2014年03月27日
「大転換期を生き抜く」シリーズ3 音♪リズム♪人類の追求~プロローグ~
皆さん、こんにちは。今日から、また新しいテーマに入ります。
新テーマは、全ての生物に共通するリズムの追求です。
音・光・波動など、一定のリズム(波)を刻む現象には、どんな意味が隠されているのでしょうか?
通常、私達は音楽を通じてリズムを感じます。この音楽には、始まりと終わりがあり、かつ一定の時間軸で一定の拍子を刻むことによって、印象に残ったり心地よさを感じたりします。しかし、そうした意図的な音の組み合わせに限らず、私達の周りには常に様々なリズムが存在し続けています。
地球が誕生し、生命が生まれ、およそ38億年もの歴史を刻みながら、今もなお刻々と流れ続ける音がある。私達は、呼吸を合わせる、気合を入れる、歩調を整えること等を通じて、相手への同化を試みる。相手の持つリズムに同調した時には、深い安心感や一体感を感じる。
生命の持つ記憶は、常に変化し続ける外圧に適応してきた成功体験の蓄積。外圧が流れ続けているからこそ、適応態には普遍的なリズムが絶え間なく刻まれている。大転換期という大きなうねり(外圧)が訪れれば、適応態としてのうねり(内圧)も同じように大きくするために、同調の領域を高めなければならないように思う。だからこそ、多くの人々は今「一体感」を求め始めているのではないだろうか?
「大転換期を生き抜く」シリーズ第3段は、音♪リズム♪人類の追求です。
ところで、なぜ今大転換期が訪れているのでしょうか?
周囲の慌ただしさに耳を済ませていると、ふとこのような疑問が湧いてきました。確かに外圧は常に変化し続けていますが、変化の波の大小はどのような要因で決まるのでしょうか?
単純に考えれば、太陽活動の影響など、地球を取り巻く外的要因の変化、そして地球内部の地殻変動にも、活性化の波はあります。しかし、もう一方の視点、内圧が外圧に与える影響によっても、環境は劇的に変わっていく、という視点を持つことが重要です。むしろ、現在の大転換期は人類の意識状況の変化という、内圧発の転換期であると見たほうが、スッキリします。
今現在、地球上の人口はおよそ1.18%の増加率となっています。
およそ1分に140人、1日で20万人、1年で7千万人、増えている計算となり、すでに70億人を突破しました。1900年には20億人だったので、100年でなんと3.5倍もの速度で増加を続けています。世界的には今後も増加が続き、今後数十年で100億人を突破すると予測される一方で、日本のように人口減少社会へと反転する国も出始めています。このような人口統計にも、増減のリズムが存在し、全ての物事は一方向だけに進むような事は無いという事が解ります。この事実はとても重要で、近代市場の経済システムは拡大再生産というサイクルを歩んできましたが、市場拡大もまた限界を迎えれば縮小に転じるのは必然である事を示しています。
上記のように、ここ数百年で一気に人口拡大を遂げてきた結果として、人の存在そのものが外圧環境に大きな変化を与えるようになり、また人々の意識そのものも、閉塞感や危機感、あるいは次代の可能性探索に向けて大きく動き出すのも、極めて自然な流れなのでしょう。
このように、循環のサイクルもリズムの1つ。本シリーズでは、リズムと生命の関係性を追求する事によって、大転換後の社会の姿を大胆に予測して行きたいと思います。
■追求予定テーマ
1.リズムと生命活動の関連性
2.リズムと人類進化・脳進化
3.共感・共鳴・共認機能の解明
4.人と人を繋げるリズム~共認機能の再生にみる可能性~
5.意識の統合~観念進化の必要性~新たな社会の創出に向けて
次回から、上記テーマに沿った追求に入ります。
皆さんも、普段は無意識に刻んでいるリズム(鼓動)に耳を澄ませてみたり、周囲の音を感じたりしながら、意識的に“流れ”を掴みとってみてください。テンポ良く日々の生活を送るだけでも、充足感がグッと高まってきますよ♪
- posted by kawai at : 21:16 | コメント (0件) | トラックバック (2)
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