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2009年02月05日

幼老統合ケア という取り組み

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現在、高齢者は増える一方。しかも施設に入れると、なにもかもを面倒見てくれる、与えられるだけとなり、痴呆も進んでいくようです。
また、子供についても保育所が足りないという現実的な問題だけでなく、拠るべき規範もなく、過保護に育てられ自己中な子供も増えています。
どちらにも共通していることは、与えられるだけの存在であること。
これらを一挙に解決しようとする面白い試みが、【幼老統合ケア】という取り組みです。
るいネットから引用します。
198985 幼老統合ケアの事例~ウェルネスグループ~

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=198985

●幼老統合ケアとは
幼老統合ケアとは、子どもの施設と高齢者施設を合築するなど、「高齢者ケアと次世代育成を融合・連携させることにより、費用対効果やケアの質の向上、高齢者の生きがいづくり、教育的効果など一石四鳥を狙う取り組み」です。子どもが減り、施設整備の財政事情も厳しいなか、幼老複合施設が増えていますが、その結果、ケアの一方的な受け手であった高齢者や子どもが、ケアの与え手にもなり、子ども・高齢者双方の福祉向上につながることが注目されています。

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このなかで特に注目すべき内容を紹介します。
①本気で叱り、心から褒める痴呆性高齢者は、口先だけで保身的な教師よりも優秀な教育者だ
②ケアの一方的な受け手であった高齢者や子供たちが、ケアの与え手にもなることで、ケアの相互性の発現と相乗効果が生まれる(幼老統合ケア)
③老人や子供達がお互い名前で呼び合う「なじみの関係」になると、ケアや子育ての相乗効果が大きくなる。
④少子高齢化対策には、痴呆性高齢者を含めたお年寄りが子育てに参加することが不可欠だ
⑤子育て支援機能を街中に持つ小規模多機能ケア施設は、次世代育成の拠点となり得る

 
【子供の変化】
保育士が注意しても聞かない子どもたちが、お年寄りがしかると従うのです。お年寄りが本気でしかり、本気で褒めることで、子どもたちが素直になるのではないかと多湖さんは考えています。
【痴呆老人の変化】
子どもたちの変化以上に多湖さんを驚かせたのが、痴ほうのお年寄りたちの変化でした。子どもといると生き生きとして、はいかいの癖がなくなる人もいました。失禁を繰り返していたお年寄りが、子どもたちの前ではきちんとトイレに行く光景も見られました。
●くど(かまど)でのご飯炊きを指導するYMさん(要介護3)
→「ワシはダメだ」との職員の前での口グセがうそのように自信にあふれている。
●「よくできましたシール」をちぎって貼るITさん(要介護4)
→問題行動の紙オムツちぎりも意味ある行動に
補助金の投入によるハコものをつくるだけでは全く足りない。必要なのは、このようなソフト面の整備なのだと思います。
与えられるだけの存在から互いに与える存在へ、どちらも必要とされているという「安心基盤」が形成せれています。しかも、高齢者から子供へと「規範」を受け継ぐことができるうえに、高齢者にも「役割」が与えられました。これは、単に子育て支援に留まらず、地域共同体の再生拠点に成り得るものだと思います。

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