このブログを読んでいる皆さんも、仕事なり勉強なり、何かしら「成果」を求められる機会が多いのではないでしょうか?
いくらでも時間があるのなら、一定の質の成果を出すことはできます。しかし、現実には「限られた時間」で高い成果を出さなければいけない場面ばかりです。限られた時間でのパフォーマンスを上げるには、当然「仕事のスピードを上げること」が必要となります。
そこで重要なのが、「仮説思考」です。仮説とは、結論を先読みして、その結論をとりあえず仮置きしたものです。「こうしたい」という完成イメージも仮説の一種ですね。
なぜ仮説思考がスピードアップに有効なのかというと、「ムダが減る」からなのです。詳しくは下図を見て比較してみてください。
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(画像はakuzawa.net様からお借りしました)
このように、まずゴールを決めてから行動を起こし、間違いが見つかれば修正すればよい、とシンプルになります。
「でも、仮説を立てるって難しそう」という方のために、この投稿では「仮説を立てるヒント」を扱います。
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そもそも、仮説と言っても「良い仮説」と「悪い仮説」があります。
まず悪い仮説ですが、例えば「売上が伸びない原因」を探っている時、「担当のAにやる気がない」「若手が成果を上げていない」など、問題点を列挙しているだけの場合です。これではどう解決すればいいのか、糸口が見えませんね。
一方、良い仮説は「営業目標が曖昧だから、成果を上げない方が楽だと思っている」「商品知識が不十分だから顧客が相手にしてくれない」など、問題発生の原因がある程度解明されており、アクションに繋がりやすいのです。成果に繋がってこその仮説ですから、こっちの方が良いのは明白ですね。
さて、それでは「仮説」の立て方ですが、これは必要以上に難しく考えることはありません。まずは周りで起こる出来事に「なんで?」と感じることがスタートなのです。
例えば、「今日はAさんに元気がない」ことに気がついたとします。そこで「なんで元気がないのか?」→(仮説1)「最近仕事が上手くいっていない」(仮説2)「朝ごはんを食べてない」(仮説3)「実は病気」など、色々と理由を推測できます。
実はこれらが「仮説思考」なんです。
思ってみれば、普段からこういうことをしていませんか?「仮説を立てる」なんていうと身構えてしまいますが、要は「気付き」から「~じゃないかな?」と色々と推測することなんです。
ただし、まず周りを見ていないと「気付き」すら得られない点は要注意です。1人で悶々と何かを考えていてもそれほど良いアイディアは浮かんでこないし、下手をすると見当はずれな妄想しか出てこなかったりします。ということで、仮説を立てるためには周りに関心を持つことが重要です。
また、色んな人とのやり取りの中から仮説を立てられることも多々あります。会話の中で「最近A社が新商品出したらしいよ」などと情報が得られれば、新たな仮説に繋がります。それに、会議などで誰かがより優れた仮説を出してくれれば、それを組み入れて自分の仮説を発展させることもできます。
あと、データや資料から仮説を立てる方法もよく使われます。ただし、ここで重要なのは闇雲に調査してデータを集めるのではなく、「~を明らかにするためにはどんなデータが必要か」を絞ってから行動に移ることです。実際、これ自体が仮説思考ですね。あと、出すのは「答え」ではなく「仮説」なので、粗くて良いというのもポイントです。自分が気付きを得るためのデータだと割り切ることが大切です。
このように、仮説を立てる方法は沢山あります。多くの人が日常生活で無意識に行っているものもありますが、仕事で成果を出すには「意識的に仮説を立てる」ことが重要です。そのためには、普段から様々なことに関心を持ち、「なんで?」と感じて追求していきましょう。また、その際「AはBに決まっている」などの先入観を捨てることがコツです。「おでんは冬に食べるもの」という先入観を打ち破って夏におでん販売を成功させたコンビニなどが良い例です。
繰り返しますが、仮説はあくまで「仮の結論」であって、「答え」ではありません。間違っていたら修正すれば良いだけなので、構えすぎずに日常の気付きを追求してみましょう。こうやってイメージを最初に作って行動することが、結果的には作業のスピードアップに繋がります。