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2007年07月16日

Good Job!!~仕事史観~

台風4号 が去った後の連休、皆さんいかがお過ごしでしたか?久し振りに夏のお天道様 が拝めると思いきや、またもや梅雨空 、気分転換もままならないようです。

ただ京都の祇園祭、夏の甲子園地方大会、ちょっと余分な参院選 と夏の恒例行事も真
盛り 暑い夏を感じずにはいられない今日此の頃です。 😛
さて
Good Job!!シリーズ第3弾は、会社人暦28年のmiyashowがおおくりします。
28年も仕事をしていると実に様々な事にぶつかります。成功体験もあれば失敗体験も
ある、どんな時元気がでて、どんな時落ち込むのか、客先との関係や、同僚との関係、そもそも
何の為に仕事をしているのか?…等いろいろあり過ぎて正直何を書こうか非常に迷うところです。
…でようやく決まったテーマは…
本題に入る前に、いつものお願いします。 :blush:
 

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私の「仕事史観」
少し固くて長くなりますが、時代の大きな節目とそれに呼応する仕事意識をまとめてみました。最も言いたい事は最後にあります。 8)
1980年<新入社員>
       :立身出世やお金持ちになることが絶対的価値
       であった時代から、この価値観が少し揺らぎ始めた時代、とは言っても変わる価
       値感など見出せず先人の道をトレースするだけの時代。意識の底流にはさら「い
       い女」をものにしたい思いがあったのも同様。

 ⇒この出世やお金(さらに女)を求める意識を「私権意識」と言うなら、世の中が同じ価値観でで
  動いていたゆえに「私権社会」とか「私権時代」ということができます。また当時の価値観(念)
  を「私権規範」と言う言葉に置き換えても良いと思いますが、当時の私たちが仕事に邁進した
  のは、会社の発展の為と言う「私権規範」を大義としても、本質は自分の「私権」をより多く獲
  得したいと言う自我にあったことは言うまでもありません。当時の仕事意識はこの私権の獲
  得を目標に活力があった時代なのです。
1990年前後<中堅~転換期> 
        :バブル期は国ををあげてのイケイケ時代、今
        考えればどう考えても異常な熱気であったにも関わらず誰もそれを指摘するもの
        がいなかった。本当は私権追求の末路であるにも関わらず私権観念がそれを見
        えなくさせていた。バブル崩壊後の社会を覆った虚脱感とのギャップはそれを物
        語る。市場経済の混乱を極めたが、これを機にかっての価値観=私権観念を転
        換せざるを得ない状況に皆がおかれたのは不幸中の幸いか?
   
  ⇒バブル期は他の企業と同様、仕事は潤沢にあり組織的にも急拡大の時代で、仕事に向か
   う活力源に差異は無かったように記憶する。ただ他企業と違うのは異常な社会状況に問題
   意識を持ち、(残念ながらバブル生成のメカニズの解明は崩壊後に委ねられたが)当時の
   社会を覆った意識潮流をつかみ危機意識の共有と実践を。これがその後に来るバブル崩壊
   と言う外圧にもタジログことなくむしろ予測思考の重要性と共同体の可能性に新たな活力を
   見出す結果となった。(すべてが平坦なものではなく、試行錯誤の連続であった。共同体の
   良さは常に新たな可能性に向かって舵を切ることができる柔軟性にあるのだと当時思
   った)
          
2000年~<現在~活力再生> 
         :’90年~’00年を「失われた10年」と言うら
         しい。何が失われたのか?それは
         旧価値観ではなかったのか?人々の意識は明らかに変わった。にもかかわ
         らず社会を形づくる制度や規範は昔のままである。ここに大きな矛盾をはら
         み社会のいたるところで歪みが噴出している。向かうべき収束先(不全の解
         消)が見えぬゆえ活力は空回り(活力不全)状態が続く。

  ⇒企業においても然り、コンプライアンスの軽視による倒産の危機など、人々の先端意識を掴
   まず旧態然としたままの経営判断の帰結である。この意識変化を理解し経営の舵取りをでき
   ない企業は早晩消滅するしかないのかも知れない。
  ⇒社会は今バブル期前夜の様相を呈している、二度と同じ失敗を繰り返すことは無いと思うが
   …グローバルスタンダードを猛追した結果は外資によるM&Aの脅威、BRICSに代表される
   新興国の台頭による市場競争の激化など新たな外圧に晒されていることも事実だ。一方
   国内的には、このブログでも取り上げられている2007年問題や新入社員の意識(モチベー
   ション)問題など、今や企業や社会を取り巻く環境は正に内憂外鬼の厳しい状況にある。
   共同体と言う経営形態の有様は常に社会の先端意識を掴み舵取りを行い、様々な障壁(活
   力不全もその一つ)を乗り越えてきた。そして一企業の枠内に留まらず、この危機的状況を
   突破する為に社会に対する発信を開始したのである。
  ⇒2000年以降に急速に普及したインターネット(社会インフラ)はかっての想像をはるかに超
   えた可能性を示し社会を変えつつある。当ブログの冠たる超企業の意味は一企業の紹介に
   留まらず社会をも変うる可能性のあることも示唆して付けられている。また社内的にはイント
   ラネットを活用した社内掲示板を1年半前から試行し、創設以来の体制的難問を解決しつつ
   あるのを目の当りにしています。類はこの上ない手段を手に入れ、ますます進化しようとして
   いるのです。
  
私のGoodJob!!、20数年、類・共同体の一員として微力ではあるがその一役を果たしてきたことであると思う。

 

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