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今何を追求すべきか?

人材採用活動をしていると、学生によく聞かれることがあります。
「学生時代にしておいた方がいいことはありますか?」
答えるのは、「誰かと何かを、とことん追求すること」。
決まって聞くのは、「あなたには、何か追求したいものがありますか?」ということ。

この質問の答えは大きく二分します。
何かしらの追求テーマが出てくる人と、何も出てこない人。

社会人はどうでしょうか。追求したいテーマがある人はどれだけいるでしょう。
感覚的にではありますが、社会人になると追求したいテーマを持っている人は、すごく少ないのではないでしょうか。
アメリカの調査会社の結果で、「熱意をもって働く人の割合」というデータがあります。
驚くべきことに、日本の割合はわずか「6%」

もしかしたら、この割合と、追求したいテーマの話は密接にリンクしているのかもしれません。

熱意や活力というのは、追求することで生まれるものだからです。

先日そんな追求テーマが浮かばない学生と話をしているときに、
その学生が「これだ!」と可能性を感じたテーマがありました。

それは、「生物史や自然の摂理」を追求することです。
例えば、人類の進化の過程を遡って追求し、「集団とは何か」「人間が持つ機能とは何か」を追求すること。
例えば、男女の機能の違いを追求すること。
それらすべてが、日常の仕事や人間関係に直結していきます。
学生であれば、サークルや学生団体をまとめる・統合するという課題。
社会人であれば、やはり企業や部署の自集団をまとめる・つくる、人材育成をするという課題。
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そんな自然の摂理を追求するのに最適なのが、「実現論」です。

序文:リンク [2] 、 前史:リンク
生きとし生けるものは、全て外圧(外部世界)に対する適応態として存在している。
例えば本能も、その様な外圧適応態として形成され、積み重ねられてきたものである。
また全ての存在は、本能をはじめ無数の構成要素を持っているが、それら全ては外部世界に適応しようとして先端可能性へと収束する、
その可能性への収束によって統合されている。また、外部世界が変化して適応できなくなってくると、
新たな可能性(DNA塩基の組み換えの可能性)へと収束し、新たな可能性(例えば、新たな配列)の実現によって進化してゆく。
従って、歴史的に形成されてきた存在は(=進化を重ねてきた存在は)、生物集団であれ人間集団であれ、
全て始原実現体の上に次々と新実現体が積み重ねられた、進化積層体(or 塗り重ね構造体)である。
つまり万物は、それ以前に実現された無数の実現体によって構成されており、それらを状況に応じたその時々の可能性への収束によって統合している、
多面的な外圧適応態である。
=引用終わり=

これは実現論前史冒頭の文章。
このような認識が実現論には多分にあります。
あとは、その認識を共に追求し・深めていく仲間と、認識を実践に移す気概なのだと思います。

この夏、いやこれから先、あなたは何を追求していきますか?

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