2006年11月25日
『政府のニート政策』を紐解いてみる
みっちーさんのニート・フリーター分析に刺激を受け、政府のニートに対策について調べてみました。
「ニートは大問題!」と煽っているわりには、お粗末な政策ばかりで、本気で考えているとは到底思えません。
正直がっかりしました。
続きはコチラ↓
そのまえに・・・ポッチリしてくださいね
ウィキペディアより
内閣府
◇再チャレンジ支援
再チャレンジ支援を政策の柱に掲げる安倍晋三総理大臣は、ニートやフリーターに対する公務員採用枠の確保や、再チャレンジに協力的な企業に対する表彰制度などを打ち出している。
表彰制度?
またしても、政府自ら作り出した幻想共認を企業に押し付けようとしている。環境政策と同じ匂いがします。こんな共認が出来上がれば、企業としては従わざるを得なくなります。更に先日、税制上の優遇処置を打ち出したようですが、これも明らかに企業に対する押し付けです。
厚生労働省
◇若者自立塾
若者自立塾とは、ニートを対象とした支援施設で、就労意欲の向上等を目的に36ヶ月間、合宿形式で集団生活を行う。内容は生活訓練や労働体験が主だが、資格取得や就職活動などの支援も受けられる。なお費用の一部は自己負担となる。
これは、約9億8千万円の予算をかけて創設された公認の就業支援施設ですが、初年度(平成17年)の入塾者数は募集がおよそ1200人に対し、実際に応募したのは466人だったそうです。
差額の助成金がどこへ消えたのかも不明で、塾生の卒業後の平均就労率は低いそうです。
文部科学省
◇予防授業
総合的な学習の時間などを利用し、児童・生徒に「働く事の大切さ」をワークショップ形式で伝える。特に文部科学省の委託事業として実施されている「フリーター・ニートになる前に受けたい授業」などが有名。他に、小論文やディベートのテーマとして扱われる事もある。また修学旅行などで、私のしごと館やキッザニアなどの施設を利用した実習授業が行われる場合も多い。
◇職場体験
職場体験とは、生徒が学校を離れ、地元のスーパーや保育所などで15日間、就労体験をすることで、主に中学2年生を対象としている。2004年の公立校での実施率は89.7%で、文部科学省は更に5日間の完全実施(キャリアスタートウィーク)を推奨している。
職場を体験すればいいってものじゃない。
そもそも、現在の「仕事」自体がニート創出の一因となっているのに、そんな「仕事」を目の当たりにして子どもに働く意欲が芽生えるのだろうか?
ジョブカフェサポートセンターのサイトより
経済産業省
◇ジョブカフェ
地域の実情に合った若者の能力向上と就職促進を図るため、若年者が雇用関連サービスを1ヵ所でまとめて受けられるようにした就労支援施設。コーヒーを飲む感覚で気軽に立ち寄ってもうらうことが狙い。
コーヒーのサービスですか。優雅なもんですね~。
しかし、ひきこもっている若者をコーヒーで誘き出すことができるとでも思っているのでしょうか?
現実がわかっていないとしか言いようがない。ほんと困ったものです。
ずらずらと、政府の対策を挙げてきましたが、共通点は、「とりあえず何か考えてます」ってところをアピールしたいだけの政策だという点です。「ニート問題」というお題目だけが一人歩きし、問題の本質部分が完全に捨象されています。
そもそも「ニート」って一体どのような人を言っているの?
ひょっとして、この「ニート・フリーター」も政府によって捏造された支配観念のひとつ?
当ブログにおける「ニート研究」の第一人者 みっちーさん、そこんとこ解説お願いします。
byともひろ
- posted by postgre at : 21:00 | コメント (2件) | トラックバック (0)
コメント
このグラフ、まさに、みんながバラバラで組織の統一感・統合感がないことを如実にあらわしてますねーヽ(*’0’*)ツ 。
「統合力」が求められている!
なるほど~、みんなの期待はここですね!
恋から愛へ・・・そして。。。
こんばちわ☆ いつも幸せ!ひろべぇ~です(#^∀^#)
皆さんは、『恋』と『愛』について・・・、真剣に話したことありますか?
私は今まで、、、…
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