お待たせしました
よしたつです 😀 。
企業を活力ある場に変えたい!共同体化への理論的基盤(1) [1]
企業を活力ある場に変えたい!共同体化への理論的基盤(2) [2]
企業を活力ある場に変えたい!共同体化への理論的基盤(3) [3]
企業を活力ある場に変えたい!共同体化への理論的基盤(4) [4]
企業を活力ある場に変えたい!共同体化への理論的基盤(5) [5]
このシリーズも今回で6回目を迎えることができました!今日扱うテーマは、前回 [5]の続きになります。ちなみに前回は、本源集団としての人類の歩みを見ていきましたね。今回は本源集団の解体過程を追いながら、市場社会の起点となった背景を見ていきます。

本文は大きく2段構成になっています。
1段目は、集団第一であった本源集団の中に、どのようにして私有意識が芽生えていったのか?私婚→私権の共認過程について。
そして、2段目は、市場の拡大とは何を原動力として実現されていったのか?市場の拡大の流れを見ていきます。
では、早速本文に入って中身を深めていきましょう。
とその前に、是非とも応援クリックお願いします。
国家は、遊牧部族の父系制=私婚制度(一夫多妻→一夫一婦(妻))を踏襲した。この私婚制のもとでは、自分たちの住居や食物などの私有要求が強くなり、当然の如く、私有権が共認されてゆく。だが、私有権が共認されると、社会の全ての物財は悉く私有の対象となり、人々は私権を確保しなければ生きてゆけなくなる。つまり、私権の共認は、否も応もない私権の強制圧力を生み出し、誰もが私権の獲得を目指して私権闘争に駆り立てられることになる。こうして個体も、集団も、国家も、全てが私権の獲得に収束することによって統合された、私権統合社会が出来上がった。
ここから読み取れるのは、今まで集団第一であった本源集団に変化の兆しが生じたということです。それは、自然外圧の変化に伴い生産形態を徐々に変化させていった結果、新たな生産体としての『遊牧』が登場したあたりからになります。

遊牧という形態は、豊かな大地を求めて長期間集団から離れて行動する別部隊としての【遠征集団】と集団の中枢として生産と生殖を主要に担う【拠点集団】という2系列の集団で構成される生産形態を基本とします。うち、遠征集団は初めの頃は長期遠征をする男だけの集団で構成されていたのが、乾燥化に伴い遠征期間が数日から数週間、数年間と延びたことに伴い、女を連れて移動する形態に移行ようになったのです。これが、女性が集団に残り、男が集団を離れて移動する母系性から、男が集団に残り女が集団を移動する父系性への転換点になったのです。
父系制は、のちに女を男の所有物として認める私婚制度を法制度化し、女の安定基盤の消失とともに集団内自我が強まっていくことになります。これが本源集団の崩壊→私権色の強い集団の誕生を導くこととなったのです。
このようにして私婚制度は、私有要求・私有意識を集団内に芽生えさせ、たことで、個人も、集団も、国家も私権に収束し、全てが私権で統合された社会を形成するようになりました。このようにして私権時代以降の集団は、私権社会の住人へと化していったのです。
やがて国家に集積された巨大な富を原資として、とりわけその富を消費する宮廷サロン=性市場を彩る為の金・銀・宝石・毛皮・絹織物・胡椒等の交易市場が生まれ、その後、近世(ルネッサンス)、「恋愛至上」に導かれて、性市場が都市全域に広がるのに応じて、商品市場が急拡大していった。この、性の自由→性市場→商品市場の拡大の流れは、近世から近代を貫いて現代に至るまで、全く変わっていない。こうして、市場は世界中に拡まり、先進国の人々は豊かさを手に入れると同時に、環境を破壊し、肉体を破壊し、精神を破壊し続けてきた。
先のように私権で統合された社会では、私権の獲得量がそのまま序列の勝者となります。その最たる勝者が国家を統合する君主や貴族達であったわけです。彼らは、その富を利用し、女や周囲からの名誉や評価を得るために性市場に傾倒してゆき、趣向品ばかりの商品市場にそれらをつぎ込むようになりました。これが、市場を拡大させていく直接な原動力となっていたのです。

以上から、市場の拡大の源泉とは『性市場』にあったことが見えてきます。そして、その市場拡大の基本構造は、現代に至るまで全く変わっていません。このようにして企業を取り巻く環境は、市場を拡大する路線で、歩み続けてきました。ところが、70年以降、バブル崩壊、山一倒産、そしてモノが売れない時代へと突入していく中で、誰もが市場は拡大し続けるものだという神話は見事に崩壊しました。70年以降の市場に何が起きたのか?その原因追求は、次回の投稿に続いていきます。
今回はここまで。読んでくださりありがとうございました。続編をお楽しみに!!