2009年03月13日
【破局後に生き残る企業とは?】~不況の中で業績のよい企業の秘密☆+゜①~
こんにちは
春めいてきて、心がわくわくしているやまずん です。
★金融危機後、生き残る企業とは…?シリーズ★
みなさん、読んでいただけてますか ?
まだの方は、ぜひクリック して、読んでみて下さいね
~プロローグ~
~アメリカの巨人倒れるか①!?
~アメリカの巨人倒れるか②!?
~GMは、なぜM&Aに走ったのか~
~企業の現状はどうなってる??銀行~
~企業の現状はどうなってる??自動車産業~
~企業の資金調達って?~
~企業環境はなぜここまで悪化するのか!?~
◇番外編◇
金融危機の時代に必要な勉強とは…?~思考の幹の勉強が必要な時代~
就職するなら~★金融危機にも強い会社はここだ!
実は、このシリーズ、、調べている と、企業にとって厳しいことが多く、
どよーーーん お先まっくら・・ 😥 な気持ちになってしまうこともあります。。
今回は、そんな中でも可能性を感じられる切り口での記事です
『不況の中で業績のよい企業の秘密☆+゜』
大儲けしている“64社”と称して、09年3月期決済予想で、過去最高益を見込んでいる企業がピックアップされています。
この中から、いくつかの共通項を出して、不況に勝つ秘訣を分析してみます
1回目の今回は、“食品スーパー”の業績 の秘訣です
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(応援、ありがとうございます )
◆食品業界◆
食品スーパーでランクインしていたのは、下記の2社。(※ %は、予想経常利益)
バロー 5.2% (中部)
ヤオコー 2.5% (埼玉)
2社に共通する、業績 の秘訣は??
PB商品
PB商品のメリットは以下の通り(リンク)。
販売側のメリット
大量仕入れ・中間マージンのカットによる販売価格の引き下げや、粗利の確保が期待できる。また、同価格でみた場合の「性能・品質の向上」などが期待できる。
メーカー側のメリット
一定量の販売が確約されることによる工場稼働率のアップや、売上の安定などのメリットがある。これにより、コスト削減が可能となり、経営の安定につながる。またナショナルブランド売込みの土壌を作ることができる(出典:日経流通新聞)。
消費者サイドのメリット
ほぼ同品質の製品を、より安価に購入する事ができる。
単に安価で提供でき利益も大きいだけじゃなく、それぞれの会社が力を出し合って、協力して生き残っていく体制(企業間の協働)が、新たな可能性の萌芽かも って思いました。
バロー
>従来から最も大きく変化した点は、原材料の逼迫・価格高騰によりメーカーからの供給過剰の状況がなくなり、デフレ状態から一転して値上げ傾向が強まってきたことです。こうした状況の下、私どもスーパーマーケットの対応として、メーカーとの関係を「取引」から「取り組み」へ変えていくことが重要となってきました。
>具体的には、お互いの生産計画・販売計画を開示・調整し合い、可能な限り合理化を進めていく対応です。その中で、プライベートブランド(以下、PB)商品の果たす役割が重要性を増し、消費者にもナショナルブランドに劣らぬ品質が認められ、大きなニーズを生む存在となってきました。
>PB商品については、4月から新たに導入した価格訴求型の「V select」、品質訴求型の「V Quality」、有機認定商品専用ブランドの「V organic」を中心に一層の強化を図り、現在売上高の約15%を占めるPB商品比率を17~18%にまで持っていく計画です。
ヤオコー
自社開発商品は、メーカーさまとのコミュニケーションを通じて商品化されています。
ヤオコー品質管理部門では、ISOやHACCPの視点を取り入れた点検項目を設定し、委託先工場の管理状況を点検・評価し、メーカーさまと共に常に品質保証の向上に取組んでいます。
今後とも、メーカーさんとのコミュニケーションを一層厚いものにし、「おいしく」「安全」な商品を提案してまいります。
個店経営・個店強化
不況で強くなると言われているのは、必需系の業種。
スーパーもその一つであり、中でも地域密着型であるが故、地域評価の獲得が絶対条件です。
ヤオコー
【個店経営の追求】
