2011年05月23日
「目配り⇒気配り⇒心配り」が仕事を変える~和算ブーム
こんにちは 初めてのブログ投稿でドキドキしてます ぜひ、最後までお付き合いくださいね
1.古き良き日本人の行動規範
a.茶道(型の文化とは?)
b.江戸しぐさ
c.和算(充足課題)
d.三方良し(買い手良し、売り手良し、世間良し)
e.日本と世界の礼儀作法や敬語
日本人の心に深く根付く行動規範である、目配り・気配り・心配りとは、相手に喜んでもらうことが根底にあります 江戸時代では、相手に喜んでもらえるような直接役に立つ勉強=和算がブームになっていました
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和算ブーム
鎖国していた江戸時代、西洋の影響を受けていない日本固有の数学である『和算』がとても流行っていたようです。
この和算は当時の人々にとって、道楽であるとともに, 田を作り水を引く土木工事や天体を観測して暦を決める暦法, そして商業にも役立って, 世の中をゆたかにしてきました。 いまの私たちもいろいろな意味で和算の恩恵を受けています
この『和算』ブームはお殿様や身分の高い人だけではなく庶民など、ありとあらゆる階級の人々にまで広まっていたようです。
この江戸時代の数学が、どんなに一般庶民のものであったかは、各地の神社、仏閣に掲げられた算額から、よく分かります。「算額」というのは、自分が解いた数学を、額に書いて神仏に掲げるもので、はじめは「数学絵馬」といっていました。額には問題、答え、解き方、幾何学図形、そして、先生と自分の名前が書かれていました
たとえば、京都の八坂神社にあるものは、当時の数学者が掲げたもので、現代数学でいえば、70次方程式でなければ解けない問題です。また、岩手県の竜泉寺に掲げられたものは、37桁という大きな数の26乗根を出せというもので、横2メートルもある額いっぱいに計算がしてあります。
和算の実用性
江戸時代に出版された教科書的な書籍の中で最も人気のだった塵劫記(寛永4年 吉田光由著)には、実際の生活の中で有用な方法も応用問題として示されています。例えば、土木技術の基礎となる検地・治水・掘割・測量などを題材とした問題です。
Ex)北に堀を掘る。掘った土を使って下底が一辺30間の正方形で、高さが9間の正四角すい台の天守閣の土台を作る。上底の正方形の広さはいくらか?
和算=充足課題楽しい
計算(勉強)することで、直接周囲の役に立つ(土木・暦・商業など)
周囲の人が喜ぶ&褒められる
勉強する活力が上がり、楽しくなる
当時の和算は、今の数学のx+y=・・・のように記号式ではなく、文章の問題を論理的に頭で考えるものです。
江戸の人々の勉強レベルがとても高かったのは、記号式ではなく論理が整合しているか自分の頭でしっかり考えていたからなのかもしれないです。
そしてそれをクイズゲームのように趣味として、あらゆる人々が楽しんでいた日本って本当にすごい
現代の勉強は、個人のためのものになっており、それは、内向きなものです。活力が上がらない人も多いのではないでしょうか 仕事や勉強の活力を上げるには、当時のように周りの人のためという、追及ベクトルを外向きへ180度転換しなければならないですね
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます
次は、三方良しです。お楽しみに
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