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5/8【実現塾」やる気を生み出すには?3「右脳の解放」

3/13【実現塾】活力どん底の日本人の可能性(本能編) [1]
4/17【実現塾】やる気を生み出すには?「外圧=内圧」 [2]
に続いて、実現塾(リンク [3])で行われた「やる気(意欲・活力)」の第三弾、『右脳の解放』です。

人間の脳は右脳左脳に分かれていますが、これは人類特有の特徴です。

Q.なんで、人類だけ右脳と左脳に分かれているのだろう?
Q.右脳と「やる気(意欲・活力)」がどんな関係があるの?
Q.右脳と左脳の構造、特徴、働きは?

 

◆右脳(のう)と左脳
右脳と左脳の図2021.6.3 [4]

右脳は胎児期から活動しており、左脳は生まれた時は全くの白紙で、生後に形成されてゆくのである。
また、右脳と左脳は全く違った働きを持っており、右脳はイメージによる認識・思考モードが働き、直感的で、ひと目で見たもの全体を記憶する。左脳は言語による認識・思考モードが働き論理的、合理的、分析的である。

左右の脳の機能分化は進化の過程で、限られた脳の容積をいかすために、すでにある能力を右脳に残し、左脳に新しい能力を割(わ)り当てるために出来たものである。人間以外の動物には脳の左右分化はほとんど見られない(高等なサルや鳥類の1部には多少の例外はある)。
左脳と右脳の連絡回路の脳梁は2億本以上の神経繊維の束で繋がれている。脳梁は大脳半球の深いところにあり、生後1歳頃から出来始め、2-5歳の頃には完成する。女性の連絡回路は男性より20%ほど太い

人間の脳は生まれた時は脳幹が働き、お母さんのお乳を欲しがったりするのは、この脳の働きによるものである。次に大脳周縁系が働きはじめ、痛みを感じたり、周囲の人達に反応するようになる。幼児より三歳頃になれば感覚脳である右脳が開発される時期で、大量のイメージとしての情報のインプットが繰り返し行われる。
この時期に脳梁も出来始め、感覚的な右脳にインプットされた情報の一部が論埋的・観念的な左脳に移される

女性は脳梁の発達が早いので、言葉を話すのは女性の方が早く、おませである。それに対して男性の方は脳梁の発達がおそいので、感覚的・直感的な右脳にイメージとしてインプットされるがなかなか左脳にはいかない(この時にアナログ的な素養が培われる。そのため、一流の画家や音楽家は男性が多い)。

◎右脳(本能・共認機能)は天才。右脳だけの赤ん坊は、みんな天才。左脳が壊れたサバン症候群の人々は超天才(左脳が壊れているので普通の社会生活は営めない)。
右脳=共認機能は、同化統合⇒一体充足の回路
◎左脳=観念機能は、対象を明確化して固定する⇒対象群を構造化するのが役割。
本能と繋がっているのは右脳(共認機能)だけで、左脳(観念(かんねん)機能)は本能と繋がっていない。

・  本能 ⇒⇒ 共認機能(右脳)⇒⇒ 脳梁を通って観念機能(左脳)

<極限時代>
自然圧力に対しても、一体充足できるまで(=精霊と一体化できるまで)同化探求を続けた。
この追求力は右脳にあるが、追求回路は右脳→左脳に入り込んでゆく。(おそらく精霊は、左脳前頭葉にある)

<私権時代>
右脳は、私権圧力という不整合な外圧に対する同化探求を諦め、同化できる架空観念を生み出した。
私権は右脳の自我と一体化する。しかし自我は右脳の一体充足を破壊する。そこで右脳は左脳を使って自我を封鎖するための様々な架空観念を形成したが、全ては現実捨象の架空観念にしかならなかった。)

<ドン底世代>
「嫌われたくない」etc親和欠損発の表層観念は、右脳(本能・共認)を封鎖し、対象を捨象した上で改めて左脳に構築した本源(右脳)と同化できる観念だが、近代観念が只のキレイ事で現実には何も実現できないのに対して、表層観念は仲間世界の表層的な現実の中で、現実に作動している。

