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「大転換期を生き抜く」シリーズ3-1音♪リズム♪人類の追求~リズムと生命活動の関連性~

さて、前回告知 [1]した通り、今日から新しいシリーズの追求に入ります♪

新シリーズ第一弾~リズムと生命活動の関連性~

追求スタートです♪
まず最初に最も基本的な「音」の構造について整理をしておきます。

■音とは何か?

私達は一般的に聴覚を通じて周囲の音を感知しますが、人間が感知できる音の領域は特定の周波数帯(可聴域:20HZ~20KHZ)に限られている事がわかっています。

周波数という言葉が示すように、音とは波形を持ったエネルギーの事を示します。あるいは、様々な現象によって生じる「振動」を伝達する媒体であるとも言えます。しかもその媒体は、多種多様な音量・音質・音色といった膨大な情報量を持っています。

また、これらの現象の基礎を成す物質を構成する(今現在解明されている範囲における)最小単位が素粒子です。音、素粒子など、目には見えない現象世界と生命活動の関連性から、まずは紐解いて行きたいと思います。


■音と生命の関係性                               

まず最初に、私達人間にとっての音の存在理由を考えていきましょう。

地球上には、ザックリ分けて単細胞生物と多細胞生物の2種類の生物が居ます。見た目には大きな違いがあるように感じますが、この両者に共通するのは、いずれも“細胞の群れ”によって構成されている、という事です。いくら単細胞と言っても、細胞単体では生きていくことは出来ません。そして、群れを形成する為には、細胞と細胞の間を繋ぐものが必要となってきます。
 

まずはその仕組を見て行きましょう。
細胞間はテラヘルツ波により共鳴振動している。 [2] より

「細胞はテラヘルツ波という波長の電磁波により共鳴振動しており、生命活動にとって重要な役割を果たしている。」
テラヘルツ波というとあまり馴染みの無い周波数帯の電磁波ですが、肝臓細胞に吸収されたり、遺伝子に吸収されたり、細胞をつくっているミトコンドリアに吸収される事が分かっています。
また、私たちの生命活動の中心になっている有機高分子は、すべてテラヘルツ波領域の共振周波数です。

さらにNASAにおける「宇宙船内における人間の生存条件」という研究では、太陽光のうち波長8~15μmの赤外線=テラヘルツ波が生物の生存に欠かせない事が分かるなど、生命活動に欠かせない電磁波として認知されつつあり、「細胞間の共鳴」現象も単なる仮説ではなく現実味を帯びてきています。

細胞にこの様な性質が存在するとすると、私達がテレパシーと呼ぶ現象も不思議な現象では無くなります。

以下、引用です。リンク [3]
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細胞どうしがどのように情報伝達をおこなうのか

ドイツ生まれで英国で活躍した物理学者ハーバート・フレーリッヒ(1905-1991)は、1960年代後半、つぎのような仮説を提唱しました。

「細胞は、テラヘルツからミリの長さの波長帯で共鳴振動しており、その振動が生命活動に未知の重要な役割を果たしている」

細胞がふたつに分裂したり、細胞が皮膚や骨や心臓などに分化したりするうえで、“司令部”のような役目の存在はありません。

たとえば、人間は「おまえは皮膚になれ」とか「きみは骨になれ」といった命令をどこかから受けて細胞が皮膚や骨などの一部になっていくというようなからだのしくみをもっていません。細胞は、自分のまわりの細胞のたちの状況から、“空気を読んで”、皮膚になったり骨になったりしていくともいわれています。

細胞が分裂や分化をするからこそ、人には組織や器官ができて、人らしいかたちになるのです。こうした細胞の営みでは、細胞どうしの情報伝達がおこなわれていて、その情報伝達手段として、細胞どうしが微弱な電磁波を出しあっているのだとフレーリッヒは考えました。

フレーリッヒの仮説によると、細胞は情報共有をするために「テラヘルツ波」や「ミリ波」という波長帯の電磁波を発します。

テラヘルツ波とは、1秒間に1兆回ほどの振動を起こす電磁波のことで、ちょうど可視光線と電波の中間の波長帯にあたります。またミリ波はテラヘルツ波よりすこし波長の長い範囲にある電磁波のことです。

細胞どうしが、とても小さな波長の電磁波を出し合う。細胞の“ご主人”である人間にも感じられぬほどの弱さで細胞たちは“プルプルプルプル”と共鳴的に振動しあう。これで、“未知の”情報伝達をしあう、というのです。

如何でしょうか?

私達は普段から周りの人々とのコミュニケーションを取る事によって生活秩序を保っていますが、それと全く同じことが体内でも行われているという事です。当り前といえばそれまでですが、波動という“間を繋ぐもの”の存在が無ければ、生きていくことすらままならない訳ですから、とても重要な役割を担ってくれている事が解ります。

■テレパシーは実在する                             

私達の存在は“間を繋ぐもの”によって成り立っていますが、繋ぎ方にも様々なパターンがあります。つまり、音・光・電磁波などの波動の絶え間ない変化を感知し、または受発信を繰り返すことによって全てが構成されています。

現在では、携帯電話の普及によって遠くはなれている人同士でも簡単に連絡を取り合えるようになりましたが、これも一種のテレパシーと言っても良いでしょう。しかしそれ以前に、機械を使わずとも情報を交換・共有する機能を元々持っているのです。ただ、普段は無意識に行っているそれら目に見えない現象を、超能力や超常現象などと言い特別なモノとして概念化したが為に、何やら信じがたい代物扱いをされているに過ぎません。

