食料輸入の多い日本が現在のように食糧を買えるのも
・買うお金があり 
・市場には売るだけの食糧があるから 
最近水産業では日本の買い負けも目に付くようになって来ましたが、今後日本も貿易赤字が常態となる事、食糧輸入国に転じた中国やインドの人口増加が続く事、世界的な経済悪化や農業輸出国の農地の荒廃が進行している事を考えると、
・買えない 
・売るだけの食糧がなくなる(買い負ける) 
と、今後10年のうちにも食料輸入が儘ならなくなる事も大いに考えられます。
前回「皆農のススメ☆」 [1]では、キューバの事例の紹介がありましたが、自給自足的な食い扶持確保の必要性は漠然と感じている以上に高まっています。
日本の地に、作物を根付かせる=皆農のススメ
は急がれる課題です。
しかし、急に皆農といわれても。。。キューバが可能性を開いた時のように食い詰める
まで、日本での実現は無理なのでしょうか?
可能性を感じられるものがありました。 
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ズバリ、
家庭菜園や市民農園
です。
他国の事例を見てみると、何度か深刻な経済破綻を迎えたロシアが、それでも飢餓に陥らずに乗り切っているのも家庭菜園「ダーチャ」があるからだと言われています。
「ダ-チャ」は日本語で「別荘」の意味ですが、年間に800円程度支払い、郊外の国有地を分譲してもらう家庭菜園のようなイメージです。市民の大半が所有していて、サハリン州の農地面積の30%にものぼるそうです。家も建てて、ビニルハウスで苗を作り、100~200坪くらいの面積に花や野菜を育てています。
肥料には学肥料は殆ど用いず、堆肥工場で作ったミミズの糞や、牛糞、湖のそばに集まる藻と草花、木々を混ぜて2年間くらい置いて腐らせたものを肥料にします。ジャガイモ、キャベツ、たまねぎ、イチゴ、人参、ほうれんそう、豆類など豊富な種類の野菜を作り、ジャガイモは8割がたここで作られているともいわれています。
参考:ダーチャに感じる可能性? [2]
この家庭菜園や、市民農園、日本でも近年急速に需要が高まっています。ここ十年で公共の市民農園の面積は2倍くらいにしか増えていませんが、抽選倍率は非常に高まっているようです。家庭菜園用の耕運機のような製品も市場にでていて一寸したブームです。
参考:市民農園をめぐる状況 [3]
やらざるを得ないのではなくて、やりたい人が多いのが面白いところ
で、最近は身近でも引退後は農業という人が増えています

土地の手当てさえ付いてもっと広げられれば、家庭菜園や市民農園は食の危機の緩衝帯、皆農へのステップとしての可能性
を秘めています。
経済危機から、企業では解雇や仕事時間を短縮した減給、国では国庫を開いての雇用対策が検討されていますが、中途半端なワークシェアリングを行うくらいなら、余力を農業注ぎ、収入▼や食の危機に対応したらよいのではないでしょうか。
今はまだ個々人が趣味的にやっている市民農園ですが、企業や自治体が積極的に取組んで後押しして統合していくことで、高齢者の活力再生、人材育成、集団や地域共同体の再生、にも繋げていけそうです。