」だといいます。
https://toyokeizai.net/articles/-/55920 より引用
>「いつも、わしが、多くの人の知恵を集めんといかんということを、言っておるけどね。けど、まあ、これは、わしの専売特許でもなんでもない。もともと日本人は、こういう、衆知を集める国民なんやな。きのうの夜な、ある人からもらった本を、読んどったんやけど、そういうことが書いてあるんや。

また、八百万(やおよろず)の神々の共同生活が、古事記に書かれているそうやけど、神さんたちが、つねに衆議によってというか、神さんたちの知恵を集め相談しつつ、物事を決め、取り行っている。天照大神は最高位の神さんやろ。けれども、専断、専行しておらんわね。こういう傾向は、日本人が、なにかを行う場合は、いつも衆知を集めてやってきたことを示しておるのではないかと思うな。

聖徳太子さんは『十七条の憲法』を定めておられるけど、あの中にも、独断で物事を決めたらいかん、必ず多くの人と議論して決めなさい。多くの人と議論を尽くせば、物事の真理も明確になると言うてるね。これも衆知を集めることが大切やという表れやな。

戦国時代というと、きみ、大将が独断でやっておったように思うけど、名君良将といわれた人は、ほとんどが衆知を集め、家臣の声、世間の声を聞き相談して事を決しておるわけや。早い話、あの信長でさえ、桶狭間の合戦のようなときでも、結果としては、ただひとり、城をうって出るということをしておるけど、それでもやはり、その前に、重臣たちの意見を聞いとるわけや。そのうえで、その衆議を上回る知恵を自ら生み出しておるわね。徳川幕府においても、将軍を補佐する複数の老中をおいて、そこで衆知を集めて政治を行っていたとも言われておる。

このように、武士の時代、封建時代にあっても、やはりその時その時、その場その場に応じて、できるかぎり衆知を集めながら最善の道を求めて、共同生活の運営をしていくということが行われてきたわけや
=引用終わり=

実は、日本はもとより、海外でも躍進を続ける『ユニクロ』もそんな日本人の“衆知を集める”精神を基に全員経営を目指しています。
https://www.fastretailing.com/jp/ir/direction/interview.html より引用
>グローバルワン・全員経営の経営体制を実践

すべての社員が経営者マインドをもつ企業

「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という企業理念は、ファーストリテイリングを良い会社にしたいと思い、掲げたものです。社員全員がクリエイティブな力を発揮して、イノベーションを起こす会社にしたい。本当に良い服、最高のサービスをお客様にお届けしていきたいと思っています。

我々が最も大切にしているのは、世界中の全社員が、「グローバルワン・全員経営」の精神で、情熱的に仕事をすることです。各エリア、各事業で、最も成果が上がったことを、グループ全員で共有して実践する組織です。一般的に小売ビジネスは、マネージャーが考えて指示を出し、店舗の販売員がその指示に従うという組織構造です。しかし、ファーストリテイリングでは店舗のアルバイトからトップ経営者まで、すべての社員が経営者マインドをもち、自らが考えて、お客様に最高の商品、最高のサービスを提供するという「全員経営」を実践しています。
=引用終わり=

激動の時代、変革期待の高まりが顕著な現代、改めて本来の日本人の精神ともいうべき『全員経営』が着目されています。
多くの企業は、「全社員が経営者の視点を持つ」という“視点”止まりの対応をしていますが、
類設計室は文字どおり『全社員が経営者』として実際に登記されています。
「自分たちの生きる場は自分たちでつくる」という創立時の志のもと、若手社員からベテラン社員までが実際に経営者として、経営に“参加”しています。
経営情報も全社員に開示され、社内ネットでは全社員が発信と評価ができ、若手もベテランも関係なくみんなが本気で追求する基盤があります。
だから、とことん踏み込み合うし、とことん追求する。だから、活力高く働けています
これから先どんな時代になろうとも、全員参加経営のもとみんなの衆知を結集し、みんなで追求し、社会に活力を生み出し続けていけるでしょう。
3002493507_image_9
活力ある社会をつくっていく、活力あふれる企業の特徴として、『太陽女子』『全員経営』を紹介しました。
就職活動に臨むみなさんは、どんな企業なら活力高く働けそうか?をぜひ判断軸としてみて下さい。

