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2013年01月04日

『社会人の知恵袋』シリーズ番外編~上司と部下のすれ違い!・・・どうすれば埋まっていくのか?~

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説教が止まらない上司・・・

こんなはずじゃなかったと殻にこもってしまう部下・・・

会社で、よく見かける光景ですね。上司と部下のすれ違い。でも、リーダーである上司も部下である若手も『成長したい!』『充実した仕事がしたい』とうい気持ちは同じです。

ところが、時代の大転換期ということもあり、過去の経験だけでは、なかなかうまくいかなくなっています。

そこで、成長のためには何が必要なのか?について、時代背景を交えながら考えていきたいと思います。


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☆☆☆上司の部下のすれ違いはなぜ起こるのか?

仕事とは、集団でお客さんの期待に応えていくものです。そして、一番状況を押さえていて解決方針を出す能力をもつと評価されたリーダーが先頭に立ち、その方針に従って、部下を含めたチーム全体で成果を出していきます。

また、仕事の方針とは、未来の成果に対する現在の予測ですから、初期段階では不確定部分を含んだイメージ的な性格を持っています。しかし、このイメージがないと前進しないことも事実です。これは人間の思考法がそうなっているからです。では、人間の思考過程の下敷きになっている真猿の思考過程を見て行きましょう。

自我の源泉は、共認の部分否定にある

真猿が仲間の期待(課題や役割)に応えようとする際(雌が首雄の期待に応えようとする際も同じですが)、まず頭の中に充足イメージ(応合のイメージ)を描き、それを活力源とも先導力ともして、応合行動をとっています。この充足イメージの大部分は過去の体験記憶を元にしていますが、その記憶には自分の体験だけでなく、仲間たちの体験も含まれています。更に一部は願望=幻想です。とりわけ、-捨象・+収束のドーパミン回路によって描かれた評価の充足イメージは、幻想性が強くなります。

どうでしょう。人間もこれと同じですね。仕事で相手の期待に応えようとするとき、過去の自分や仲間の経験を無意識にたどり、そこから、うまく行きそうなイメージを作り出し、そうなるように行動していきます。

ただし、初期段階は情報が少なすぎるなどの原因で、この未来予測は不完全なものになっていますが、幻想も含めて充足イメージを固定して、前進する活力源にしています。そうすると現実とのギャップがどこかで出てきます。

自我の源泉は、共認の部分否定にある

従って、自分で頭の中に描いた期待や評価の充足イメージと、現実に周りから与えられる期待や評価(それらは、周り=仲間によって共認されています)との間には、ギャップが生じます。しかし、ギャップが生じるからと云って、必ずしも自我が生じる訳ではありません。同じドーパミン回路を使って充足イメージで+統合し、その実現に向けて努力すれば良い結果につながります(その場合、自我は生じません)。

それでも、このように、ギャップがあるという現実を受けいれて、その実現に向けて努力すれば良い結果につながります。

☆☆☆どうすればすれ違いは解消されるのか?(上司偏)

ところで、リーダーは初期段階で方針を出すために、情報が少ない中でイメージを固定する必要があります。よって、強力なプラス統合力が必要であると同時に、このようなギャップが生じやすい役割だともいえます。

例えば、お客さんに何らかの提案をするときは、あれやこれやの情報収集から、まず頭の中に充足イメージ(応合のイメージ)を描き、それを活力源とも先導力ともして、提案内容の方向性を決めます。しかし、その一部はその段階では『願望=幻想』を含んでいます。

ここで、もし仕事を一人でやるのならば、仕事が進んでいくうちに幻想部分に気がつくので、修正(=方針の組み変え)を行い、最終的には相手の満足する成果にもっていけます。しかし、現実課題のほとんどは、一人の力では出来ず、チームを編成して取り組むことになります。そこで、大きな問題が発生します。

初期の幻想を含んだ方針の指示は必須ですが、実現方向性を部下に指示した際に、実務を行う部下は必ずといってよいほど現実とのギャップを生じます。その際に、部下が気づいたギャップを生み出している現実を、もとの方針に組み込み、より実現性が高い方針に昇華することで、上司も部下もよい成果が出て評価され充足することになります。

つまり、実務をなう部下が見つけた現実を、彼の目線に立って上司は捉えなおし、もとの充足イメージ(方針)に組み込んで再共認していく過程が、成功の秘訣であり、それが互いの充足過程そのものなのです。こうすることによって、互いに充実した仕事ができるようになるのです。

このような、共認過程は、方針や突破イメージを鮮明に出す人ほどおろそかになりがちです。しかし、この部下との共認過程を十分に行うことができる能力は、これからの時代(共認時代)の指導者には必要不可欠なものなのです。なぜならば、いまやかつてのように地位やお金が動機ではなく、互いのやりがいや充足の方が大きな活力だからです。

☆☆☆どうすればすれ違いは解消されるのか?(部下偏)

これにピッタリの記事があります。ようするに、上司の見ている視線に部下が近づく方法です。部下からも、上司の目線に立って捉えなおし、方針をより具体的に理解していく方法が必要なのです。

『社会人の知恵袋』シリーズ10 ~入社3年目以降~  「擦り合わせ」とは状況認識の数を増やすこと!

これで上司と部下がうまく行くイメージが出来上がりました

あとは、実現に向けて努力するだけですね

 

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