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2008年08月15日

人材育成の本質とは!?⑤~「スキルアップ」という言葉の裏に隠された危うさ~

こんにちは、ハシヒロです☆暑い日が続きますね~。
夏の暑さにも負けず、仕事に熱く取り組んでいる方も多いでしょう!
そして、
「仕事で成果をあげるために、まずスキルアップしなきゃ!」
そう考えている人も多いのではないでしょうか?
実はこう考えている人は要注意!
この「スキルアップ」という言葉、この言葉が意味しているものや仕事の成果についてみんなで話し調べてみたのですが、この言葉の裏に隠された危うい秘密がありました!
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「スキルアップ」で調べてみると「資格、語学力、プレゼンテーション力、対外的な礼儀」などなど様々なものがあります。
ビジネススキル:http://allabout.co.jp/gs/businessskill/
10分で分かる「スキル」の意味と使い方:http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/topic/10minnw/014skill.html
しかし、ここで実際に仕事で「スキルがアップしたな」とか、「周りから評価されている点」を考えてみると、違った視点が見えてきます。
例えば、
・資格をとったからといって実際に仕事に活かせるわけではない。
・作業(パソコン)が早くなったからといって、成果が向上するわけではない。
・知識が多いからといってチームをまとめられるわけではない。
などなど・・・
つまり、一般的に「スキル」と考えられているものを身につけても、それだけではない。
「スキルアップ」とされている方法論と、仕事における「スキルアップ」の本質がズレているのです。
では、そもそも「スキルアップ」という言葉が広がったのはいつからでしょうか?
現在私たちが考える「スキル」という言葉は、企業の成績が低迷し始めた80年代から90年代から注目され始め、「スキル」が伝承されなくなったその解決策としてビジネス企業から打ち出された方法論なのです。
そして、この企業の利益となるような都合の良い技能のことを『スキル』という言葉を用いたため広まったと考えられます。例えば資格という分かりやすい評価基準によって「スキルアップしていくことができる」かのように色づけされて、宣伝されているのです。
実態と合わない「スキルアップ」はこのようにして生まれ広まったのです。
今一度、「現実の役に立つスキルとは何か?」をまとめてみると、
・無意識のうちに行動できること、判断できること
・何回やってもうまくいくこと
・頭で理解しているだけでなく、肉体化していること
だと言えます。
そして、「スキルアップ」に必要なのは、
1.まず自分の現状と、周りからの評価・やるべきこととのズレを認識すること
2.先人の成功事例を分析し、五感をもって体得すること
3.成功するための実現イメージの構築すること
4.ものごとの本質を見極めること
つまり、「スキル」は一昼夜で身につけるものではなく、仕事場面で徹底的に周りに同化して成功体験を身に着けていくことでしか、仕事で役に立つ「スキル」は身につかないのです。
そして、「スキルアップ」という言葉に隠された、仕事の本質を見失ってしまう危険性とそれを生み出した背景を勉強していくように、物事の本質を見極める力は「スキルアップ」していくためには必要不可欠だと言えます。

 

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