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "社会を元気にする、元気な企業の特徴②~全員経営~"

List   

2019年01月01日

板室温泉大黒屋① ~仕事は辛いもの?いえいえ楽しくできる術があります~

★☆★☆★☆★☆★☆★  謹 賀 新 年 ★☆★☆★☆★☆★☆★

写真はコチラからお借りしました

写真はコチラからお借りしました

昨年末には「暗黒のクリスマス」と呼ばれる株価大暴落がありました。今年もアメリカ・中国の関係が予断を許さない状況が続きそうな気配です。常に状況を把握し臨機応変に「どうする?」を追求すべき事が益々多くなりそうです。
今年も皆さんに参考となる事例を紹介し、一緒に明るく追求していきたいと考えております。

さて正月ということで、今回は湯けむり香る栃木県の温泉旅館のお話。
東北新幹線・那須塩原駅から車で30分ほど、那珂川沿いに旅館が立ち並ぶ板室温泉があります。その温泉街の中に室町時代1551年に創業した「大黒屋」という県最古の老舗企業と言われる観光ホテルがあります。
その老舗旅館の庭には、今では現代アートのオブジェが点在し、広いサロンではアーティストの作品展が開かれ、廊下にも室内にも至る所に芸術作品が飾られています。これらの現代アートの数々が、周囲の自然や雰囲気に溶け込み、板室温泉大黒屋の“空気感”を作っているのです。

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "板室温泉大黒屋① ~仕事は辛いもの?いえいえ楽しくできる術があります~"

List   

2018年12月27日

社会を元気にする、元気な企業の特徴①~太陽女子~

冬になり、だんだんとインターンシップ等の就職活動の動きが活発になってきました。
就職活動中の学生から(特に女子学生)よく出るのは、 明るい雰囲気の会社で仲間と一緒に楽しく働きたいということ。

“元気な企業”と聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうかm052.gif
多くの人が、働く人が笑顔で働いている企業をイメージするでしょう。

では、社員がみなが笑顔=楽しく働いている企業の特徴は何でしょうかm052.gif
多くの企業で共通しているのは、『女性社員が元気』であるということ。
taiyou-thumb

『太陽女子』という言葉があります。
太陽女子=みんなの活力を高められる女性
常に相手発で物事を考えていて、相手をやる気にさせたりする振る舞いのできる人。

“相手発”というのが重要で、会社で発生する課題を自分以外の仲間に発生した課題でも“自分ごと”のように捉えられるか。
課題を通して壁にぶつかったときも、“自分だけ”の課題ではなく、“みんなの課題”として捉えられるかが重要。
そうやって、みんなで乗り越えていく空気をつくることが、どんな壁もみんなで乗り越えていこう!という意識に繋がり、会社全体の活力にも繋がります。

当たり前ですが、太陽女子がたくさんいる会社は元気m051.gif
多くの企業が(本気でこの激動の時代を生き残っていきたいと考えている企業ほど)、太陽女子を求めています。
気をつけておきたいのは、メディアでよく取り上げられる小手先のスキルのような女子力とは違うということ。

そしてもう一点、企業の生き残りの明暗を分けるのは、『追求力』
答えのない課題だらけの社会で答えを出し、新しい社会を作っていくことが企業には期待されています。
社員一人一人の追求が不可欠なわけですが、その追求レベルを引き上げることができるのも太陽女子。
活力UP→追求レベルUP→社会全体の活力UP へと繋がっていきます。

ぜひこれから就職活動を進めていく学生のみなさんは、その企業に『太陽女子』はいるか?という視点で、
企業を見てみて下さい。
これからの社会を変えていく、素敵な企業がきっと見つかるはずです。

関連過去記事もぜひ一読下さいm027.gif
↓↓
http://bbs.kyoudoutai.net/blog/2009/11/735.html 女が元気な会社ほど組織として強くなる!

