いよいよシリーズのスタートです。 😀 
第一弾は、新しいプロジェクトを立ち上げる時のキックオフミーティングを取上げます
キックオフミーティングでは、主催者以外のほとんどの参加者がプロジェクトのことを何も知らない・・・・・・ 8)
だから、主催者は自分の知っていることを伝えようといろいろと資料を準備します
そして、ミーティングでは準備した資料を‘説明’しようとしてしまいます
でも、資料を読むだけならミーティングの必要はないし、それでは、キックオフで一番大切な「これからみんなでやっていこう!」という雰囲気がつくれません
そこで、設計の仕事の統合役として、いつも活力のあるチーム運営をしている本田さんに
キックオフミーティングに向けて、どんな準備をして、どんな運営をすれば、みんなが興味とヤル気を持って課題に取り組んでもらえるの??
をテーマにインタビューして、その秘訣を聞いてみました 😀 
続きを読む前に、ボチッとお願いします
◆みんなに伝える時、どんなことを意識して準備をしていますか??
まずはその物件が上手く行くにはどうしたらいいのか?をとことん追求します
お客さんの性格みたいな部分ももちろんあるけれど、それ以上に大きいのはその業界はどういう業界なのか
その中でどんな外圧(=期待)があって、どう応えようとしているのか
というところ
そういう業界構造や、外圧を知ることで、お客さんがどんなことを考えて、どんなものを求めているのかが見えてくる 😉
そのために、例えば製薬会社の工場を設計するなら医療の本を読んでみたり、厚生労働省からはどんなことを言われているのかなど、一見設計とは全く関係ないところから追求します
この作業、一見時間はとってもかかるように見えるでしょ~ 🙂
けどね、この作業を最初にしておくことで、途中途中の判断が早くなるんだよ

だから、結局最終的には、早く仕上がる 8)
そして、一緒に仕事をする仲間には、その時に追求した中で、軸になる部分を伝えるようにしています

実際に仕事をしていると細かいことも含めてたくさん判断する場面が出てくる
だから、どうしてこの方針になったのかの、背景を伝えておくことで、みんなも判断しやすくなるんだよね

どうしよう?ってなった時、みんなが戻ってこれる軸♪を作るイメージかな
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後…結構専門的な物件だったら、用語集とかも作っちゃうよ
だってみんな調べるだろうから
それを最初に調べた人がそれをまとめておいたら、みんなの役にも立つしね
そういう追求がその物件だけでなく、いろんな社会の状況を知るきっかけにもなっているよ
◆他には??
後は、みんな物件やるからには“やる気をもって仕事をしたい”と思っているだろうから、「この物件はね~こんな風に考えたら、こんなことが実現できると思うんだ
」っていう充足イメージを膨らましながら会議のレジュメをつくるんだ
だから、充足イメージが固まるのと、会議のレジュメが出来上がるのが同時
会議のレジュメは読めば分かる
だから、会議では、レジュメの行間を語るイメージだよ
充足イメージがあるから、話したいことが溢れてくるんだ
そして、充足イメージを語りながら、一緒に仕事をしていくみんなをワクワクさせるんだ
◆う~ん、確かにそうしたらいいとはわかるけど…
仕事仲間であれ、お客さんであれ、相手をワクワクさせるのが苦手な人が多いのも確か
それは、「間違っちゃいけない」って気持ちが強すぎるから
「間違っちゃいけない」と考えてしまうから、当たり障りないように、表面的な言葉になっちゃう 😥
間違っていたりとか、抜けもあるかも知れないけど、みんなは当たり障りない方針じゃなくって、もっと先を知りたいんだよ
相手が求めているのは、実現しようとしている大きなイメージ
間違ったらいけないんじゃなくて、
よくも悪くも相手からの反応をもらうって言うのが大事
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当たり障り無く、なんとなくOKよりも、不十分がわかったほうがそこを受け止めて塗り重ねていけるじゃん

そうやって、みんなの力も借りて塗り重ねるイメージも重要だよ
実際、出来る限りの力で応え続けてたら、みんなも応えてくれる、そして、どこかで誰かが助けてくれる・・・・・
そういう自信もあるんだ
それに、準備が不十分でみんながモヤモヤして行き詰った時も、無理矢理用意した答えにこじつけるんじゃなくって、下がれるところまで議論を戻してみる
もう一度みんなでそこから考えてみる
みんなが明確に反応できるように
可能性を追求しきる
そこに尽きるよ 😀
キックオフミーティングの準備というテーマで始めたインタビューでしたが、“資料をどう準備するのか”ということを超えて話が展開、次のことに気づかせてもらいました
リーダーに期待されている役割は、一緒に課題をやるメンバーがその課題(課題の奥にいるお客さん)に同化できるように状況を伝えていくこと
・・・・・・「同化できるように状況を伝える」ためには、単に自分の知っていることを説明するだけでは不十分

まずは、メンバーに「身を乗り出してもらう」「反応してもらう」ことを意識して、準備も運営もしていくんですね 
まずは自らがその課題の充足イメージを膨らませていくこと

そして、その過程をみんなに伝えていくこと
・・・・・・「みんなが取組んでいくんだから、その課題が楽しいことを伝えないと申し訳ない。」という言葉が印象的でした
これはミーティングの資料準備の一場面だけでなく、日々の仕事の取り組み姿勢につながっていること
・・・・・・貫いているのは「相手発の仕事姿勢」
その姿勢があるから、相手発で仕事を進めているから、チームのみんなの活力が上り、戦力アップ=成果アップに繋がるし、お客さんからも高い評価をもらえていたのです
本田さんの仕事は状況が整理されていて面白い
すっきりする
との声をよく聞きますが、
それは誰より本田さんが一緒に働くみんなを活かす運営を考えて続けてくれているからこそなんですね
最後に、自慢話についての話もありました
「人の自慢って面白くない、って思われ勝ちだけど、お客さんからの評価を前提にした自慢話ならみんなの活力になるんだ
自慢話を避けることで、みんなの活力まで捨ててしまうのはもったいないと思うよ
」
これも相手発の仕事姿勢だったのですね
本田さん、ありがとうございました 😀 