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2008年07月07日

売り手よし!買い手よし!!世間よし♪~今注目される社会的企業

先日の「企業の「品」はなにで決まる?~CSRはどう変化してきたか!?」の記事では企業の評価 について触れられていましたね。
豊かさを実現した国々を中心に、企業にはこれまでの様な物資の供給や利益追求を超えた、次代の社会貢献が問われ始めています。
そんな人々の意識を反映し、近年「社会的企業」「社会事業家」が若い世代を中心に注目を集めているようです。日本ではあまり耳にしませんが。。。
「社会的企業」「社会事業家」は、簡単に言うと、企業のビジネスモデルによって現代の社会問題を解決しようとする企業や事業家です。
勿論企業なので、ボランティアなどの無償の社会活動を行なう訳ではなく、企業活動自体は一般消費者向けの事業です。
提供するサービスや商品によって社会貢献することが消費者に評価され、付加価値となっている点が、一般企業との違いです。そのことで一般の営利企業との差別化を図った企業として営業的にも成立しています。
今日は最近出てきているこの「社会的企業」「社会事業家」の潮流を見てみたいと思います。
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参考になる投稿がるいネットにあったので紹介します。
金融、ITビジネスはもはや古い?!新しいビジネス“社会的企業”

 ハーバード・ビジネス・スクールでは毎年恒例の「ハーバード社会事業大会」が開催され、日本人参加者も「急増中」だそうだ。
 またイギリスのオックスフォード大学SAIDビジネススクールでは社会的企業コースが設立され、学生の注目を集めている。
 アメリカでは一流大学を卒業し、モルガンスタンレーやマッキンゼーといった人がうらやむ経歴を持った人が「やりがい」を求め退職し、社会的企業に就職するケースも増えているようだ。
かつてハーバードやイェール等を卒業し、一旦はモルガン・スタンレーやマッキンゼーでガリガリと収益追求のビジネスに生きるのですが、数年後「何か違う」とやめて、社会起業家を始めてしまうのです。確かに、前職に比べると、格段に年収は落ちるのですが、彼らは「これは、生き方だ。」と確信犯で社会企業を始めます。
 こういった流れの背景には世界的な「私権原理から共認原理への転換」があります。
 そして新たな「共認原理社会」におけるビジネスモデルを模索し始めたと言うことを意味するのではと思うのですがどうでしょうか。

という具合に、個人主義で、バリバリ仕事をして稼ぐイメージだった欧米のエリート達の注目も社会的企業に集まったりしている様子
「これは、生き方だ。」という言葉からは、貧困の圧力を背景にした、他人を蹴落としてでも周りより稼ぐ、その為に地位を上げる、といった私権時代の意識が大きく変わっているのが感じられます。
豊かさを実現した国々では、物的欠乏以上に、これまでなおざりにしてきた、社会問題に対する懸念や危機感の方が大きくなっているし、かといって解決策も見えないので不安感や閉塞感が高まっています。
「社会的企業」への注目の流れには、本当に社会の人々の役に立ちたい、そんな仕事がしたい、活力のある社会にしたい、という思いの世界的な高まりを感じます。

 また、「社会的企業」「社会的事業家」が増え始めているだけでなく、そうした企業や人を支援する財団なども設立されていて、米国内外の優れた社会企業(起業家)を抽出して支援する米国のNPOのアショカ財団や、スイスのシュワブ財団が有名なようです。
社会的企業を支える「アショカ財団」
こうした財団の理念からは、社会に暮らす一人一人が当事者として主体的に社会作りに関る世界作りへの志向なども垣間見え、新しい社会作りの機運の萌芽 としても気になる動きです。
では、実際そうした「社会的企業」「社会的事業家」はどんな事をしているのか?何で日本では欧米ほど騒がれていないのか?そのあたりを今後見ていきたいと思います

 

コメント

全くです。汗
根本的な解決策を講じることに、お金を使ってもらいたいです。
消費税上げる前に、企業体質を直せ!ていう話です。

  • hiro
  • 2008年11月13日 16:50

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