2007年05月10日
「この部屋に入ってくるまで、何段の階段を登ってきましたか?」
こんにちは~ 😉 のりです
みなさん、「地アタマ」って言葉知ってますかぁ
「地アタマ」とは、
“ 本来のアタマのよさ ”とか、
“ 偏差値では測れない現場での応用が利く知力 ”
とかいった意味で使われている言葉で、ビジネス の世界では結構定着しているそうです。(・・・かくいう私もこの間初めて耳にしたんですが )
例えば、「地アタマ」のよさをみる一つの質問
みなさん、レッツ、チャレンジ~
あなたは入社試験の面接を受けるために、ビル の2階まで階段で上がりました。
面接が始まると、担当者がいきなり、
「 この部屋に入ってくるまで、何段の階段 を登ってきましたか?」
と聞いてきました
もちろん、あなたは階段の段数など数えていません
そんなとき、あなたはどんな答え方をしますか?
①「数えてこなかったので、わかりません 」と正直に答える。
②「今から調べてきます」といって部屋の外に出よう とする。
③「あとから数えて 返事をします」と答える。
④とりあえず、 当てずっぽう で答えてみる。
①~④を選んだあなた、・・・残念ながら「不合格 」です
では、「 合格 」する答えは?
「今、自分がいる部屋の天井までおおよそ3㍍ほどかな。ここは2階だから、地上から2階の床までの高さも3㍍ぐらいだろう」
「階段の段差はどうか?1段当たりの幅10㌢では少し低すぎるし、30㌢だと足を上げて登るには高すぎる。その間を取って段差は20㌢としよう」
「高さ3㍍を、段差20㌢で割れば、15段になる」
このような一連の推測 によって、
「だいたい15段です 」と答えられれば、「 合格 」です
どうでしたか~ 😮
この質問は、
正確な答えを知らなくても「その場で、必要な数を自分で作ることができるかどうか」を見ることが目的。
なので、その場で数字を作るという発想のない①~③の答えはどれも問題外
④も数字をその場で出したが、当てずっぽうで何の根拠もないので落第 なのです
「 地アタマを鍛える」とか「 地アタマがいい」とか、「地アタマ」という言葉がふさわしいかどうかはともかく、例えば、上の例のように、知らないデータを聞かれたとき、「わかりません」「調べます」と答えるのではなく、あらゆる情報を駆使して、とにかく自分の頭で考えて判断して数を出してみる。「データ」や「数字」に限らず、こういうアタマの使い方って、仕事をする上でと~っても重要。
仕事がデキる人 を見ていると、こういうアタマの使い方が身についているんだなぁって思います。
逆にいうと、日頃から、ちょっとしたことでも なんでこうなるんだろう?って考えたり、すごいなぁ って思う人の思考に同化して同じように考えたりして、「アタマ」を使う訓練 🙄 をしていけば、仕事がデキるようになるってこと
「よしっ、がんばるぞ!」って思った方、応援よろしくです
ちなみに、はじめに書いた質問は、4月14日号の『週刊東洋経済』に載っていた、「数感覚」を鍛える5つの法則のうちの一つ、「数はその場で作る!」という記事で紹介されていたものです。
(※この号には「地アタマ」を鍛えるトレーニング方法を探す―という特集があって、他にも色々紹介されていたので、興味を持った人は読んでみてください。)
- posted by sakanori at : 0:30 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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