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2009年06月06日

【企業が農業に参入するのは何で?】第十弾 ~野菜通販の謎を追え(1)~

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みなさん、こんにちわ☆
みっちーですφ(^▽^*)♪
企業の農業参入において、『農産物の販路をどうする?』という問題は重要な課題となります。その販路の中で急成長を遂げているのが野菜の通販市場(有機野菜・特別栽培野菜宅配)です。市場規模は2008年度には415億円、さらに2009年度には448億円(108%)が見込まれ、注目に値する存在です。
そこで・・・
【企業が農業に参入するのは何で?】も節目の第10弾を迎えたこともあり、
これを記念して今回から三週連続のシリーズで企画物に挑戦してみたいと思います。
名付けて・・・『野菜通販の謎を追え!』(じゃじゃ~ん)
<や>ってみなくちゃわからない
<さ>-てどんな秘密があるのやら
<い>んたーねっとでお取り寄せ
というわけで、人気の野菜通販サイトを実際に各特派員が注文し、その秘密を解き明かしながら、今後の可能性を探っていきたいと思います。野菜通販サイトはカテゴリを大きく3つに分類して、計6サイトの調査を行いましたので、順次調査内容を報告していきたいと思います。
①大手販売系(第一回目)
オイシックス
らでぃっしゅぼーや
②認識販売系(第二回目)
大地を守る会
ナチュラル・ハーモニー
③協働販売系(第三回目)
無農薬野菜のミレー
オーガニックショップ純菜
今回は大手販売系として有名な「オイシックス」と「らでぃっしゅぼーや」についての調査を報告していきます。
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まずは両社の調査内容をまとめてみました。

調査した内容から、「らでぃっしゅぼーや」に焦点を当てて述べていきます。
「らでぃっしゅぼーや」は元々、市民団体の活動に端を発しています。当時(1980年代)は、チェルノブイリ原発事故、農産物の輸入自由化の動きによって環境問題及び食の安全への関心が高まっていました。その意識を背景に、1988年に市民団体によって環境に配慮した安心・安全な有機野菜の提供を目的とし、「環ネットワーク(株)(らでぃしゅぼーやの前身)」が立上げられました。
「環ネットワーク」は当初の目的意識を基に成長を遂げていきます。2000年にはさらなる事業の拡大を目指し、青汁で有名なキューサイの連結子会社となり「らでぃっしゅぼーや」と社名を変更します。その後2006年には元キューサイの緒方氏を社長とし独立を果たしていきます。
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グラフを見て分かるように、順調な成長を遂げています。
◆ではこの成長の秘密はどこにあるのでしょうか?
成長(人気)の秘密は、大きくは2つあります。
(1)環境配慮と安心・安全への取組み
成立当初の目的意識の通り、まずは環境配慮と安心・安全への取組み(減農薬・有機栽培)を行っていることです。「らでぃっしゅぼーや」ではこの目的意識に基づいて、国が定める基準より厳しい独自の生産基準RADIXを掲げています。