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "社会を元気にする、元気な企業の特徴①~太陽女子~"

List   

2018年12月26日

少子化、クルマ離れの中で抜きん出る南部自動車学校② ~”おだてる” じゃない ! ”ほめる”教習

南部自動車学校創業50周年を迎えた2012年に加藤光一社長は「三種の神器」を打ち出しました。
一つは前回取り上げた「担任制」ですが、第二は「ほめる教習」でした。今回も「『人』財経営のすすめ」(佐竹隆幸著:神戸新聞総合出版センター)から「南部自動車学校」の取組みを紹介します。

「ほめる」というと、苦虫をつぶしたような顔する人がいます。「ほめる≒おだてる」と勘違いしているからでしょう。そしてそういう人は、どちらかというと「叱り飛ばして、その反発をエネルギーにしてやる気を引き出す」というやり方を好むようですが、それは私権時代の活力を前提にした古いやり方かもしれません。今は若者でも活力を生み出すことから始める必要があるからです。その一つの手法として加藤社長は「ほめる(=認める)」こと推奨してきたのです。

加藤社長が生徒をほめようと考えた理由の一つに深刻な若者の車離れがあります。

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "少子化、クルマ離れの中で抜きん出る南部自動車学校② ~”おだてる” じゃない ! ”ほめる”教習"

List   

2018年12月19日

少子化、クルマ離れの中で抜きん出る南部自動車学校① ~担任制導入~

18歳人口は減少の歯止めも見えず、どの大学も生き残りをかけた動きに入っています。
一方「若者のクルマ離れ」が言われるのも少子化問題が顕在化した2000年頃から。
日本自動車工業会が今年4月に発表した昨年度乗用車市場動向調査によると、車を保有していない10~20代のうち「車を買いたくない」「あまり買いたくない」という回答が全体の54%を占めています。

この二重のマイナス状況の中でも、業績を伸ばしている自動車学校が三重県伊勢市にあります。
今回は「『人』財経営のすすめ」(佐竹隆幸著:神戸新聞総合出版センター)から「南部自動車学校」を紹介します。

南部自動車学校の創業は1962年。モータリゼーションの波に乗り順風満帆に売上を伸ばしたが、1973年の石油ショックで業績低迷。それを建て直した加藤智社長の跡を継いだのが、現在の加藤光一社長です。1962年生まれの加藤光一氏は大学卒業後→東京の商社に就職→28歳で退職→2年間他所の自動車学校で修行後→1973年に南部自動車学校に戻ってきました。
当時はまだ18歳人口も200万人を超えていた時代でしたが、バブル崩壊により不況・デフレの影響から自動車学校は価格競争の流れに差し掛かっていた。価格競争に飲み込まれてしまえば経営体力を消耗するばかりでなく、社員の頑張りも活かせない。近い将来の少子化の波がくれば沈没する危険性さえある。

そこで加藤光一社長が取り掛かったのが「担任制」導入でした。「担任制」って何??

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "少子化、クルマ離れの中で抜きん出る南部自動車学校① ~担任制導入~"

List   

2018年11月29日

シニアの活躍が社会の活力に!

人生100年時代。
各企業の定年年齢も次々に上がっています。
「少子化だからしょうがなくやっているのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、
定年=引退=まだ人々の期待に応える力があるのに役割を失うという、社会の活力を奪うような制度がやっと見直されてきたとも言えます。

そもそも、村落共同体が国中にあったころは、老人にも役割がありました。
村の子供たちに教育を授ける役割や、農作や治療等の生きていくのにかかせない知恵を伝承する役割、
人々の悩みを聞き、時に向かうべき道を示す役割等々。

それがあるとき、「サラリーマン」という職業が生まれてから、60歳という年齢で役割を失うことになってしまったのです。

ところが社会に目を向けると、60歳どころか、70歳でも80歳でも現役で社会で活躍している人々が大勢いますm051.gif
皆、自ら役割を維持し続け、または新たな役割を見つけ続け、それぞれの世界で「人々の期待にこたえ続けていく」ことで
活力をもって働き続けています。