多店舗チェーンとしてのメリットを有効に活用しつつも、地域のお客様のご意見を十分に反映した商品サービスのご提供を目指しております。その地域の冷蔵庫がわりとして、気軽に一日に何度もご来店いただけるような便利なお店づくりを目指します。そのために、清潔で快適な環境でゆったりとしたお買物をお楽しみいただけるようなレイアウトや、食事メニューの提案、下ごしらえサービス、駐車場の充実やレジでお待たせしない体制など、お客様にお役立ちできるようなお店づくりを実行しております。また地域コミュニテイの場として、自由にお使いいただける「キッチンカフェ(休憩所)」も、今後充実してまいります。
バロー
【 ドミナント戦略 】
ドミナント戦略とは特定地域への集中出店により、販売競争力を強化し、エリア内の高い占有率をねらうものです。個店対個店の戦いから店舗網対個店での戦いに移行して競合店に対し優位性を保ちます。
ドミナントエリアのメリットは、家の近くに価格・品質ともに優れた本格的スーパーマーケットがあり、日常の買い物が大変便利であることです。またバローからみれば、知名度・信頼の向上、販売促進効果の向上や物流配送コストの削減、競合の出店抑制効果などがメリットとしてあげられます。チェーンストア出店の基本とも言えるドミナント戦略を今後も東海・北陸地域を中心に積極的に展開をしていきます。
社員の活力を上昇させる取り組み
スーパーは、サービス接客業
そもそも働いている人が明るく元気でないと行く気がしないし、
逆に元気な人 のもとにはどんどん人が集まってきます
ヤオコー
地域のお客様の生活に、密接に係わり、お客様から喜んでいただけることが、我々の喜びであり、かつ生き甲斐であると考えております。つまり当社の存在価値は、ここに集約されておりまして、地域で商売させていただいている一店一店が、お客様から「この店があってうれしい、この店のそばで暮らせて幸せだ」と言っていただけるお店になりたいと願っています。儲かれば良い、利益が上がれば良いとは考えず常にお客様のお役に立ちたい、お役に立つことで結果として 「ごりやく(利益)」 がいただけるとの創業精神に基づいております。
常にお客様に学びながら、心と心が通じることが商売の原点であると確信しておりますことから、常に「おかげさまで」という感謝の念と、謙虚さを持ち合わせた企業集団でありたいと考えております。人は一人で生きているのではなく、多くの人々によって生かされているという 「おかげさまで」 という気持ちと、人に対する思いやり、優しさといった豊かな人間性を持つ 「インテリジェンス」 を兼ね備えた人間集団でありたいと願っています。
バロー
「労働の生産性」については、従業員の能力をフルに活かして、それぞれ単一の担当作業に固定化せずに、流れに沿った複数の業務をこなしていく多能工システムを導入しました。
「サービスの向上」としては、セルフレジの導入をはじめとするレジ作業の効率化や、さまざまな顧客満足度向上の取り組みにより、お客さまからのクレーム数の減少という成果を生んでいます。
当プロジェクトは、従業員全員の士気向上という効果があり、当期の業績拡大に大きく寄与しましたが、今後も全社的な改革として継続的に取り組み、さらに生産性を改善していく考えです。
いかがでしょうか
まとめると・・・・、
企業間の協働 、 地域評価の獲得 、
社会、お客様、そして社員自身も活力上昇できる“規範”の共認
つまり、みんなと協力して、みんなの役に立つ活動ができるところ ってこと
まさに、時代が“私権原理(自分)⇒共認原理(みんな)”へと転換してきたことの表れだと感じました
- posted by yamazun at : 11:25 | コメント (2件) | トラックバック (0)
コメント
経済危機以来、経済や企業のあり方を問う動きが目立っていますが、こうやって既に理念を持って活動している企業があるのですね。
>利益しか興味のない企業は案外続かないものだ。
多くの人がまさにこの点に気付きながらも、次のモデルを見つけ出せないでいます。そんな中で、可能性を見出して先駆者になろうとしているアミタさんを応援したいと思います。
世の中にはこのような企業が意外と多くあるのかもしれませんね。色々掘り出してみると、面白そうです。
面白い企業ですね。
新たな可能性を模索した結果、社会の役に立つ仕事に目を向ける事が良いですね。
他にもまだまだ参考になるモデルがいっぱいありそう♪
調べていくと面白そうですね
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