○生産基準RADIXの基本概念
①原則として国産を使用する。
②農薬や化学肥料に頼らない。
③原則として食品添加物は使用しない。
④遺伝子組換作物は使用しない。

(2)利便性(快美性)の追求
みなさん!こんな思いはありませんか?
・食品を家まで持って帰るのは重くて意外と大変なのよ。
・スーパーまで買いに行く暇がなかなかねえ・・・
・美味しいものがもっと身近で手に入ればいいのに・・・
そんな意識を背景にして、「家までらくちん配送」「美味しい物をお手軽に」と、食品の宅配市場が伸びています。
この流れに乗るように、「らでぃっしゅぼーや」も通販に注力していっています。今までのアイテム数3500~4000をさらに新分野の商品も積極的に取り込むことで、7000アイテムまで増強させています。他にも独自の配送ネットワークの整備、インターネット情報網(ホームページ等)を充実させていっています。これも特派員の調査報告書で「とにかく便利~」と書かれているように、とにかく利便性(快美性)を追求していっているからなのです。
○品目別売上構成(平成20年度)
農産品  44.8%
畜産品  10.9%
水産品   6.6%
加工食品 26.4%
日用品等 10.1%
◆では、今後はどうなっていくのか?
大手販売系の野菜通販は順調に規模を拡大して成長しているようにみえるが、実はこの拡大に問題があります。これは何も好き好んでやっているわけではなく、常に消費者の利便性(快美性)に応えるためには、資金を投入し拡大し続けなければ、成立しない(赤字に転落する)という問題があるのです。
そしてこの拡大にも限りがあり、一定規模までくれば必然的に衰退していくという現実があります。
次に特派員による「らでぃっしゅぼーや」の調査報告書の↓部分が、実は今後の大きな鍵ではないかと思います。
>しかし、ラディッシュという企業がどんな理念を持っているのか、あるいは、どんな人が活動しているのか、そのあたりは全く分からない。無味乾燥な感じはする。(大量生産型、スーパーのような感じ。)消費者としては、生産者のことをもっと知りたい!ラディッシュのことをもっと知りたい!と思ってしまう。
当初の目的意識と利益重視の企業経営は、常に矛盾を孕んでいます。今や当初の目的意識は、利益向上のための付加価値(二次的要素)に過ぎません。有機野菜の分野はこれまで幻想価値を含みながら、成長を遂げてきました。さらに2000年には有機JASが制定されるなど、認知度は高まっていますが、既に市場規模の限界も見え始めています。
そうなると理念とは反しながらも、利益向上のための路線(他の付加価値を付けた商品)を扱わざるを得なくなります。また利益が上がらない分野は、切捨てなければなりません。これは「らでぃっしゅぼーや」に限らず多くの企業で言えることです。
消費者は商品だけの繋がりならば、経済状況の悪化ですぐに価格判断で他の安いところに移っていきます。これがこれら企業の今後の壁になっていくと思います。(現在の経済危機で、早くもその兆候は出始めているのではないでしょうか?)
引続いて他の野菜通販の謎を追っていくことで、
今後の可能性をもっともっと明らかにしていきたいと思います。
次回も楽しみにしていて下さい☆
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
<【企業が農業に参入するのは何で?】のバックナンバー>
【企業が農業に参入するのは何で?】~プロローグ~
【企業が農業に参入するのは何で?】~第二弾 食料自給率という目先指標~
【企業が農業に参入するのは何で?】~第三弾 食料自給は可能か?~
【企業が農業に参入するのは何で?】第四弾~農業の利益構造~
【企業が農業に参入するのは何で?】第五弾 ~成功事例の分析? 伊賀の里モクモク手作りファーム~
【企業が農業に参入するのは何で?】第六弾 ~インターンシップで人気の類農園①~
【企業が農業に参入するのは何で?】第七弾 ~インターンシップで人気の類農園②~
【企業が農業に参入するのは何で?】第八弾 ~成功事例の分析② モクモクファームに潜入~
【企業が農業に参入するのは何で?】第九弾 ~インターンシップで人気の類農園③~

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コメント

この記事を読んで、たくさんの気づきがありました☆その一つに総体的な関係能力(組織能力)とは、言い換えると発信力!!だなって感じました!
何かを発信するときには、様々な情報が必要。
自らみんなに関わりに行ったり掴みに行ったり・・・と情報を受信しなければ発信はできません(>_この記事を読んで、たくさんの気づきがありました☆その一つに総体的な関係能力(組織能力)とは、言い換えると発信力!!だなって感じました!
何かを発信するときには、様々な情報が必要。
自らみんなに関わりに行ったり掴みに行ったり・・・と情報を受信しなければ発信はできません(>_<)
つまり【発信力=受信力】♪
受信の背後には、みんなのことを知りたいって気持ちがあって自分とみんなとの枠がなく、自分=みんなと感じているからこそ、みんなのことを知りたいって想いが湧いてくる☆.。.:*・゚
それが総体的な関係能力(組織能力)の獲得の第一歩なのかも♪
>技術力だけでなく組織能力をも獲得してゆく事、そのようにして狭い専門領域に閉ざされてきた自分自身を広大な類的対象に向けて開き出す事、そこにこそ意識生産者に委ねられた本来の人間労働の世界がある。
>最終的には自己の近代意識からの認識の転換にかかっている
自分さえよければ良い(個人主義)から【自分=みんな】へと転換すれば、みんなのこと受信し、発信していくという行動が自然と出来るようになってくる。
そうやってみんなのことを考えていくのが自主管理の第一歩なのかも♪♪

  • みかん
  • 2009年11月2日 12:34

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