CASE1:80歳超えの現役ダイバー
・千葉県館山市の荒川さんは、80歳を超えてもほぼ毎日、タンクを背負って海に潜る現役ダイバー。
18歳からダイビングを始め、船底の清掃や海難事故の行方不明者の捜索等、潜水一本で生きてきました。
35年ほど前からダイビングショップを構え、多くの人に海の楽しさを伝えることを生きがいに今なお現役で働き続けています。
lif18082914560020-p3

CASE2:80歳超えの現役ライター
・外国公館の首席通訳/翻訳官として長年勤務を続けた、島村泰治さん。現在はフリーランスとしてWEBライター等の仕事をしています。
活躍し続けているポイントの一つが、「スピード感」。社会の期待に「素早く」応えていく意識が、人間の能力を衰えさせない秘訣になります。

CASE3:80歳超えのプログラマー
・銀行員として働き、定年を迎えたころにITと出会い、80歳を過ぎてi phoneアプリを開発した若宮正子さん。
プログラミング言語Swiftをゼロから学び、81歳で「hinadan」というひな祭りをテーマにしたアプリを開発しました。
政府の「人生100年時代構想会議」の有識者議員も務める中、2018年2月には国連総会の基調講演にも立ちました。
アプリを開発した経緯は、現在発表されているどのアプリも高齢者には使いにくいと感じたから。
これまで、年寄は機器を使いこなすスキルがないと思われてきたけど、そうではない。
「テクノロジー側が年寄のことをわかってない」。視力や指先の繊細さ等、使いかがわかるかわからないか以前の生理的な問題が大きいとのこと。
失敗こそが生きる糧だと語る若宮さんは、「全てを学習の機会」と捉えています。
先読みが難しい時代だからこそ、極めるべきは「人間力」とも語ります。そのためにも、大人は子どもたちの好奇心の芽を潰さないこと。毎日知識だけ詰め込んで、試験に合格したら数学はサヨナラ、なんていう詰め込み教育とは、もうお別れした方がいいとm051.gif

80歳を過ぎてなお現役で、しかもアプリ開発の世界で活躍する先駆者の言葉は、社会のこれから向かう先を示しているように思えます。
TIMA5847-w1280

以前、10代の若者の可能性を取り上げましたが、http://bbs.kyoudoutai.net/blog/2018/09/6199.html
役割を見つけたシニア世代も社会の期待に応えようと動いています。
足を引っ張っているのは、むしろ世間で現役と言われている20~50代ではないか。
本気で社会の期待に応えようと、既存の制度を超えていける世代が増えていくことができれば、
社会の活力が大きく上昇していくことでしょう。

参考(CASE1) https://www.iza.ne.jp/kiji/life/photos/180829/lif18082914560020-p3.html
(CASE2) https://w-kawara.jp/aging-workstyle/20170810/
(CASE3) https://www.businessinsider.jp/post-161128

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "シニアの活躍が社会の活力に!"

List   

2018年11月28日

小ざさ ~店と客が「味」を守ることで40年以上行列が途切れない~

今回は「ちっちゃいけど世界一誇りにしたい会社」(坂本光司著:ダイヤモンド社)から学ぶべきことの多い会社を紹介します。

東京・吉祥寺のダイヤ街という商店街に「幻の羊羹」を売る「小ざさ」という店があります。店舗の広さは畳2畳のたった1坪。それでも年商は3億以上とのこと。

扱っているのは「羊羹」と「最中」のみ。値段も羊羹が675円で、最中が70円ほどのお手頃価格。
看板の羊羹は、一日限定150本商品。一人3本までなので、手に入る人は50人程度ですが、その羊羹目当てに北海道や沖縄など全国からやってきます。店の開店時間は午前10時ですが、朝8時半に番号札が配られ、その番号札があれば営業時間内に羊羹を買うことが出来るシステム。その番号札を手に入れるために朝4時から、盆暮れには朝1時から行列が出来始めます。これが何と40年以上続いている。

売上比でいえば10%程度のこの羊羹がどうしてここまで「小ざさ」人気を引き上げているのでしょうか。

にほんブログ村 経営ブログへ

続きを読む "小ざさ ~店と客が「味」を守ることで40年以上行列が途切れない~"

List