2007年11月10日
【ミス撲滅実践編】書類と数字でミスらない確認術
ニュースを見ていると、最近また、企業の不祥事やミスが増えているようです。
食品業界や建材メーカーに限らず、一つのミスが致命傷になるケースが多発しています。
改めて言うまでもなく、ミス撲滅は全ての企業に共通の課題となっています。
今日は、ミス撲滅の実践編として基本的な手法を紹介したいと思います。
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実践編に行く前に、『ミス多発の構造』をおさらいしておきます。
るいネットに、
『 ミス大爆発⇒警戒心発の集中力はガタガタ⇒共認圧力発の集中力を形成するには? 』
という投稿があります。
図解化すると、
中高年は、私権圧力の衰弱→警戒心の衰弱→集中力の衰弱。
しかし、警戒心を喚起しても集中力は維持できない。
∵警戒心の源泉である私権圧力は衰弱する一方。
それに代わる新しい圧力(共認圧力)を形成しなければならない。
若者は、なんでも許される仲間空間の過保護化→自己中化→対象性の欠如。
課題の難易度は増し、期待圧力⇒共認圧力は高まっているのに、中高年は警戒心発でないと内圧が生起しない。若手は無圧力の仲間空間育ちで闘争圧力が働かない→ともに危機が素通りしていく。
⇒どうする?
集団内でも社会空間においても、「自己中は人類の敵」という不文律の共認による注意力喚起こそが、破綻状況を突破していく鍵となるのではなかろうか?
★実践場面では、先ず上記の『規範共認』を行った上で、
各職制別にチェック体制を整える必要があります。
★そこで今日は、日常的に発生する「書類と数字」についてのミス防止法を紹介します。
(注)「自分発から相手発」への認識転換を念頭に置いて読んでください。
書類と数字でミスらない確認術
からの引用です。
1.間違いノートを作る
ミスを防ぐには、自分がどのようなミスをするか傾向を知ることが大事だ。そのためには「まちがいノート」を作成すると効果的。ミスをした時にすぐにノートに書き留める。個条書きで書いていくイメージだ。自分が何を間違え、どう考えれば正しく、どう対処すればよいかなどを考えることが目的だ。
2.修正後ほど確認を徹底
「ミスを修正した後ほど、ミスが発生しやすい」。例えば、書類上の図表の数字に間違いが見つかって訂正したなら、その数字を反映している注記の部分も直す必要がある。だが、これを結構忘れやすい。訂正漏れを見過ごさないように、どこかに修正を加えた後ほど、念入りに確認する。
その方法としては、別の人にチェックしてもらったり、思い込みを防ぐために一度パソコン画面から顔を遠ざけて客観的に見る。また、画面上だけでの確認では済ませず、必ずプリントアウトして紙で確認するようにするとよい。
3.ペン指し呼称
工場などの生産現場では、間違いを防ぐために「指差呼称」という確認を行う。機械のスイッチがオフになっているかなど、目で見れば分かることなどを、あえて指で指し、声にして「スイッチ、オフ」と再確認する動作だ。面倒なように見えるが、その効果は高い。集中力が低下した時などにミスを防いでくれる。確認すべき数字をペンで指し、○印をつけたりしてチェックしながら、数字を頭の中で「言って」確認する。ふだんから習慣づけることが大切だ。
4.エクセルを信じず電卓で確認
「エクセル」に入力した計算式を基本的に信用しない。計算式を作成する途中で操作を間違えたため、正しい結果を算出できない可能性があるからだ。エクセルで計算した数字も、できるだけ電卓で確認するようにする。
5.急ぎの仕事ほどペースダウン
焦りながら仕事をすると、ケアレスミスが多発することを自覚する。こういう時には、作業のペースを意識的に落とす。「急がば、回れ」という諺にもあるように、急いでいる時ほど確認作業を増やすのである。体調がすぐれない時も同様に行う。
急ぎで書類を作成する時の確認作業は、文章の読み間違いがないか、読み飛ばしがないか、数字の記入ミスがないかなどのチェックを重視する。焦っている状態から落ち着いた状態に戻った時点で、ペースを徐々に上げていく。
以上、日経ビジネス・アソシエ2006年5月2日号より
はっしー でした
- posted by hassy at : 16:54 | コメント (2件) | トラックバック (0)
コメント
昨年は、偽装問題が爆発した年でしたね。
供給者優位がまさに瓦解した年といえそうです。
偽装問題も、まさに自分発ですから、相手発へと移行できない企業から淘汰されていくように思います。
今年は企業の転換期になりそうですね。
年末年始と高校時代の友人に会って来ました。
私と同じで社会人1年目♪
ばりばり働いて、みんなの役に立つぞ~!!
と営業系に入ったものの…
なんのためにどこのエリアを周るのか。アピールポイントの共認も得られないまま、「とりあえず行ってきて」みたいな感じでやりがいを感じられないみたいです。
お客さんから得られる収益も、自分達の損得でしか考えられない先輩達。
だから社員全体的に活力ダウンしているようです==3
それは、供給者優位の会社の体制が変ってないことが問題のように感じました。
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