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構造認識はこう使う!シリーズ~4.社会に出ても役に立つ試験勉強とは?~

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皆さん、こんにちわ。hiromiです
構造認識はこう使う!シリーズも今日で4回目
1.仕事のヤル気はどこから出てくるのか? [1]
2.主体性とはなにか? [2]
3.成果が出せるスケジュールの組み方を教えます! [3]

と、これまでの3回の記事は、「仕事とは何か」「どういう態度で臨めば良いのか」といった所に焦点を当ててきました。
どちらかと言えば若手社会人向けでしたね。スケジュールの記事は実践方針として、是非使ってみて下さい
さて、これから本シリーズは、組織全体の活力を上げるには?という中堅以降の社会人向けに焦点を当てていきます。
こうご期待くださいませ
今日は、その節目のコーヒーブレイクとして、【学生の方】を対象に記事を書いていきたいと思います。もちろん新社会人の方にもおすすめの内容になっていますよ。

テーマはずばり「試験勉強」。

学校の勉強の中心には試験勉強がありますよね。面倒くさいな・・・と思っても、なんだかんだで避けては通れない(笑)
社会に出てからも資格試験のために日々勉強している方も多いと思います。

この試験勉強をどうやって充足課題にし、そして、社会に出てからも役に立つようにすれば良いか?というのが今回の記事の主旨です

気になりますよね 😀
それでは行ってみましょう!



あなたは試験勉強にどうやって臨む?
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例えば、
過去問を解く・テキストを暗記する。
選択問題だったら、解法のパターン、というものも存在します。
分析された過去の傾向を押えるという王道の勉強方法です。
時間はかかるものの、徹底的にやれば、合格という目標に達することはできると思います。
しかし、この方法では限界があることも覚えておいてください。

「一つの問いに対して、一つの答えしか導けない」
「自分が理解できる範囲以外は捨象されてしまう、或いは気付けない」

という限界があるのです。

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一方、社会で求められているものは何でしょう?

それは「知識」よりも「判断」です。 【現実は刻一刻と変化していくもの】だからです。

だから、「変化していく課題を抽出する力」が求められていると言い換えることができます。
知識自体は無駄では無いですが、用意された問い・答えでは「課題抽出力」は養われないと考えた方がいいでしょう。

また、「自分が理解できる範囲の勉強」 というのも落とし穴があります。
仕事の場面では、そのような半端で部分的な勉強は求められてはいません。あくまで顧客に提示する「答えや方針」を出すための勉強が求められているのです。

一方で、試験勉強は現実課題でもあります。
試験勉強やっても意味無いんだぁ・・・と割り切るよりは、
「もっと積極的に取り組むためにはどうしたらいい?」
「もっと内容を理解し、定着させるには?」
「もっと試験勉強を充足課題にしたい!」

と、できればしたい。
ありますよ!その方法!!

まずは、↓の引用記事を読んでみましょう。

『現実の場面で必要な能力を養う勉強方法とは?』 [4]
◆試験制度の弊害の一つは、合格に必要な知識や能力が、現実の役に立たないことである。
または、予め答えまで用意されている設問を解くという方法が、過去の設問を分析し、暗記したり、パターンを把握するといった短絡的な思考方法を生んでしまっていることである。
確かにこのようなやり方で試験に合格することもできるが、すぐに忘れたり、実際の仕事の場面で役に立つということは稀である。
では、現実で役に立つ能力とは何か?
◆結論から言うと、現実の仕事場面で必要な能力は、「今、何が求められているのか?」という【課題を抽出する力】である。
実際に事務作業でも、営業でも、モノづくりの場面でも、成果物を作成する前に、どれだけ課題を把握し、整理することができたかが、その成果の質とスピードを規定することは誰もが納得するところだろう。
また、意識生産・共認社会の中では、【(これまで誰もが気付きもしなかった)課題を生み出す力】と言っても良いかもしれない。
そして、新しく見出した課題を一人で解決するのではなく、【誰かに伝えて、成果をお互いに共有するための能力(=共認形成力)】こそが現在求められているのだと思う。
◆だから、『問題文をひたすら一人で解く』というのではなく『問題文(課題)を作り、誰かに答えてもらう』という発想が必要ではないだろうか。
この方法は、問題文を考える過程で、
「相手に何を知って欲しいか、そのためにはどの例題を出したらいいのだろうか?」と課題を考え、整理する絶好の訓練になるし、
解答を示し、相手に納得してもらう過程で、
「参考書にこう書いてあるから、では不十分だから、なんでこの答えが得られるのか?を相手に伝えていこう」という追求力と共認形成力を養うことができると思う。

これを図解化してみると、こんな感じです。
(多少本文に合わせて変更しているところはあります)
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どうでしょう?

『問題文をひたすら一人で解く』というのではなく『問題文(課題)を作り、誰かに答えてもらう』という発想。

現実場面と同じ状況を作ったら良いのです。
誰かに充足してもらうのが仕事なんですから、「どんな問題を出したらいいかな?」充足イメージを膨らませて考えてみる♪
誰かに教えているつもりが、自分のためになった、というのもよくある話です。その過程で自然と問題を整理しているのです。

こっちの方が、楽しいし、重要な部分幹がつかめるし、記憶が定着する!

少し余談ですが、僕自身も社会人になってから、資格勉強でこの方法を試したことがあります。
お互いに例題を出したり、問題を作ったりしてたら、それが実際の試験に出て、後で二人で「あれ、出たね!」と笑ったものです。

なにも問題を出す相手は、試験勉強の当事者でなくても良いと思います。
親・先輩・上司・・・、周りの人に色々聞いてみたら良いのです。


「誰かを巻き込む」というのも立派な仕事能力の一つなのですから。

今日はこの辺で。
来週の記事もお楽しみに

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