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2010年11月18日

いい男への道~何を実現したいのか?~

孫市です。
社内ネットがいい感じです。

「何を実現したいのか?」を固定する、明確にする、言葉にする。
そして、その実現のために「何を対象化すべきか」を潜在思念で抽出する必要がある。

上記は、社内ネットに投稿してくれた後輩の内容です。これって当たり前だけど実はとても大事なことだと思いませんか?仕事の場面でも今一度ここに立ち戻る必要があるのだと思います。
バブル崩壊以降、市場は縮小し社会も大きく変化しています。お客さんの要望や期待(モノの所有だけでは満足しない)も高まっています。コスト圧力、コンプライアンス(法)圧力も高まっています。
以前であれば高級品や高性能品など欲しいものがたくさんあり、供給側も庶民が何を求めているかが一目瞭然であるためつくれば売れました。「買えるか否か」が判断土俵でした。豊かさを実現した現在では「必要か否か」に大きく判断土俵も変化しています。
当然、これまでのように利益を出したいという思いだけでは空回りします。技術や性能さえ良ければ売れるわけではありません。例えばWiiのヒットもしかりです。性能では上回る製品はいくらでもあるにもかかわらず売れました。3Dテレビが普及しないのも、若い人に車が売れないのも「必要か否か」の土俵で判断された結果なのだと思います。
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やみくもに、高性能・技術だけを追い求めても売れない時代。例えば仕分け事業で、蓮舫さんが「2位じゃだめなんですか?」という質問が物議をかもしました。技術者の反発は相当なものでしたが、「実現したいのは順位なの?」という疑問なのだと思います。真っ当ではないでしょうか?
つまりこれからの時代においては、供給側は相手・お客さん・(ひいては社会)の期待や欠乏を掴み、「何を実現したいのか?」を固定することが決定的に重要になってくるということです。
「何を実現したいのか?」は相手の欠乏であり=「皆の笑顔や充足、嬉しい、ありがとう」という評価がセットですので、対象をイメージするとより鮮明になるのだと思います。そして対象化する中身についても、これまでの「当たり前」を全て捨て去る覚悟が必要だ、ということも伝えてくれています。凝り固まった=固定化した考え方は判断を鈍らせます。目まぐるしく変化する社会や人々の意識のスピードについていけません。絶えずまわりの人や社会に意識を向かわせすり合わせをしつつ、ゼロベースから追求していく。
それが、実現の時代の「いい男」なのだと思います。

 

コメント

“必要か否か”
“安心できるか否か”
がこれからの消費の軸になりそうですね。
折れ線グラフがわかりやすかったです。

  • たむたむ
  • 2011年6月23日 11:30

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