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「共同体の挑戦シリーズ1」~若き事業家たちと確かな時代認識~

みなさんは、共同体といったらどんなイメージを思い浮かべるでしょうか?
なんで屋サロンで聞いてみると、まず、日本人である我々は、地域共同体に近いイメージを持ち、70歳くらいの方になると、村落共同体がそのイメージの原型となる一方、若者たちにとっては、そのイメージが無い代わりに、まつりや仲間達の集まりといったイメージを持っているようです。
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さて、これから紹介させて頂く、 「共同体の挑戦シリーズ」は、生産体である企業において、37年前(‘72年)、当時の一般的企業形態である権力体という構造を排し、共同体という組織形態への転換により、業界屈指の成長率と成員の活力上昇を実現してきた、類グループの軌跡であり、今後の企業形態を考える上で、こうしたらうまく行くという実現過程そのものです。
最近では、類グループが母体となって運営している、なんで屋を訪れるサラリーマンなどから、これからの企業はどうなるのか?会社の活力をどうしたら上げていけるのか?といった疑問とともに、類グループの「共同体」という集団のあり方に対する関心が非常に高まって来ているのを感じます。
しかし、共同体とは決して甘い幻想の上に成り立っているのでなく、その成員の全てが、組織にかかる外圧に対峙し、常に事実追及を続けてきた結果により成立し、常に活力を維持し続けているものなのです。
これから、シリーズを7回に分けて、類グループがこの30数年の中で培ってきた時代認識と、それに適応してきた組織体制について紹介していきたいと思います。
今回は、その第1回:若き事業家たちと確かな時代認識です。

■ 若き起業家たちと確かな時代認識
 類グループは、37年前(’72年)、学生時代の6人の仲間によって作られた。平均年齢24歳。「皆の生きる場を、皆の手で築いてゆきたい」という思いが、市場社会の常識を破った共同体=類を生みだし、その後も、群を抜く生産性の高さと業界屈指の成長を生み出してきた。
 当初、設計集団として出発した共同体・類は、これまでに教育、農園、地所等、次々と様々な業種の生産集団を作り出し、『なんでや露店』と『るいネット』を両輪にして、マスコミに代わる共認形成の場を構築する新しい社会事業を世に問うところまできた。
 それらの実現を可能にしたのは、仲間みんなで運営する共同体であることが、社員一人一人の大きな活力を生み出し得た点が大きい。しかし、その様な共同体を作り出したことも含めて、本当の実現の秘密は、類の時代認識の確かさに(その中身そのものに)ある。
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つまり、組織として社会の変化に適応し成果を上げていくには、その時代認識の的確さが生命ということ。そもそも、社会に適応するには、自分たちを取り巻く様々な外圧を知る事から始まるのです。
もう少し深く知りたい人は、こちら「超国家・超市場論3 置かれた環境を貫く 闘争圧力を把握せよ」 [1]を参照下さい。
次回からは、その時代認識を紹介しながら、組織をどのように作って来たのか紹介してきます。
応援よろしくお願いします。

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