改めて、物質の基礎となる素粒子の性質を見て行きましょう。
素粒子の性質とテレパシー [4] より

素粒子は「非局在性」という性質を持っています。

非局在性とは、
「この宇宙におけるあらゆる現象が離れた場所にあっても相互に絡み合い、影響し合っているという性質」
のことを言います。

なぜそうなるか分からないけど、実験結果としては存在する。

その様な不思議な性質ですが、テレパシーや記憶等の現象を説明できる可能性を持った非常に興味深い性質です。

やや難しい文章ですが、紹介します。 リンク [5]
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■すべては量子の波動である

空間のあらゆる点は他の点と同じであり、「非局在性」なのである。

相互結合性の結論から導かれたこの非局在性の概念が意味することは、ある現象の原因が、たとえ粒子間の動きであっても、すべてのものは全体としての宇宙と分かちがたく結びついているので、その原因は現象そのもののなかに存在しないということを示している。

これは、私たちの住む本当の現実のなかには、それだけで存在しているというものはありえない、ということを表している。
私たちを含めたあらゆる事象がともども、一体性のなかに包み込まれていることを意味しているのである。

だから、すべての事象が個別的な粒子の形をとるならば、二つの粒子の相互作用は、一つの分割不可能な連結状態という関係性を構成することになるのだ。つまり、いったん結びつくと、宇宙の果てまで引き離されても、一方に変化が生じると、他方も瞬間的に応答する関係性が生まれるのである。

「関係性こそ非局在の証し」。物理学者ベルによって数学的に証明され、ベルの定理と呼ばれる。ある現象の原因がその現象のなかには存在しないという、非局在性の空間概念の基となったこの関係性の存在が、量子物理学で提起されたのは20世紀前半であった。
ベルが厳密な数学的解釈に基づいて引きだしたこの「遠隔系の量子結合」の証明の意味するものは、まさに空間が非局所性であることを示すものである。

(中略)

物理的実体とは、通常のエネルギーの態様である波動でのエネルギー交換という相互作用を通して、波動が粒子様態となって表現され(相補性の関係・相補的関係性)、それらの粒子間で引き合う力が生じる結果、つまり共鳴という引き合う力による連結状態が生じる結果、エネルギーの波動が具象化したものである。

私たちの心と外界の具象の両者は、けっきょく一つの秩序から出現するものなのだ。この秩序を生みだす全体とは、宇宙を構成する一次的現実のエネルギーの波動という量子スープである。

交差する無限の波動に満ちている宇宙は一つのホログラム(であり、宇宙のどの部分もそのホログラムの断片であると考えられる。そこには、宇宙の時空に関する全情報がすでに含まれていることになる。この統合性の力(織り込まれた秩序)が共鳴力による連結状態を生み、具象化を促す潜在的可能性となる。

ある相互作用がいちど波動間で生起すると、それ以後その相互作用のパターンが他のパターンよりも生じやすくなる。言い換えれば、その作用に関連した場が発現するのである。そしてそのことが繰り返されると、それがまた場にフィードバックされ、場の影響力はますます強められることになる。

累積記憶とは、世代から世代にわたる長期間、相互作用の繰り返しによって形成された、強力な場のこと。最初に場を発現させた個人が死後もその場は存続し、次の世代に承継される。

(中略)

きっかけがなんであれ、ある相互作用がいちど波動間で生起すると、それ以後その相互作用のパターンが、ベルの定理にしたがって、他のパターンよりも生じやすくなる。言い換えれば、その作用に関連した場が発現するのである。そしてこのことが繰り返されると、それがまた場にフィードバックされ、場の影響力はますます強められることになる。

個々の具象の表現形態は、あるきっかけによる相互作用を通してそれぞれのM場(形態形成場)に形成され、その形成結果である表現形態はいちど形成されると、その後そこにずっと維持される。再度その相互作用が生起するたびに、場にそれがフィードバックされ、そこで既存の表現形態と「形態共鳴」が起こり、かつそのM場の非物理的影響力も強まり、同一の表現形態がますます表れやすくなる。つまり、その場にある種の内蔵された記憶ができるのだ。

 

■リズムという記憶装置                              

全ての物質の存在は、それらを繋ぐ媒体の相互作用によって初めて認識され、繋がった瞬間に形成される秩序の増幅作用がエネルギーを生み、場を形成する。つまり、音の波もまた一定のリズム(波形)を形成する事によって相互間を繋ぐ強力なエネルギーを形成し、同時にその秩序を元に再現性を高めていく作用を持つという事が解ります。

生命は、絶えず変化を続ける外圧に対する適応態として存在する。その適応過程における記憶伝達に、音・リズムが生み出す秩序は不可欠な要素として関わりを持っているのです。

次回は、
2.リズムと人類進化・脳進化
について迫ります。徐々に身近な音の存在と結びついてきますので、お楽しみに!

■その他参考投稿                                              

“氷の世界”という絶望的な環境の中で細胞間シグナル=多細胞生物の萌芽が育まれた [6]

細胞膜の「認識機能」 まとめ② ~細胞間連絡システム~ [7]

シリーズ 超極小『素粒子』の世界1 ~基礎編①~ [8]

シリーズ 超極小『素粒子』の世界17 ~物質ってどうやってできてるの(1)-化学結合の仕組み- [9]

シリーズ 素粒子とテレパシー3~細胞同士はテラヘルツ波で共鳴する事で情報伝達している。~ [10]

[11] [12] [13]