2014年01月15日
関西を知る~京都企業の業績がいいのはなんで? ~日本電産編~
日本電産株式会社
コチラから引用
日本電産の社是
コチラから引用
1973年、たった4人のエンジニアが集まりスタートした日本電産は常に「世界一」を追求し続け、積極的に事業を展開し、わずか39年の間に連結売上高6,823億円を誇る企業になり、コンピュータのハードディスクドライブ用モータにおいては、生産台数が世界シェア約80%と、確固たるポジションを築いている会社です。さらに、自動車用モータの分野を強化していて、現在は世界トップクラスのシェアを誇っています。
「総合駆動技術の世界No.1メーカー」を目指し、海外企業を含め36社のM&A(企業の合併・買収)を成功させ、グローバルネットワーク・堅固な事業基盤を築いている会社です。
今回はそんな日本電産の変わった採用試験と仕事のひと工夫をご紹介いたします
■どうしてトイレ掃除??
みなさんが想像する採用試験ってどんなものですか?
日本電産の採用試験は・・・・・?
日本電産社長 永守重信 が考える採用試験☆
日本電産の採用試験はすごいおもしろい!!
他にない。
「大声試験」「早飯試験」「留年経験者に限る試験」・・・・・・など等
その中でもトイレ掃除試験がある!
昭和四十九年に、まず幹部が率先して一年間便所掃除をやり、そのあとの反省会で、
企業を一つの“運命共同体”として考えていくならば、これは最高の基本教育だという結論になった。
以来、五十年の新入社員から必ず一年間便所掃除をするという慣習ができあがっていた。
しかもこれは、雑巾、ブラシといった用具は一切使わず、すべて素手でやることになっている。
便器についた他人の大便を素手で洗い落とし、ピカピカに磨きあげる。こうしたことを続けていると、何も言われなくても、自然にお互いが便器をよごすまいという気持ちになってくる。こうした習慣が身につくと、トイレだけでなく、工場や事務所をよごしたり、ちらかしたりする不心得者もいなくなる。
延いてはこれが、“品質管理の基本”へと結びついていくのである。
見た目にはわからないから、誰も見ていないから、といいかげんになりがちなところを、便所掃除を行なうことによって、一人ひとりが入念にチェックしていく。こんな習慣を身につけさせようとしたのだ。
コチラから引用
結果・・・・・
新入社員にやらせたところ、最初のうちは、次の日から来なくなる人間もいたし、なんとか理由をつけてサボる者もいた。
いい人間を探そう、優秀な者を選ぼう、という発想とは逆で、我社の必要としないダメな人間をまずオミットしようという考えである。
試験だから仕方なしにやっている人間や気の回らない者の掃除は、便器の裏側を見ればすぐにわかる。
見える所はきれいにしてあっても、見えない所はほったらかしである。
しかし、本当にきれいにしようとする者は、裏側もきちんと掃除が行き届いている。
正に裏表がないというのはこのことだ。恐らく便所掃除が好きで好きでたまらないという人間はいないだろう。
けれど、いくらイヤであっても、裏表のない人間は、毎日毎日続けていると、そのうち便所掃除をやらないと気分が悪いというふうになってくる。
こうした積み重ねが、不良品を出したら直せばいいではないか、という気持ちから、不良品を出さないように努力しようという姿勢を、知らず知らずのうちに養っていくのである。
■文字を書くこと! 😉
メモすらとれない?!?!
コチラから引用
①
いまや携帯電話はビジネスマンだけではなく、若者の必携アイテムとなっている。
街なかでも、電車のなかでも、公衆電話の横でも携帯電話に向かって話しかけている。
このような電話人間であるはずの若い世代に、ことビジネスになるとうまく電話が使えないというおかしな現象が起こっている。
電話が使えないといったが、正確ないい方をすると、相手に自分の意志が正しく伝えられないということだ。
極端な例では、電話で15分、20分としゃべっておきながら、最後には「これから伺います」といって受話器を置くといったこともあるようだ。経営者の立場になると、こんなことも笑い話では済ませられない。
こうした結果になる原因は、大きく二つある。
一つは、事前の準備ができていないということ。電話があまりにも身近な道具になりすぎたため、何も考えずにいきなり電話をかけはじめてしまう。これでは、うまく電話が使えるはずがない。たとえば、「わたしはスピーチが苦手で」という人がいる。謙遜ではなく実際にスピーチの下手な人というのは、たいてい練習をしていない。電話も同じで、前もってどういう内容の話をどういう順序でするのかぐらいは、メモにしておくぐらいの心構えが必要となる。
②
もう一つの原因が、普段から手紙や文章を書く訓練ができていないということである。手紙や文章を書かないために、言葉づかいや言葉そのものを知らないのである。友人やガールフレンドと話をするのなら、100か200のボキャブラリーでも充分話は通じるだろう。しかし、ビジネスの世界では通用しない。言葉そのものを知らないのに、電話のかけ方はこうだ、電話がかかってきたときはこうしなさいといってみてもはじまらない。
わが社では、わたしが率先して手紙を書く。社員を褒めるとき、叱るとき、あるいは電話をすれば1分で済むことでも、わざわざ手紙にすることも多い。また、現場の各責任者には毎週ファックスでレポートを送らせ、その返事もせっせと書く。かつては年に3回、昇給時と夏冬のボーナスを支給するときに、全社員に自筆の手紙を書いて、そのなかで社員を褒めちぎった。
スピードばかりが優先される現代社会であるが、すべてに「ズバリ」が賢明とはかぎらない。手紙だからこそ深まる人間的な絆もある。いまわたしは改めて、手紙、文章を書く重要性を社員に訴えていこうとしている。
確かに文字を書く事が少なくなっていると思います。
携帯電話に頼ってしまいがちです…
そこで社員に手紙、文章を書く事の重要性、、、そこから信頼関係も生まれてくるのかな…
次回は別の企業の紹介ですッ♪
お楽しみに~~☆
- posted by liikolo at : 19:43 | コメント (コメントは受け付けていません) | トラックバック (0)