2008年01月30日
どうなる日本?③ ~日本企業はなぜ弱体化したのか~
●識(し)れば、見えてくる
敵の正体を知るには、多面的な分析が不可欠です。
はっしーさん(リンク)
今後の日本を考える上で、この視点は極めて重要です。
現在のアメリカによる日本支配は、敵(=アメリカ)が徹底的に私たち日本を分析した結果もたらされたものです。
敗戦以来、ずっと憧れの的であり、親友であり良きパートナーだと思い続けていたのに・・・。そんな思いもいざ知らず、彼らは、私たち日本人を叩きのめし、従属させるべく徹底的な分析を重ねていたのです。
みっちーさん(リンク)
日本は戦後の焼け野原から見事に復興を遂げました。その奇跡的な発展は、日本企業の頑張りをなくしては語れません。
今回は、過去の日本企業はなぜ強かったのか、そしてなぜ弱体化したのか、について調べてみることにします。
クリクリお願いします。
過去の日本企業の強みとして、その集団や組織としての団結力や帰属意識があると言われています。これが戦後の日本企業を、日本経済を支えていたといってもいいのかもしれません。しかし今や、派遣社員やアウトソーシング、お金で他企業に引き抜かれる人達もいます。離職率や転職率も増加し、内部告発もたえません。今や集団としての団結力など見る影もありません。
このような日本企業の強みは、いったいどのようにして解体されていったのか?
わかりやすくまとめているブログを見つけたので紹介します。
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「日本的経営」を潰したのは誰か-Dr.マッコイの非論理的な世界(リンク)」
このような個人主義が蔓延しやすい一つの土壌として、戦前・戦中は個人が国家のために「犠牲になった」ことに対する過度の反省があると思うが、そこへ来て、日本人のアメリカコンプレックスと、アメリカの戦略というこの3つの要素があると思う。
日本人がアメリカ人の真似をしてもアメリカ人にかなうはずがないのだから、日本の良さ、利点、強さというものをもういちど過去の成功から見直す必要があるのではないかと思う。
◆集団主義的価値観こそ日本の強み・・・・関岡
(前略)
日米通商摩擦のころに読んだ米国人が書いた本のなかで非常に印象に残っている記述があります。「個人対個人なら、米国人は日本人に勝つことはわけもないが、集団対集団、組織対組織となると勝てない。なぜなら米国人は集団になると、誰もが内輪でリーダーシップを争い、あるいは功を競って足を引っ張り合い、気がついてみると集団で結束してことに当たる日本人に水をあけられている」と、その米国人は書いていたんです。おそらく米国は、そのことを日米通商交渉のなかで学習したのでしょう。そしてく日本人の集団主義に楔を打ち込み、個人主義という自分たちの土俵に引きずり下ろそうと考えたのではないか。
(中略)
で、アメリカ人が優れていると思うのは、分析力だと思う。日本の「強さ」も日本人以上に分析して理解していると思う。で、その日本の強さがアメリカにとって脅威となりうるものならば、彼らは巧妙にそれを潰しにかかる。このやり方もまた巧妙である。日本人はお人好しでだまされやすいし、アメリカに対する強いコンプレックスがあるので、すすんで協力したりする。
「日本的雇用慣行を維持している」という理由でトヨタの格付けを引き下げた米国の格付け会社がありましたが、バブル崩壊の煽りでちょうど日本人が自信を失いはじめた時期、米国の経済ジャーナリズムや日本経済新聞などが中心になつて、終身雇用や年功序列といった日本的経営に対するネガティブ・キャンペーンが始まりました。その結果、日本的雇用慣行が崩れ去り、中高年のサラリーマンは年下の上司との人間関係に呻吟したり、リストラである日突然、街頭に放り出されるようになりました。
さらに日本企業は、米国系コンサルティング会社のセールス・トークに踊らされ、こぞって「成果主義」という米国流の人事評価制度を導入しました。成果主義では、チームワークではなく、あくまで個人の貢献度が競わされます。
