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2009年02月18日

【金融危機後、生き残る企業とは…?】~企業環境はなぜここまで悪化するのか!?

久しぶりの登場で恐縮です :blush:
暖かくなったり寒くなったりややこしいお天気が続きますが、経済のお天気は曇りのち台風と言ったところでしょうか?全世界に大雨注意報が発令されているようです。
最近、GDP成長率が-12%強になりそうとのショッキングな報道がありましたが、その他にもテレビや新聞で、○○社の今年度決算は○○億円の赤字、□□社は□□人の人員削減、△△社の倒産、負債総額は△△億円・・・等々のニュースを聞かない日はないほど日本の
実体経済も厳しい状況に直面しています。今回はその原因は何だったのか一旦整理をしたいと思います。 8)
その前に おねがいします。
 

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ありがとう
色々ある情報を整理してみると以下の5点になるのではないでしょうか。
① サブブライムの問題が発覚後も日本は楽観論に流され、先手を打たなかった。
② 日本経済の牽引役である自動車産業は本家GMがそうであったように、米国で肥大した幻想市場(消費)、幻想景気に乗っかっただけであった。(その幻想が無くなれば経営悪化→日本経済が悪化するのは当たり前だったと言うべきでしょう。)
③ 金融危機の影響は少ないと言われた銀行であるが、経済の血液とも言うべき資金の流れをつくるのが銀行の役割である筈が、直接的には株価の暴落による自己資本率の▼により流動性を悪化させ、倒産企業の続出→不良債権△と収益の悪化を招く悪循環に陥っている。
④ 連日の不景気報道と身近な不況を実感するに至り大衆の消費意欲は大幅に▼、そもそも大多数の人にとって、生活に必要な物は足りているのだから余分なものを買わないのは当然なのでしょう。
⑤ 核心部分(根本原因)は、実体経済における市場規模はすでに拡大限界に来ていたにも関らず、市場拡大=GDP成長絶対の固定観念(と言うより信仰)が金融(マネーゲーム)による無理矢理拡大をまねいた(主導したのは金融資本家であるが)。それは今回の金融危機の実態が明らかになったように幻想でしかなかったと言うことだろう。 👿
補足ですが、①について昨年の今頃はサブプライムの問題も明らかになっており、信用崩壊と言う事の重大さは、特にネット界を中心に知る人は知るところであった。にも関らず「戦後最長の好景気」なる言葉に惑わされ、来るべき事態に備え何かしらの対策を怠った帰結なのだと思います。事実、自動車業界においてスズキなどは、トップの危機感から?先手を打ったことにより最悪の状態は免れたのです。また「好景気」を何度も垂れ流したのは、政治家でありマスコミであったことを付け加えておきましょう。
②について、自動車業界は裾野産業と言われるように関係企業が膨大に存在する、
→〔自動車関連企業 全321社〕 業績壊滅度ランキング(週間東洋経済12/20号)によりますと
関連企業とは、自動車部品は元より産業機械、金型、電気・電子部品、鉄鋼、化学などの素材産業にまで及びます。軒並みと言うか凄まじい状況が想定されますが、ここに掲載されているのは上場企業だけですが、更にこれら企業群の下に中小企業が控え裾野はもっと広がります。下記の資料によると全国におよそ12、000社の企業が関連していることになります。
→全国の自動車関連企業マップ
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/sokeizai/CarMap.html
関連企業数もさることながら、企業の生産活動における業界の影響度は(GDPの約3%程度などと言われますが)全製造業の出荷額に対する比率の約17~18%に達します。
%E9%9B%86%E8%8D%B7%E9%AB%98%E6%AF%94.gif   日本自動車工業会より
輸出企業が総倒れの中その双璧を成す自動車と電気は、全製造業の双璧でもあるのです。
③は、やまずんさんの記事http://bbs.kyoudoutai.net/blog/2009/01/000622.htmlに詳しいのですが、信用崩壊→株価が低迷、社債やCPの発行もままならない状況で企業が運転資金の捻出に再び銀行を頼らざるを得ない、
zandaka.gif 日経ネットより
銀行の貸し出し残高が急激に上昇しているのはその証しです。ただ一方では自己資本保持の為、貸し渋りや貸し剥がしが横行しているのも実情でしょう。要は企業も生き残りをかけた選別の状態に晒されていると言うことです。
④、⑤については次の機会に書きます。ただこのような厳しい状況の中で収益を上げている企業も存在します。このあたりを調べてみるものもおもしろいかも知れません。

 

コメント

オープンテラス等もそうですが、皆からの視線を感じると、意識し、身が引きしまるという感覚を実感しています。
だからこそ、社内で壁が無く、皆が顔を見ながら仕事が出来るって良いですね。
ただ、私権とか、共認って言葉が分からず・・・どういう意味ですか?
教えてもらえると、より内容が深まると思います♪

  • kome
  • 2009年9月18日 18:00

komeさん、コメントありがとうございます。
わかりにくくて申し訳ありませんでした。
「私権」という言葉は、
「己の権利」や「自分」、「私」を第一に据える意識や姿勢、という意味で使っています。
今は、自分第一からみんな第一に多くの人の意識が転換しているので、どろどろした私権のしがらみや相手の自我とは極力関わりたくないという意識から、個的生活(個室)志向が生まれている、というあたりを指摘したかったので、使いました。
一方の「共認」という言葉は、
社会や周りの「みんな」を意識し、事実や想いを共に認め合う姿勢、という意味で使っています。

  • seiichi
  • 2009年9月18日 21:20

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