2022年07月24日
【波動って何?】生命体の根源にも共通する渦巻・螺旋構造
画像はこちらからお借りしました
シリーズ3回目。今回は生命体の根源を探索します。その原単位である細胞を構成する素材から、生物の形、さらには原始的な生命体の行動様式まで、共通して渦(螺旋)現象が見られます。本シリーズでは、それらの現象を見ることで、その本質(共通構造)に迫っていきます。
◆細胞を構成する素材
・生物の体を作っている素材であるタンパク質の「アルファ・ヘリックス構造」
・生物の最小単位である細胞を作っている細胞骨格。そこにはさまざまな種類の繊維質があり、らせん構造をしている。
・主に筋肉をつくっているタンパク質であるミオシン
・単細胞生物がもつ鞭毛(断面と立体映像)。鞭毛は細胞についてしっぽのようなもので、これを回転させながら移動する。
・細胞内の核の中にあって、タンパク質をつくるための素材構成を記録しているDNA。塩基と糖とリン酸でできていて、二重のらせん構造をつくっている。
◆生物の身体
・らせん菌のかたち
細菌のなかでも比較的小さい体の細菌がこの形状。コレラ菌、ピロリ菌、梅毒などを引き起こすスピロヘータなど。細菌の体のかたちは他にまるい球菌、細長い杆菌がある。
◆細菌類の行動
・大腸菌の探索行動
大腸菌は飢餓状態になると渦を巻き一定方向に拡大しながら、餌を探索しているような形を示す。その運動のしかたには法則性があり、距離が近い群れは同方向に回転し、一定距離に離れると逆回転し始める。外側の個体群に引っ張られて内側の個体群が回転しているように見える。回転は外側へと広がっていき、広がるにつれて内側の渦は止まっていく。(写真は右が拡大方向)
動画で見たい方はこちら
・粘菌の集合行動
飢餓状態の粘菌細胞はシグナル物質を細胞間でリレーのように伝播していき,それと同時に複数の細胞がシグナル伝播の中心に向けて協調的に移動・集合する現象が起きる。白い部分が動いている細胞、黒い部分が動きが鈍い細胞。
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体の構造から、行動様式まで、渦巻や螺旋という形態が共通しているのは不思議です。きっとその本質に渦巻や螺旋の構造が潜んでいるのではないかと考えています。それが掴めれば、万物をつかさどる波動の世界観がわかるのではないでしょうか。
- posted by kumagai at : 21:39 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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