2007年09月14日
チャレンジ★農! ~植物工場は農業を物的生産に留める
この間何人かが投稿していた植物工場。 おどろきました。
(写真:光の情報.comさんより引用)
農薬をほとんど使わず、生産に関わる人も少なくて済み、例えば屋外栽培のトマトが1本の苗に30個程度の実を付ける期間の倍の期間で8000個 🙄 の実を付けるというから、初期投資がかかってもビジネスとしてはペイしていくのかもしれない。
騒がれている自給率を向上させ、一定の安全性を確保でき、生産に関わる人数も少なくてすむなど、
様々な問題を解決してくれそう
でも、それが現在皆が抱いている食への期待に応えるものかというと違和感が残ります。
・エネルギー自給率が実質4%くらいしかない国が、膨大なエネルギーを消費して生産した食糧で自給率が上がったと喜べるんだろうか
・この徹底的に人工的な環境で育った、今までにない野菜は本当に言うほど安全なのか :m052:
など、工場野菜という生産様式自体にも違和感を感じるけど、違和感の根っこにあるのは、この植物工場という企業の取り組みが、結局農業を物的生産としてしか捉えていないところ。 🙁
現在の食・農への関心の高まりの背後にあるのは、市場の商品としての農産物の質や生産量向上の期待だけじゃない。
農業生産が想い起こさせる、自然の摂理に則った生き方や、農業生産の共働作業の充足や教育機能、そうした場を通しての活力再生にも可能性を感じてる。食材の安全性についても、生産に関わる人が互いに充足している場で生産されてることで、結果として安心もついてくるイメージ。
植物工場は農産物生産の市場での可能性を広げるかもしれないけど、高度に機械化された工場では人的な労働力は減らしてナンボ。人が活動する場ではなくなっていくし、限定した商品の生産に特化した場だから、農業生産を通じた活力再生の芽は逆に摘まれてしまうような気がします。
農外企業の農業参入に期待されているのは、農業生産はもちろん、間口が広がることで、もっと人々の意識にフィットする、農業生産を通じての新たな人間関係関係創りや人材育成のしくみ、その結果としての安心基盤の確保なのだと思います。
殆ど新たな地域社会づくりのような複合的な取組み。そんな課題にも繋がりそうなだけに、利益優先に流れざるを得ない市場の状況に対しては、国や自治体も視点を広げ、ジャンルごとに出している補助金や支援金を集約し、活力の出る新たな場の創出として本腰を入れたらいいと思うのですが。
←応援宜しくお願いします。
- posted by basha at : 22:07 | コメント (3件) | トラックバック (0)
コメント
難課題を、「“いい男”の試され時」って表現できる、
この肝の据わった感じが、またなんとも“いい男”ですね☆
ス・テ・キ♪
でも、やっぱり“いい男”は成果が出せてこそ!
そんな男たちに必要とされる、支える女になりたいですね~。
男としては、なかなか理想の高い気もします・・・。
ただ、男を試されている場面というのは日常頻繁にあります。
先ずは、逃げないってことかな?
サクラさん、おたきゅさん、コメントありがとうございます♪
>でも、やっぱり“いい男”は成果が出せてこそ!
>そんな男たちに必要とされる、支える女になりたいですね~。
おおお~、確かに!
男も、女も、それぞれの役割があリ、それを全うすることで成果が上がる、そんなイメージ☆
ikuちゃんも書いてくれてますが、女側も、重要!!ですね。
>ただ、男を試されている場面というのは日常頻繁にあります。
>先ずは、逃げないってことかな?
日々、「男を試されてる」って感じてはるんですね♪
すごい!!
だって、これに気付いてない人もいるんじゃないかなって思います。感じられるっていうのは、「みんなの期待に応えるのが、男!」ってところを役割として感じているからなんでしょうね☆
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