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2008年04月20日

昔の人材育成って?~徒弟制度は有効か?

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みなさん、こんにちは。かなめんたです。 😮
今日は引き続き、「人材育成」を追及していきたいと思います。
現在、人材育成といえば、例えば研修制度であったり、マニュアルだったりありますが、なかなか人材が育たないと嘆いている上司の方は多いと思います。
では、昔の人材育成はどうだったんでしょう?今日は徒弟制度を調べてみました。
おっと、続きを読む前に、いつものやつをお願いします。

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ありがとうございます。
徒弟制度ってどんなものでしょう?辞書で調べるとこんな感じです↓
中世ヨーロッパの手工業ギルドにおいて、親方・職人・徒弟の3階層によって技能教育を行った制度。また、一般に日本の年季奉公・丁稚(でっち)などの制度をもいう。
現在は職人さんや芸人さんのなかに残っていると思うのですが、要は一定期間の修行を経て一人前に育っていく制度です。
今の人材育成と違うと思うのは、技術は盗むもので、教わるものではないこと。→当然、師匠は手取り足取りは教えてくれません。何年も雑用や掃除をしながら耐えて、技術を学びとっていくのです。
師匠からすれば、「やる気が無いならやめろ」ということ。。。。。
(ちなみに現在の落語家でも、一番成長したと感じた時期は、師匠に満足に教えてもらえず、雑用ばっかしていた時期だそうです。)
(宮本武蔵の『五輪の書』の中にも、教えたときにすっと吸収できると きがあるが、その時期に来ていないものに教えようとしてもあまり役 に立たない、その時期に来ていない人にはむしろ教えない方がいい、 というような教訓がでてきます。)
。。。これって今の人材育成とは全く違いますよね。これからすると今はそうとう過保護な感じさえします。
ただ、現在このやり方が通用するかというと疑問はあります。
前提として、「本人のやる気」があるので、現在はまず「やる気」を引き出すところからしなくてはならない。昔は貧困の圧力が強く、「食うために働く」時代です。みんなしのごの言わずに修行していたんでしょう。
ところが現在は豊かになり、とたんに徒弟制は崩れていきました。替わりに上司が手取り足取り教える風に変わってきました。
ところが、最近一部では徒弟制を取り入れる会社が増えているというのです。
そして職人を目指す若者も微増だといいます。
徒弟制のメリットを考えてみると、例えば修行と称して雑用などやらされてると①「なんでこんなことしなきゃいけないの?」と疑問が湧くし、一方で「師匠はなんでこういうやり方をするんだろう?」と疑問が湧くと思います。
そして一生懸命ひたすら師匠の真似をします。常に①と②の疑問を考えながら。
これって仕事の意味を理解するうえでも、そして師匠の技を習得する上でも意外と遠いようで近道なのではないか?と感じます。
逆を言うと、こうした若者の増加は、現状の企業の人材育成に何が足りないかを示しているのではないかと感じます。
Systemaさんも投稿されていましたが、「規範の崩壊」は一方では指針や目標の喪失でもあり、不安は増大します。ですから、逆にしっかりとした規範を維持している徒弟制に若者が惹かれ始めているのかもしれません。
規範はものごとを秩序化しますし、統合します。統合されることで不安から逃れ安心したいという秩序収束の流れがあるのだと思います。
それでも、それが主流にならないのは、やはり昔の貧困→個人活力を前提としている制度に無理があるのでしょう。
それでも、これから創り出していくべき、否定規範(~してはダメ!)に替わる充足規範(こうしたらうまくいく!)にその利点を取り入れることは可能だと感じます。
そのキーワードは「なんで?」と常に思考することと徹底的な「真似」だと思いますがいかがでしょうか?
それでは、今日はこのへんで。かなめんたでした~。

 

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