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2012年08月29日

活力と一体感を生み出す類グループの社内ネット紹介第12回~仲間からの、期待のこもったストレートな指摘が場のムードを一変させる!~

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『活力と一体感を生み出す類グループの社内ネット紹介』シリーズも、12回目を迎えました。
今回ご紹介したい投稿は、とあるチームの運営に苦しむ責任者に対して、担う課題は違えど彼と同じ立場で活躍している社員からの、ストレートな指摘。
課題分担や方針出しが上手くいかず、スケジュールも破綻気味・ミスも頻発したあるチームの責任者Kさん。
みんなから「このままでは危険です」「もっと開きだして(頼って)ください」「みんなでなんとかしていきましょう」という声が続々と上がったのですが、それに対して、こんな言葉(投稿)が返ってきたんです。。

【根幹は「できもしないのに丸抱えしてしまう」自身の体質だと考えています】
投稿を打ちながら考えていたのは(気持ちは)、題名の通りです。だから「蛸壺」「管理不能」「与件不備」などの事態を引き起こしているんだと思っています。
これからは背伸びしないで「自分はここまでなんだから」という前提?言葉がうまく選べませんが、自分一人でやろうとしないで、周囲と関わりながら、みなさんからの声をもらって、みんなにお願いするところは素直にお願いして、丸抱えにならないように心がけたいと感じています。今はすごく自信をなくしていますが…。
個人としても心がけは意識していきますが、そういった環境の中でグループメンバーも含めて意識が変わってくるといいなと、今は思っています。

一見もっともなことを言っているように見えるのですが、これを読んで、誰も活力が上がらないし、何だか良くなっていく(変わる)気がしない。。 😥
みんな、そんな気持ち悪い感覚を抱えながらモヤモヤしていると、Hさんがこんな投稿をしてくれました!

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【「配慮」はいるけど「遠慮」は不要です。ついでに「自信」も不要です。】
何か問題があるごとに帰りの車の中で、
H「SさんやNさんにやってもらったら?」
K「いや~あんまりふってもな~」
H「部下には言ってるの?」
K「う~ん 彼もいっぱいやってるし」
H「メンバー以外の全体で分担したら?」
K「みんな忙しいし。こんな時期には言われへん」
すべて仲間に対する「遠慮」です。
Kさんの優しさでもあるんだけど、結局仕事の形としては「抱え込み」、調整という点では「すり合わせ不足」そして何よりも、ともに課題を担う仲間への「期待かけ」ができていないことになります。
>自分一人でやろうとしないで、周囲と関わりながら、みなさんからの声をもらって、みんなにお願いするところは素直にお願いして、丸抱えにならないように心がけたいと感じています。今はすごく自信をなくしていますが…
という姿勢はとても大事ですが、最後の一文が不要というかそんなんじゃいけない。
「自信」っていうのは自分の中で自分に対する評価にすぎません。
私も自信なんてありません。
新商品を作ってても困ったり詰まったりします。
そんなときは隣のチームのキャップや管理部門の人に相談します。で解決します。
また、最近良く相談ごとも受けますが、「答え」なんて持ち歩いてません。
でも聞かれたことに一生懸命「応えられる」ように「答える」だけだとも思っています。
要は、「自信」の根底にある自分固有の考えとか方針・経験なんて邪魔なだけで、そんなものない方が上手くいきます。いかに、「自分」の外部にある周囲の状況や期待に応えられるかどうか。
個人の力量だけでは何も実現できない時代において、プロジェクトを統括する者に求められているものは、周囲の人との「すり合わせ」(相手への同化・ズレの補正)と仲間への「期待かけ」、期待課題に対する「評価=声かけ」そしてそれらを包摂した活力ある場作りの指揮をとることです。
当然、専門的な知識や経験がその分野で最も長けているからこそ、責任者に選ばれているわけですからその周囲の評価に応えていって欲しいと思います。
でも、Kさんの誰よりも一番長けているのは、その分野を何とかしたいという強い思いです。これってめっちゃ大事なこと。だからこそもっともっとがんばってほしいし、自信ないんですなんて下向いている場合ではないと思います。
できることは手伝うので「遠慮」なく言ってください。

この投稿が入った後に開かれた部署ミーティング、Kさんはこれまでとうってかわって、「遠慮」なく熱い想いをみんなに伝えるとともに、期待かけをされました。もちろん場の活力は一気に上昇  そして、その報告がまた社内ネットに投稿され、全社の雰囲気も期待応合のパワーが急上昇
社内ネットが会社のみんなに活力と一体感をもたらす起爆剤となる、まさに象徴的な出来事でした。
そしてHさんの投稿は、これから誰かが同じような壁にぶつかった時、必ず役に立つ答え。
この蓄積が、社内ネットの価値をさらに高めていくんだと思います

 

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