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2010年09月10日

企業を活力ある場に変えたい!共同体化への理論的基盤(7)

こんばんは、孫市です。
シリーズも7回目です。少し前回のおさらいを。
●私婚制→私有権の共認→私権の強制圧力→私権統合社会の成立
●性の自由→性市場→商品市場の拡大→先進国では豊かさの実現
                          →(環境・肉体・精神破壊)

私権闘争を活力源にして、それによって生み出された私権を獲得しなければ生きてゆけないという絶対的な強制圧力によって統合されてきた私権時代三千年の歴史をお送りしてきました。
人類の歴史500万年のなかでは0.1%程度ですが、ここで一気に地球環境が激変。土も水も空気も自然浄化が間に合わない程に汚染されてしまいました。人工物質によるガンや奇形児の急増という肉体破壊から、深刻な精神破壊まで、まさに人類滅亡の危機なのです。
このまま打つ手はないのでしょうか?
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今回扱う『実現論・序・ホ』は、その私権時代の終焉です。
そして、ここに大きな可能性があるのです。
本文を見ていきましょう。

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だが、’70年、貧困が消滅してゆく(もちろん先進国の話である)につれて、私権の強制圧力が衰弱してゆく。それにつれて、私権は第一義的な価値ではなくなり、人々はこれ以上、私権を獲得するためにあくせく働こうとはしなくなる。こうして労働活力が急速に衰弱してゆき、企業は私権(地位やお金)によって、人々を統合することが出来なくなってきた。企業だけではない。私権の強制圧力が衰弱したことによって、これまで私権の獲得を最大のエネルギー源にしてきた人々の活力が全面的に衰弱し、国家も、企業も、個人も、およそ全ての存在がもはや自らを私権に収束させることによって統合することが出来なくなってきた。実際、受験も就職も結婚も(これらは全て私権の獲得課題であるが)どれもが既に生命力もリアリティーも失っており、ただ制度的強制だけが残った苦役となりつつある。こうして、個人も企業も国家も、全ての存在が目標を失い、フラフラと迷走し始めた。これは3千年に亙って社会を統合してきた私権原理が、終焉の時を迎えたことを意味する。そして私権原理が終焉の時を迎えたということは、失われた本源性が再生されてゆく大きな可能性が開かれたことを意味する。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=100&c=0&t=5

私権の強制圧力を生み出していたもの。それは貧困≒生存圧力です。
その圧力発生源が衰弱してくると、当然、私権の強制圧力も衰弱していきます。
いまある国家、企業、個人、法律、結婚・受験などの制度は、すべてが誰もが私権の獲得を最大のエネルギーとしていることを前提としています。ですから、その前提が崩れると機能不全になるのは当然のことなのです。それが、生命力もリアリティーも失ったということでしょう。
私権時代のリアリティーは、私権を手に入れる(女・金・地位・名誉)という分かりやすいものでした。では、現在のリアリティーとは何なのでしょうか?
受験勉強などは典型的に自分課題でしたが、現在では友達同士で合格することを課題にして取り組んでいる事例がみえはじめています。また、企業でも私権体制の序列集団ではうまくいかず、社員の活力を引き出す体制へと転換している企業が増えています。
『皆が充足すること』が現在では唯一のリアリティ-であり行動の羅針盤。これは、私権時代の『自分第一、利益第一』とは正反対の行動指針です。ゆえに、本源性の再生・市場拡大の抑止力への大きな可能性になると考えるのです。
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さて、次回は『本源集団を再生するにはどのようにしていけばいいのか!?』です。
お楽しみに。
<参考投稿・企業の共同体化への事例>
●まずは企業の共同体化(=本源集団の再生)が必要
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=226688

 

コメント

るいの勝つ、って負かす、じゃないから読んでいて気持ちが良いし周りの会社を巻き込んでいける感じがしてとっても可能性がありそうですよね。中身も当然良いんですけど、仮にそれが間違っていると仮定して、そういう温かい波及はもっとみんなで良くしていけるという別の可能性も生み出していて今のところ死角無しって感じですよね。
これからも勝ち続けてください☆

  • SSS
  • 2011年2月11日 16:12

SSSさん
>るいの勝つ、って負かす、じゃないから読んでいて気持ちが良いし周りの会社を巻き込んでいける感じがしてとっても可能性がありそうですよね。
>これからも勝ち続けてください☆
嬉しいコメントありがとうございます!!
このブログシリーズを行った趣旨もSSSさんが書いてくださったように、勝っている理由をアピールするだけでなく、その理由を明らかにすることによって、他の企業の方の参考になれば、という想いで追求してきました。
「喜んでもらえるから、もっと任せてくれる。それで活力アップするから、もっと喜んでもらえる。」このスパイラルで、さらに多くの方とつながりを作っていきたいです(^^♪
次回は番外編というかたちで、他の企業で真似してもらうときのポイントをまとめますので、ぜひそちらも読んでくださいね。

  • 橋本
  • 2011年2月12日 22:38

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