ネット上で140文字以内のつぶやきをやりとりするサービス「Twitter(ツイッター)」。

朝日新聞「ツイッターってなんだ」よりイラストを頂戴しました。
http://www.asahi.com/digital/techno/TKY200905170075.html [1]
すでに日本でも利用者が250万人を突破しているという無料サービスですが、このツイッターが新たな「広告」媒体として注目されている。
以下は、このツイッターで月収3千ドルも稼ぐ人の事例です。
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>ブログによる商品販売に続くものとして、現在は、ツイッターを利用するユーザー・消費者仲間に向けてたった『一、二行の文字』を送るだけで、高い広告収益を得ることができる。
(中略)
カナダの有名なビジネスのブログユーザーである周嘉良氏(John Chow )は毎日、ツイッター利用者である5万人のフォロワー に向け、最新情報を更新している。その中の一つに「M&M’sのチョコレートを個人向けに注文どおりに作ります」という広告情報は、彼に2百ドルをもたらした。これは、多くの有名人やブログユーザーが参加しネットで稼ぐ方法で、ツイッターによる販売方法(プレースメントマーケティング)である。
(中略)
ツイッターのプレースメントマーケティングは広告業界の最後の領域であるかも知れない。その優れた広告効果にアマゾン社も参加する予定である。このようなマーケティング、つまり、人々は自分が知っている有名人や著名人が推薦するものしか信じなくなり、新聞や雑誌、テレビやネットワークなどの形態の広告が、ますます効果がなくなって来ている。<
(大紀元日本11月29日http://www.epochtimes.jp/jp/2009/11/html/d90245.html [2])
ツイッターは今のところ創業者や投資家たちの資金で運営されており、利用料や広告料での収入は得ていない。だから、上記のようなツイッターを通じての販促活動は従来の「広告」とは異なり、企業(広告主)はツイッターを使った口コミマーケティングにお金を支出している、と言える。
確かに、今までも成果件数に応じて広告主が掲載先となるウェブサイトやメールマガジンの運営者(アフィリエイター)に事前に設定した報酬額を支払う「アフィリエイト広告」(http://www.okuramkt.com/dic/type/fee/affiliate.html [3])はあったが、両者は全く構造が違う。
「アフィリエイト広告」の場合、その広告を掲載したサイト運営者が仮に商品をサイト内で強く推したとしても、所詮サイト運営という課題の前ではオマケに過ぎず、バナー広告という釣り糸を垂らして魚が引っかかるのを待っている状態に近い。その広告を見た読者も“サイト運営のための資金稼ぎか”と醒めた目で見てしまうので、無駄の少ない成果報酬広告とはいえ、その効果の程はあやしい。
一方で、ツイッターの最大の利点は即時性にあるため、情報提供者の流した情報が当たれば一気に祭り場になるし、不評であればすぐに話題から消えてしまう。つまり、ツイッターの「広告」において情報提供者は営業マンであり、特に影響力のある有名人であるほど強い評価(期待)圧力がかかっているから、下手な情報(広告)は流せない。
※あの有名人も使っています。
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「オバマ大統領のTwitterアカウントに久々の投稿、経済問題の質問を呼び掛け」
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画像はメディア・パブさんhttp://zen.seesaa.net/article/116261841.html [4]から頂戴しました。
また、企業としてもその商品のターゲットに影響力のある人を使って(=広告料を払って)、ツィッターに情報を書いてもらうので、成果度が相対的に高くなるのは想像に難くない。また、仮に成果が出ない場合でも、読者の反響から効果の成否やその理由がわかるので方向修正もし易い。
こうして、広告主である企業はツイッターという評価空間での反響を通じて、「商品」×「情報提供者」×「読者反響」の各要素を独自にマーケティング分析することができる。そうすれば、従来の広告代理店なんていらなくなる。
とすれば、広告効果に対して無責任、かつ莫大な広告費をボッたくってきた広告代理店や、それらと結託したマスメディア(新聞・テレビ・雑誌)は、目下ネット広告に活路を見出そうと躍起になっているが、すでに企業の広告費削減が急速に進む中で、このツイッターの登場は彼らの息の根を止める可能性は十分にある。
確かに、一方のツイッターとてようやく市民権を得たばかりであり、現段階では電子版口コミの域を出ていない。しかし、企業が金貸しやマスコミ、広告代理店が差配する市場システムのしがらみから企業が脱出できる可能性が、この場(システム)にはある。
ツイッターというこの新しい関係システムの、今後の動向が見逃せない。