こうして日本の組織や企業社会がゲマインシャフト的なものからゲゼルシャフト的なものへと激変していくなかで、日本人の会社への忠誠心や帰属意識は急速に摩減していきました。(中略)若い人々もそうした風潮を敏感に察知して、フリーターからニートへと、集団へ帰属することを忌避して「個」のなかに引きこもるようになつています。
まあ、このような流れなのだろう。上で日本経済新聞の話がちょっと出てきているが、この新聞、朝日新聞とは別の意味で反日的とすら言える(朝日と同じ意味での反日色もあるが)。「バブル」「IT革命」「成果主義」「中国経済」を無責任にあおってきた。
で、そのような、アメリカとアメリカかぶれの日本人によって繰り返されてきたプロパガンダによって、現状はどうなってしまったか。アメリカ人は日本人の良さを取り入れているのに、日本はその強みを自ら捨ててしまったと言って良い。
以下驚きの世論調査結果
そしていま、わが国の現状は、まさに惨憺たるありさまです。2005年5月13日付の朝日新聞で紹介されている米国の世論調査会社ギャラツプの調査結果によると、会社への帰属意識や忠誠心や仕事への熱意は、調査が行なわれた一四カ国のなかで、何と米国が世界最高、そして日本が世界最低だったそうです。目を疑うような結果ですが、これは単に日本の国際競争力などといった産業や経済のレベルにとどまる話ではありません。未曽有の国難といっても過言ではない、国家の浮沈に関わる事態です。
日本人が個人主義へとどんどん傾斜していき、その最大の強みであった集団への一体感と忠誠心を失っていく。いかなる集団へも帰属意識を持てない、孤独な個人が刹那主義に陥り、世の中の出来事に対する当事者意識を失い、外資に支配されて何が悪いという、誇りなき時代精神を醸成している。今日の日本の国力の衰退の真因は、まさにこの一点にあるのではないでしょうか。
この惨状から立ち直るには、米国的価値観への迎合から決別し、われわれの父祖たちが築き上げてきた歴史と伝統の価値を再発見し、日本人が自信と誇りを取り戻す以外にありません。まだまだ勉強不足ですが、私自身これからそういうことを突き詰めて考えていきたいと思っています。
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今の日本は、徹底的に個人主義で洗脳されていますが、これも、日本を弱体化させるための策略なのかもしれません。
●識(し)れば、見えてくる
敵の正体を知るには、多面的な分析が不可欠です。
分析を続けていきましょう。
- posted by isgitmhr at : 19:18 | コメント (4件) | トラックバック (0)
コメント
「幹」を伝えるって、後輩指導だけのことじゃない、いろんなことに通じることですね!
何か聞きたいとき、伝えたい時、
相手はどんなところから理解するかを想定して、相手の中に軸を作ってあげる。そうすれば、あとはいろんなことが共有できますもんね♪勉強になりました☆
>その、幹の部分が伝えられない。
仕事の中身を、幹、枝、葉に分けて捉えることは、その成果を上げるためにも重要だと思います☆
ミスの発掘でも、重箱の隅(葉っぱ)にばかり囚われていると、肝心なところ(幹)を見落とす、といった事態につながりかねません。
ikuさん
コメントありがとうございます♪
>そうすれば、あとはいろんなことが共有できますもんね♪
うん、うん(^^)!
そうですよね。その軸さえ、しっかりしていれば、ある程度の判断は、できるようにもなる☆
先輩の役割は、まず、「軸」を見つけることですね♪
やがさん
コメントありがとうございます☆☆
>ミスの発掘でも、重箱の隅(葉っぱ)にばかり囚われていると、肝心なところ(幹)を見落とす
確かにっ(o^-‘)V
ミス防止のための対策を考える時も、
重箱の隅(葉っぱ)の作業ばかり増やして、肝心なところ(幹)を見失い、ミスがなくならない‥なんてこともありますもんね。
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