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気づく力を高めるにはどうする?

通学・通勤の道端にある自然、町の様子、普段一緒に過ごす仲間の変化(元気そうか?元気がなさそうか?)、
そして社会の変化(ニュースで流れる事象への違和感、教科書に書かれているものと違う現象)等
・・・あなたは気づけていますか?

学校教育や、ネット依存が象徴するように、対人・対自然の関係・追求が希薄になり、
現代人は『気づく力』が失われています。

「仕事ができる人」「優秀な人」「信頼されている人」そう聞くと、どんなイメージを持ちますか?
いずれも、もくもくと一人で作業をこなしているようなイメージではないでしょう。
必ずそのイメージには、『たくさんの相手・人』がセットになっているはずです。

気づく力が失われているというのは、「人と一緒に仕事をする=人ととも生きる」力が失われていると
いっても過言ではないでしょう。
その際たる原因が、対象不在の踏め込み型学校教育であることは言うまでもありませんが、
どうすれば『気づく力』を取り戻すことができるのか。
※子どもたちは一刻も早く社会へ出て行くことが突破口だとして、大人はどうすれば良いか。。。

○脱「与えられる側」思考
気づけない=思考停止しているということです。
では、なぜ思考停止してしまうのか?
それは、常に「与えられる側」に立っているから(立ってきたから)。
教育が際たる例で、ほとんどの場合が知識を与えられるだけの場になっている。
それでもテストで点を取れば評価される異質な空間。

そのまま大人になると、社会に出ても仕事(課題)は上(上司)から与えられて、
それをこなすだけで良いという意識になる。
だから、自分の仕事以外は「関係ない」。つまり自分のこと以外は考えない。
これでは思考が働きようがありません。

★突破口は、役職を超えて課題をつくり出す側に立つこと、組織をつくる側に立つこと、
 社会をつくる側に立つこと。

○ひたすら「なんで?」を追求
「自分には関係ない」ことなんてない!と腹を固め、とにかく対象世界を広げることが重要。
「なんで新型ウイルスのニュースばかりで、アメリカで大流行しているインフルエンザはニュースにならない?」
「なんでサラリーマンは活力が低い?」
という社会課題や、
「なんで人間には毛がない?」「なんで生物は雄・雌に分かれた?なんでこんなに性質が違うの?」
という生物史的な課題や、
「なんでこの人はこういう表情をしている?」「なんでこの人はこういう言葉を発している?=期待は何?欠乏は何?」
という日常課題まで、

★とにかく『なんで?』を追求すること。そうして、狭かった対象世界を広げることが、
『気付きのレンジ』を広げていきます。
※就職活動中の学生は、自己分析なんてしてないで、とにかく対象世界を広げてほしい!

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