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成功を導く確かな理論 ~共同体・類グループの事例:①プロローグ~

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こんにちは、類グループ本社広報室の奥澤です。
先週の『新たな社会事業の可能性~共同体企業のネットワーク構築へ向けて~』 [1]の記事中に

共同体企業として40年の実績を持つ類グループならではの充足体験事例が沢山あります。これまでは主に社内板というイントラネット内で蓄積されてきたものですが、それら現実の過去事例の中から、みんなが読んで元気が出るような充足記事や、気づきになるような記事を集めて、シリーズ紹介。「上手さんに学ぶ~○○な会議、どうやったら上手くいく?~」etcのような、みんなが知りたいような中身を発信して行きます。成功事例を【普遍的な成功法則】へと組み替えて行く事で、みんなの役に立つ認識を共有して行きましょう。

とありました。そこで、今回のシリーズ投稿では、『共同体・類グループの成功体験』を紹介していきます(詳しくは後程説明します。)





■業界屈指の成長を遂げる類グループ

初めに、類グループについて簡単な説明をします。類グループは、今から40年前に学生時代の6人の仲間によって作られました。設立当時のメンバーの平均年齢は24歳。建築設計集団として出発した類グループは、これまでに教育、地所、農園等、次々と様々な業種の生産集団を作り、現在ではマスコミに代わる共認形成の場を構築する社会事業まで設立し、群を抜く生産性の高さを実現し、業界屈指の成長を遂げてきました。

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※類グループを詳しく知りたい方はこちらをクリック
類グループHP [2]
『類グループが勝ち続ける理由』~まとめ~ [3]

■不況下でも伸び続ける、その理由は?

1970年頃先進国では豊かさがほぼ実現され、貧困の圧力が消滅したため、大衆の物的欠乏が衰弱し、市場は縮小していくばかり。しかし、先の見えない市場社会においても、類グループは伸び続けています。不況下でも成長できる理由は、どこにあるのでしょうか?

それは、共同体経営にあります。

共同体・類グループでは、経理・財務を含む全経営情報を全社員に公開する情報公開システムを作り上げ、誰もが状況を把握できるようにして、その上で、全員が取締役となって経営に参画する体制を構築し、皆で組織や事業の方向を決定しています。このような共同体であることが、皆の肯定視と充足感を育み、また活発な自主活動を生み出す基盤となっています。


そして、社員からの提案によって課題が突破され、企画が実現されてゆくことで、類塾を大阪トップの進学塾に、類設計室を業界有数の設計事務所に、類地所を関西屈指の不動産コンサルに成長させ、かつ農園や社会事業といった新事業を次々と立ち上げ成功を収めることができたのです。実際に、開設13年目の類農園は、企業の積極的な農業参入が評価されて農林水産大臣より表彰を受けるなど、行政からも大きな期待が寄せられています。

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■共同体の時代が到来
先ほど、類グループが伸び続ける理由を書きましたが、’10年以降、それが顕著に見られています。さらには、共認原理に則った共同体を志向する企業の活躍も、昨年以降目立つようになりました。共同体企業が絶好調になったのはなぜでしょうか?それは以下の投稿に記されています。


行動方針1 共認社会を実現してゆくのは、共同体企業のネットワーク
より引用

「共同体の時代がきた」と実感できるようになったのは、’10年である。それは、潮流が変わったからであるが、おそらくそれは、’02年、私権収束を導いてきた私権観念(私権を正当化してきた観念群)が瓦解し、人々が収束先を見失って収束不全に陥ったところが起点になっている。

それ以降、一気に期応収束※と課題収束が強まると共に、近代を貫いてきた否定と要求も息の根を止められて終息した。(※とは、期待・応望収束を示す。)このとき共同体は、本当の実現過程に入ったと言えるだろう。

ただ、それが、会議体制に代わる社内ネットの活性化として開花するのに、さらに10年近くを要したということだろう。実際、共同体志向の企業が目に見えて増えてきたのは、’02年以降である。

以上から判断して、共認収束を強める人々の潜在思念に蓋をし、その前進を妨げているのが古い観念であることは明らかであり、各企業が一直線に共同体に向かえないのも、認識転換が遅れているからに過ぎないと見ていいだろう。従って、旧観念に代わる新しい認識さえ与えられれば、中小企業を中心に多くの企業が共同体への転換を模索し始めるだろう。すでに共同体の時代に入ったのである。

とあるように、人々の欠乏意識が大きく変容し、「期応収束⇒課題収束」が、中心的な意識潮流(人々の活力源)となって顕在化しています。したがって、共同体制を敷いた方が皆の活力が湧く=勝てる時代が到来したということになります。

このように、類グループは共同体の時代の到来を今から40年も前に捉えており、どこよりも先行して共同体集団を構築していました。これができたのも、時代状況を正しく読み解く新しい認識があったからです。それは、どのような理論なのでしょうか。



■40年に亙って、積み上げた確かな理論
それは、類グループの会社案内に紹介されています。

実現するために事実を追求する。事実の中に答えがある。(類グループ会社案内P10~P11)より引用

新しい可能性を実現しようとすれば、必ず現実の壁が立ち塞がる。この壁を乗り越えるためには、まず壁のあり様を正確に把握すること、つまり状況認識が不可欠となる。そこで必要となるのは、ひたすら現実を直視し、事実を追求する姿勢である。とりわけ、挑む壁が大きければ大きいほど、表面的な現象事実だけでは答えを出せず、より深い構造の発掘が必要となり、必然的に歴史事実の発掘⇒実現構造の体系化へと向かう。

例えば、近代市場・古代市場の成立過程の追求から、市場の構造が解明され、そこから経済情勢を正しく予測し、確かな方針を打ち出すことが可能となった。また、人類史の追求から、原始の人類が共認原理(集団のあらゆる課題を皆で認め合い、夫々の役割を共に認め、評価を共認すること)で統合された集団に守られて生き延びてきた存在であったことが分かり、共同体・類の統合原理と進むべき方向が確立され、活力に充ちた共同体を実現することが可能となった。更には、サル社会や生物史の追求から、哺乳類を貫く自然の摂理が発掘され、闘争存在である男と充足存在である女それぞれの能力を最大限に引き出す場を作ることが可能となった。

つまり、徹底した現実直視⇒事実追求によって蓄積されてきた構造認識群と、そこから導かれる確かな方針こそ、類グループが活力にあふれる場を実現し、勝ち続けてきた最大の武器になっている。

このように共同体・類グループでは、40年に亙って現実直視⇒事実追求を繰り返す中で、現実社会で役に立つ新理論を積み上げ、『実現論(左画像)』 [4]『自主管理の招待(中央画像)』 [5]『GRAND THEORY(右画像)』 [6]などを作り上げてきました。(詳しくは、リンク先の文章をお読みください。)
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確かな理論があるから、未明課題に対しても正確な方針を出せる。その結果、どんな逆境でも突破し続け、共同体・類グループは沢山の成功体験を積んで、大きく成長することができたのです。それが、群を抜く生産性の高さと業界屈指の成長を導いた大きな理由です。

そこで今回のシリーズ投稿では、『共同体・類グループの成功体験』と『それを実現させた確かな理論』をセットで紹介していきます。


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