2007年06月25日
経営者の試み~需要発から供給発へ!!
みなさん、ハロにちわ! かなめんたです。 😮
今日は当ブログの管理人であるはっしーさんから「面白い試みをしているお医者さんがいるよ」との情報を得て、それを調べてみました。はっしーさんは「社会保障制度の崩壊と類的需要の高まり」という投稿をされてますが、これも医療なんで関係してくるかもしれません。
北原脳神経外科病院、理事長の北原茂実さんという方です。
早速ですが、これを読んでみてください
>入院中から一緒に勉強しましょう。また、できることは介護でなくてもいいから、グリーンの手入れでも、電話番でも、リクレーションでも、何でもいいから手伝ってください。
アメリカに安くて評判の会員制スーパーマーケットがあり繁盛しています。秘密は会員が店員も兼ねていて、月のうち数時間そこで働くのです。仕入れも販売も自分達だからごまかしがないので、品質も安心です。
私は家族ボランティアに限らず、医療も「これからはこの形式だ!」と思いました。医療サービスの提供者側に市民が入ってこそ、信頼できる医療が実現できるし、不信感から生まれる無駄な訴訟も減るでしょう。
「若き医療者よ。理想の医療を諦めるな」より引用。
つまり、病院に入院したリハビリ期間中に、何もしないのではなく、当人も家族も病院で共に役割を担うってことです。
面白いですし、ただの患者で終わるのではなく、そこには「やりがい」もありそうではないですか?
ふむう~と思った方は、いつものやつをお願いします。
アパッチのおたけび~!!
ありがとうございます!
さて、こうした試みは今までの「消費者」と「生産者」の関係を覆す動きだと思います。
もっと言えば、需要者と供給者の関係、傍観者と当事者の関係。
これらの関係って対立するもの なのかなあと思っていましたが、誰でも、生産者でいたいし、供給者でいたいし、当事者ですよね。
そのほうが楽しいし、活力がわきます。これ、仕事をしている方は、みんな実感できるんじゃないでしょうか。
実はこれ、めちゃくちゃすごい発想の転換なんです。
るいネットにこんな投稿があります。
>「市場経済の分析軸として固定観念化してしまった需要はどこにあるのかという需要発の発想こそ、可能性探索を妨げる旧観念であり、供給発の発想に切り替えさえすれば答え=可能性は無限に開かれる」という「需要発から供給発へ」の発想の転換であった。
>今若者が仕事選びにおける選択基準は「給料や余暇をいくらもらえるか=需要主体になれるか」でなく「仕事のやりがい=供給主体としての充足」にあるし、そうした欠乏はこれまでは単なる消費主体としてしか見なされてこなかった、高齢者や障害者の欠乏としても見て取れる。
>今や彼ら「旧来の社会的弱者」は「弱者として消費=需要する権利を主張する」なんて地平を脱却し
「同じ社会の当事者として役割を持つこと=供給者になることを求めている」。
るいネット「需要発から供給発へ」より引用。
ボケ防止のためには、役割を与えるとか、うつ予防には「充実した時間を」などと言われますが、これは「やりたいことが見つからない」とか「やりがいが見えない」という老若男女みんなが持っている欠乏だと思います。 🙁
でも、「需要発」という固定観念で考えている限り、全く可能性が見えてこないんですね。
ただ、ここで勘違いしたくないので、これも読んでみて下さい。「供給発」ってどんなことなのか。
るいネット「供給発が活力再生のカギ」より引用。
>例えば、悩み需要があるから悩みに答える人をつくるとか、子育て不安があるからそれに答える人をつくるといった見方をしている人はまだまだ多いのじゃないかと思う。(カウンセラーを増やすとか保育士を増やすとか)
が、「需要発から供給発」、「供給者をつくる」という認識はそんなことを指しているのではないと思う。
悩みがある人自身を答えられる人にする、子育て不安がある親自体が子育てを活力を持ってやれるようにすることが「供給者をつくる」ということだと思う。<
そうなんです。自らが、供給者になるということが活力UPの秘訣なんですね。
そういわれてみると、有能な経営者の方々って実にうまく、役割を創出しているなあと思います。
さて、冒頭のお医者さんの試みです。これも実にうまく活力UPをうながしていると思います。
ただの消費者じゃなくて役割を持って働く。そこでは医者と患者っていうカベも消えて、共に働く仲間になります。惜しむらくは、それをボランティアにしているところ。
ボランティアにする必要は無いと思います。
働いてもらった分、人件費は削減されるのだし、そこに対価を支払ってもいいんじゃないでしょうか。
対価を支払うとなると、より真剣に仕事に取り組めるし、なにより、
対価を払うという行為が「役割を担っている」という評価だからです。
そしてただ税金増やしてバラまくくらいならば、こうした供給者を増やして、活力再生していく事業にこそ、(補助金ではなく)「支援金」を出していけばいい。
と、めんたは思うわけですが、いかがでしょうか?
えっとちなみに冒頭のお医者さんは、これ以外にも、いろいろ面白い試みをされています。全てが「すごい!」と言うわけではありませんが、機会があれば、随時紹介していきたいと思います。
ではでは、かなめんたでした~。
- posted by kanamenta at : 14:07 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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