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しごとカフェ2014⇒5 プロローグ

7月19日(土) 1回目となる「しごとカフェ」を開催しました。

しごとカフェ1_ページ_1 [1]
この企画は、学生と企業の交差点を繋ぐ事を主旨として、類グループの社会事業インターンの位置付けで企画したものです。イベント概要はこちらのHP(リンク [2])をご覧ください。

先日実施した1回目の開催レポートをお送りする前に、「しごとカフェ」をOPENしようと思った背景をまずお伝えしたいと思います。

 

■ しごとカフェ~プロローグ~

近年、就職活動の解禁日などが毎年議論され、年々開始時期が後ろ倒しとなるなど、大学における学業との綱引きが見られます。

ちなみに、2016年の就活スケジュールは、ざっとこんな感じ。

NGY201312010001 [3]3月~:大手就職情報サイトで採用・イベント情報など解禁
4月~:企業説明会
5月~:エントリーシート提出、選考(筆記試験、グループディスカッションなど)
8月~:内定

これはあくまでも政府要請に対する経団連としての回答であり、国内の全企業が足並みを揃える訳ではありません。しかし、これがまた多くのミスマッチを引き起こす要因ともなっています。むしろ、各企業共に学生との早期接触を図るためのインターンシップなどは年々増加傾向にあり、就活時期と無関係に内々定が出されたり、中小企業で先に内定を出しても、結局後に控えている大手企業との綱引きによる内定辞退が多く発生するなど、学生にとっても企業にとっても、なにかしっくり来ない状況が続いています。

ちなみに、国内全産業の総企業数は420万社以上。経団連への参画企業は1280社程。もう少し細かく見ていくと、小規模企業は全企業の87%、中企業は12.7%を占めており、大企業はわずか0.3%(従業員比率では中小企業70%、大企業30%)。学生の側からすると、今の時代は目先の安定を求める傾向が依然強く、親の期待も後押しする形で、やはり名のある大企業を目指す傾向は40%以上。ちなみに、大手就活サイト(○○ナビ)に登録している企業の数は、1.2万社程。ある一定の時期に、狭き門に向かってドドーッ!と学生が押し寄せ、大企業が地引網でガサーッ!とさらい、網から漏れてしまった学生は。。。

学業優先の為の後ろ倒しとは言え、真夏の一番暑い時期に面接周りが本格化する中、公務員試験や院試、卒論時期等との重なりもあり、学生にとっても手放しで喜べるような状況では無いようです。

と、ざっと次年度の就職活動前夜状況を整理しましたが、毎年のように時期が変わり、かと言ってミスマッチ対策は一切行われず、ネット就活全盛期となった今、企業・学生ともにどこか諦めと妥協を抱えたままに人材募集を行うしか無い、といった状況が垣間見えてくるのです。

一方で、新人の入口だけでなく、就労人口そのものの減少、という出口側の問題も大きく立ちはだかっています。非正規雇用者の増加、少子高齢化、という現実です。財源圧迫の主要因ともなっている福祉政策とも絡まりつつ、定年退職年齢の引き上げ等が今後予定されています。社会的にも、セカンドキャリアに向けて40代のうちから考えましょう、といった事が議論され始めており、一部の大学ではシニア世代の取り込みなども始まっています。今の20~30代は、将来年金が貰えなくなる可能性も十分にあり得ると考え、若いうちから倹約・貯蓄を心掛ける若者も多く見られます。

人口減少社会に向けて、今後市場が益々縮小して行くのは当然の事であり、仕事や働き方そのものがガラッと変わっていく転換点に立っていると言えるでしょう。つまり、大学や企業を取り巻く環境は既に激変期に入っており、いかに安定を求めようとも、根本から秩序が崩れ始めており、ミスマッチどころか制度や倫理憲章との不整合が至る所で噴出して行くことが予測されます。

 

これって、実に面白い時代の始まりです!

 

t140171021876600839226従来の常識が通用しない。言い換えれば、常識に囚われる必要が一切無くなった!という事です。

学歴、企業規模、資本金、閨閥、学閥、グローバリズム、アベノミクス。

それがどうした?

51MAKJEYFGL._SL500_AA300_ [4]極めて冷静にここ数十年の資本主義社会を俯瞰すると解ることですが、1970年以降の市場経済は一貫して国債依存とバブル経済による延命を図ってきたに過ぎず、所謂エリート達は何も仕事をしてこなかった、と言うのが実態です。物的豊かさの実現によって私権そのものが衰弱してきた社会の流れに逆行して、ひたすら私権のみを追求し、試験問題の暗記に励んできた者が、今の統合階級です。彼らは、予め与えられた答えを出す能力に秀でているに過ぎず、自らの頭を使って不整合な現実を突破しようとした形跡は一切ありません。市場縮小というかつて無い現実に対し、最も不適応な存在に成り下がったと見ても良いでしょう。なりふり構わぬ強権発動、不正選挙の数々。まさに負け犬の遠吠えです。

面白いことに、市場の成り立ちを振り返ると、そこには多くの「だまし」の歴史が積重ねられています。希少価値、戦争、911、テロ、陰謀論、金融経済、環境問題。全ては仕組まれた幻想に過ぎません。権力側の暴走が加速するほど、だましのメッキが剥がれ落ちていきます。

市場拡大がダマシの歴史であったとすれば、
市場縮小は現実回帰の歴史となっていきます。

c7eca25f [5]仕事をする上では、現実に立脚し相手の期待に深く同化する為の追求力差が、成果を左右する時代になったのです。良い仕事を追求すれば、しっかりと成果となって表れる。働く者にとって、これほど嬉しい事はありません。勤勉、実直な日本人のDNAを、そのまま活かしていけば良いのです。

こんな可能性に充ちた時代が到来した。まずは、この現実を多くの学生・社会人と共有したい。そして、自分たちの持つ可能性を、存分に開きだしてもらいたい。

「しごとカフェ」はお気軽なネーミングですが、これからの時代を生き抜く【志】を形成し、集い、【大志】を練り上げて実行に移す拠点として、始めました。決して大げさな話ではありません。むしろ、時代の要請とも言えるこの転換期を、是非一緒に楽しみましょう!

という事で、次回は第一回の開催レポートをお届けしますね。お楽しみに♪

また、「しごとカフェ」の2回目は、8月23日(土)15時~開催します。

高校生・専門学校生・大学生は無料参加!

一足先に、社会の状況を掴む為にも、多くの社会人と直接ディスカッションの出来るこの機会を、是非積極的にご活用下さい!

参加申し込みはこちらのリンクからhttps://ssl.rui.jp/knw/form.html?e_no=13 [6]
沢山のご応募をお待ちしています♪

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