2008年01月22日
「働く」という意識
「バカンス休暇で1ヶ月ここにいるよ」
学生時代に海外旅行中に白人男性に聞いた言葉。
その時は、そんなに休んでも会社って廻るんだな。日本でも導入すればいいのに。
なんて考えていた。
日本でも消費を活発にするために近年からハッピーマンデーなるものをつくり連休をつくりだしている。確かに、第3次産業が多い先進国では連休で皆の消費を煽る必要がある。
でも、毎年1ヶ月もバカンスがあったら暇をもてあます。金もかかるし。
多分、仕事をしたくなる。みんないるし。
田舎の祖父母なんかは既に両方80を超えているが、いまでも畑仕事を毎日せっせと働いている。なにもせずに、じっとしていることが少ない。どこからともなく人が集まり井戸端会議が日常の風景となっている。畑仕事も、まったく苦役と思っている節も感じられない。むしろ楽しそう。
「働く」ということに対して西洋と日本では違いがあるようだ。
そこで「るいネット」に分かりやすい投稿があったので紹介します。
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「働けるうちは働く」それが日本人の仕事観
小松由布樹( 42 農業 )
作家で、東京都副知事の猪瀬直樹氏が、雑誌「一個人」のインタビューに答えた記事の中で、西洋と日本人の仕事観の違いについて、次のように述べている。
以下、「一個人」2007年10月号より引用。
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年老いたら仕事をリタイアして余暇を楽しむという生き方は、そもそもヨーロッパの思想なんです。神様が上から人間を見下ろしている西洋では、労働も人間が神から与えられた罰という考え方なんです。その罰から一時的に解放されるのが休暇であり、完全に解放されるのがリタイアという状態なんですね。
では、日本人の思想はどうか?八百万の神という言い方をするけれど、日本ではいろいろな場所に神様がいる。職人の仕事場や、主婦が毎日の炊事をする竈など、人間が汗を流して一生懸命働く場所には神様が宿るとされてきた。だから労働の現場に神棚をつくって祀ったりするわけで、罰として働いている西洋人とは、労働に対する考え方が根本的に違うんです。
“サラリーマン”という職業も、大正時代に生まれた新しい制度で、日本人の生活に根ざした伝統的な文化じゃない。いまでも大田区の町工場のオヤジさんたちを見れば、何歳になっても身体が動くうちは現役でバリバリ働いているでしょう?職人の世界では、60歳なんてまだまだ、はな垂れ小僧ですよ。「働けるうちは働く」というのが、日本人が貫いてきた本来のライフスタイルなんです。
(引用終わり)
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仕事とは、神から与えられた罰=苦役である、というのが西洋の仕事観。だから、そこから解放されるための休暇や定年というシステムや、福祉制度が必要となる。
しかし、“はたらく”とは「傍を楽にすること」と言われるように、本来仕事とは、みんなから与えられた役割であり、期待に応えて充足を得る充足課題そのものである。「働けるうちは働く」という日本人の仕事観は、まさにこの認識から生まれているのであって、それが日本人の勤勉性の原動力にもなっているのだ。
つまり定年とは、みんなから与えられた役割や、期待・応合の充足を得る機会を失ってしまうことに他ならない。それが現在の(とりわけ都市における)老人問題の本質であり、金をばら撒くだけの福祉制度では、何の答えにもならないことは明らかだろう。しかもこのままでは、日本人の勤勉性さえもが失われていくのだ。
大切なことは、老人にも役割を与えることであり、そのための社会の仕組みを作っていくことだと思う。「働けるうちは働く」という旧き良き日本人の仕事観を、みんなで共有することから、まずは始める必要があると思う。
仕事を充足課題と捉える日本は「働く」ことが当たり前であって、西洋人から見たら「勤勉」に映るだけなんですね。
高齢者の自殺や犯罪率の急増は、社会に対しての役割を失ったことに起因することは間違いない。企業を離れたらなんの基盤もない根無し草。そりゃ存在不安や先行きの不安に陥りますよ。
役割を失って日々ゲートボールしているよりも、死ぬまで課題と役割があって、充足と活力を得る日々の方がずっといい。祖父母の代までは当たり前であった「働けるまで働く」という意識の再生に何が必要なのでしょうか。
引き続き日本の勤勉性にスポットをあてていきます。
- posted by saito at : 21:57 | コメント (1件) | トラックバック (0)
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