     右脳パワーの知識(赤ん坊、外遊び、性のエクスタシー、サバン症候群)
     ↗↗   ↓      ↗↗    ↓
活力欠乏・能力欠乏⇒ ↓ ⇒ 左脳の支配観念が右脳を封鎖しているという事実認識
     ↘↘   ↓      ↘↘    ↓
     右脳パワー欠乏が生起 ⇒ 上記を行動して活力と充足を体感する
                  (この活力と充足は、右脳パワー)

 

1.なんで人間だけ分かれたの?/追求回路はどっちにあるの?/右脳を解放するにはどうする?

◎ 本能 ⇒ 共認機能 ⇒ 観念機能
◎言葉回路(約3万語)と、言葉と言葉を繋ぐパターン回路を形成するのに、大量の脳神経を使う必要があったから
しかし、たった3万語の言語回路のために左脳全体が必要になるとは思えないので、追求回路は左脳下部にあると思われる。

◎右脳パワー
全ての意欲・活力は本能・共認機能発=右脳発
・赤ん坊の言語習得過程=一体欠乏と追求欠乏の強さ。赤ん坊は天才。

2.左脳の古い観念が右脳を封鎖している、=本能充足や共認充足を封鎖している。
その典型的な事例が、勉強圧力による、遊び本能と追求本能の封鎖。/親や学校の強制圧力による、本能充足と共認充足の封鎖。/仲間圧力による、本能充足と共認充足の封鎖。

親の支配圧力 ⇒ 哺乳類の子育て本能には、支配圧力など存在しない
            ↘↘                 ↘↘
             自我・独占欲発の核家族 ⇒ ⇒ ⇒ 私権の強制圧力
            ↗↗         ↘        ↗↗
勉強圧力 ⇒ 学校の圧力 ⇒ 生産過程を失った家庭は、教育機能を学校に外注するしかない
                          ↘
仲間圧力 ⇒ 元々は遊び集団の圧力 ⇒ 遊びという統合軸を失い、かつ同一年齢だけで
                  構成された学校仲間の間では当然いじめが発生する

☆観念支配:観念の中身が、親や学校やマスコミによって刷り込まれた観念で占められている。そのように与えられた観念ではなく、自分の頭で考え出した言葉が一つでもあるかどうか。
何もない。つまり、全ては親や学校やマスコミによって植え付けられた観念である。

親は、子どもを支配するのに都合のいい観念しか植えつけない。学校は、生徒を支配するのに都合のいい観念しか植えつけない。お上とマスコミは、国民を支配するのに都合のいい観念しか植えつけない。つまり、頭の中にあるのは全て、支配・順応観念である。
現実に使われることのない、全く無駄な膨大な知識を詰め込んで、それ以外のことを考えなくさせる学校。どうでもいいような芸能ネタなどを大量に流して、他のことを考えさせないようにするマスコミ。全ては観念支配するため。脳を浪費させて、本来の思考を停止させるため

☆親や学校やマスコミに頭=観念を支配されたままでいいのか?

3.古い観念に代わる新しい観念が求められるが、求められる新しい観念とはどんな観念か?
支配・順応観念に代わる、新しい観念を構築する必要がある。
新しい観念=本能と共認機能に立脚した観念。

☆ものを考えるには観念を使う。しかし、頭の中は、支配・順応観念で占められている。この狂った観念を使って新しい観念を作り出すのは不可能。

☆しかも、本能・共認機能の大半が、支配・順応観念によって封鎖されている。まず、本能・共認機能が解放されなければ、本源発の新しい観念を作り出すことはできない。

☆絶対矛盾。どうする?

⇒まずは、古い観念によって封鎖されてしまった右脳を解放することが先決。

◎右脳を解放する方法は二つある。

・一つは、体を使う 運動神経を使う。⇒ex.夢中になって外遊び
          =皮膚感覚を使う。⇒ex.くすぐりっこ、快感に没入
・もう一つは、頭を使う。⇒外圧≠内圧が生み出す不整合感発で、 「なんで?どうする?」をとことん追求する。

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