2007年10月15日
指示は同化を促す動機付け
どんな仕事でも、指示や報告など周りとの情報 のやり取りが不可欠。それが上手く行かないと当然仕事も失敗するわけで、指示にしろ報告にしろ、相手にどう伝えるかは重要です。
最近、業務の流れからやるべき事、成果品の形式まで漏れなく書かれた書面で仕事の指示を行なったのに、思った通りの成果が上がって来ないという失敗 から、改めて伝え方の重要性を考えさせられました。
改めてこんなことを意識して指示 をしたら上手くいくようになりました 😀
①状況と課題の目的
特に課題を通して満足させる対象(お客さん)の状況、その対象が気にかける点。
それに対して何をする為にどんな課題に取組むのか。対象の目線に立ってくれれば課題に取組む当人も色々考えようとしてくれます。
②役割を明確に
当人の役割と、他に分担している人との関係。全体を意識させることが、何処まで意識を向けて課題に取組むかという当事者度にも関ります。
③重要な課題から3段階程度で伝えること
目的を達する為に具体的な課題が幾つかあったら、細々したことも全部やって欲しいんだけど、ヒエラルキーをつけ、これだけは、という順に3段階くらいで指示。
受ける方もより目的と課題が鮮明になり、重要な課題を意識すると、枝葉の部分の課題は自分でも発掘でき、そこに答えを出す際の価値判断の軸も明快になる。
④理解度を確認する為の質問
③の重要度ベスト3に入らなかった細かい課題やはこちらから質問して相手に課題化してもらう。それまでの説明から派生的に課題や配慮すべき点が相手から出てきたら、まずOK。細かい点も指示。
⑤成果品の具体的なイメージ
で、最後にどんな形にまとめるのかを具体的に共有。
改めて考えると、どれも当たり前のことばかり。でも、丁寧に全部やる事を指示しても、それだけだとまず受ける方は何しろやる気が出ない。ぐちゃーっとやる事が沢山あるということだけが伝わって、枝葉の課題で右往左往することにもなり兼ねない。
指示する側が、明確に課題の構造や判断軸を示すことが、相手の役に立ちたい、役に立てる、と課題に取組む側の動機付けにも直結してるんだと、気付かされました。
で、こうした事を考えたら書いてみることも重要。書くと今ひとつ絞り込めてないところは文章にならないので、書けなかったら整理できてないことが良く分かります。
一寸したやり取りの中でも意識したいと思います。 😛
- posted by basha at : 22:13 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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