2007年08月31日
(= ̄+∇ ̄=)b Good Job !! ~老舗「ナベヤ」の伝統に感激っ!!~
こんにちわ~みっちーです
今回はGood job!!シリーズに飛び入り参加 して、
鋳物屋として戦国時代 から続く、老舗の「ナベヤ」に注目したいと思います。
・・・さらっと書きましけど、戦国時代って凄くないですか?
ひいひいひい・・・・とか叫ぶぐらい婆ちゃんの時代ですよ?!
・・・というか、普通に武田信玄 とか上杉謙信 とか群雄割拠の時代ってもう~
そんな450年以上も前の戦国時代から続く企業ってどういうこと?
秘密はなんなのさっ??ってとこを企業レポートから捉えていっきま~す!!
その前にぴこりん と応援お願いします。
ありがとう
――織田信長が活躍した時代に創業し、今年で四百四十四周年。この間、受け継がれてきた精神があるとすれば何ですか。
「古くから、宮中に魔よけの吊(つ)り灯ろうを納めてきた百八軒の御鋳物師(おんいものし)がいましたが、今も家業を守っているのは、二十数軒でしょうか。中には、鎌倉時代から約八百年続く老舗もあります。とはいえ、鋳物は地味、地道な仕事です。岡本家には、遊興や観光、政治に手を出すなという家訓がありますが、まじめ一本でやってきたからこそ、今に残っているのだと思います。四百年余のうち三百年は、その精神のおかげです」
――さらに近代以降の百年も、家業を守ることができたのはなぜですか。
「御鋳物師は明治以降に減りました。地味とはいえ、同じものを同じように造っていてはだめ。絶えず時代に応じた商品を開発していく必要があります。ナベヤもかつては鍋、釜を造っていました。今は工作物などを固定する治具のような工作機械周辺機器が中心です。下請けをせず、自前の商品を造ってきたこと、国内の景気に左右されないよう、輸出に取り組んだことも、生き残った要因です」
――後継ぎに養子が多かったのも理由の一つでは。
「私の父が養子で、現社長が養子。確かに一代か二代おきに養子が後を継いでいます。人材を選ぶことができるのがメリットです。大阪の商家では、長男を廃嫡し、養子に後を継がせるのはよくあるそうですね」
――鋳造はアナログ的な産業ですが、IT(情報技術)などデジタル技術との共存をどう考えますか。
「我が社は中小企業としては、コンピューターの導入が早い方でした。IT化は必要です。しかし、ITはツール(道具)にすぎません。しかも、その技術は買うことができるし、人材も外から連れてくればいい。これに対し、伝統技術を身につけた職人はよそにはいません。どうしても自分の所で育て、技術を維持、伝承していかなければなりません。そのことが一番難しい。昔の職人なら、溶けた鉄を見ただけで、正確な温度が分かり、どのタイミングで鋳型に流し込めばいいか判断できたでしょう」
――その伝統も、昔のままではやがて取り残されますね。
「伝統とは変化の積み重ねです。新しいモノづくりに挑戦する中で、今、一番力を入れているのは新素材の開発です。アルミとセラミックのような複合素材を使えば、これまでにない丈夫で軽い鋳物ができるでしょう。加工技術だけでは、韓国や中国、台湾にすぐ追いつかれますが、素材から開発した新商品は簡単にはまねできません。日本の製造業が進むべきは、このような素材からの一貫開発です」
――新素材で自動車用部品を開発し、メーカーに売り込むことも可能?
「自動車部品のような大量生産は目指しません。あくまで多品種少量生産です。自動車向けを手がけると、規模の拡大を求められ、設備投資に追いまくられて、いずれメーカーに隷属してしまう。上場もしません。会社は大きくなるかもしれませんが、孫の代には社長になれないでしょう」
――規模追求のアメリカ型の経営とは違いますね。
「経済の国際化は必然的な動きだとしても、グローバリズムの正体は、機関投資家の思惑だという指摘があります。グローバルスタンダードでは、株価を上げることが、株主にとっていい会社であり、いい経営者だとされるが、その株主とは機関投資家のことであって、会社を愛している株主ではありません」
――対する日本型経営に固有のスタンダードとは何だと思いますか。
「会社を愛する株主のための会社になることであり、従業員や地域のことを必ず頭に入れて経営することです。会社だけ大きくなればいい、もうかればいい、工場は中国へもって行けばいい、というものではありません。日本の企業や国民としての義務を忘れてはいけません。特に、金を転がして商売をやるのが一番偉いという風潮は、気に入りません。やはりモノづくりがあってこそです」
――寅さんシリーズの映画で有名な東京の柴又帝釈天の梵鐘(ぼんしょう)は、ナベヤで造られたそうですが。
「一九五三年に鋳造しました。三百貫、約千百キロ。一番いい音色の出る大きさです。代金は今の金額にして300万円程度でした。梵鐘が完成すると、お寺で鐘供養がありますが、鋳物屋と鐘楼を造った大工、石垣を手がけた石屋が呼ばれます。その中で、鋳物屋が上席に座らせてもらえますが、もうけは一番少ない。しかも、最近は年に一つ、二つの注文ですから、ここでも、その技術を保存することが大変です」
『伝統とは変化の積み重ねです。』
ズシリとくる名言ですね。
老舗は怒涛のような時代変化=外圧に適応し生き続けてきた。
その証が今も生き続ける伝統であり、語り継がれる家訓や理念なんだと思います。
日本にはこのような老舗が今尚たくさんあります。(バブル崩壊後も適応し生き延びてきた!!)
世界の200年以上の老舗(長寿企業)の数を比較してみると、
日本 3000
中国 9
台湾 7
インド 3
ドイツ 800
オランダ 200
アメリカ 14
圧倒的に日本が凄いニャ
変わらず在るために、変わり続けていくこと。
その積み重ねこそが『伝統』
そんな外圧適応態である老舗の伝統に(= ̄+∇ ̄=)b Good Job !!
- posted by mitty at : 9:07 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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