2011年08月04日
シリーズ 大震災復興~日本企業の底力!~3-3金融勢力は民主主義を大衆支配の道具として利用し、共同体を破壊してきた!
前回記事「シリーズ 大震災復興~日本企業の底力!3-2~震災後見えてきた日本人の可能性と特権階級との断絶」では、
①東北人の中に深く根付く共同体性、②若者を中心とした、人々の期待に応えたり、役に立ちたいという動き、これらの共認原理に基づく活動や集団(社会)作りが復興の鍵になる!を提起しました。ところが・・・、
◇東北復興利権を巡る争い
未だに10万人もの被災者が生活再建の目途もなく、義援金も届かずにいることに加え、政府の対応があまりにも遅いことに異様さを感じる。表立ってマスコミは報道しないが、その背後には、被災地に大資本が参入し、農漁業をはじめとした産業の企業化など、この機に乗じて復興利権に食い込もうとする金融資本や外資の動きがあるのです。
以下は「東北復興、日本経済建て直しを巡る国際金融資本の暗躍」からの引用です。
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7月初めの松本復興相の宮城県知事への発言が問題になり、松本大臣は辞任に至った。九州出身の松本家は、代々同和利権を最大の基盤としている。一方の宮城県知事は、松下政経塾出身であった。
宮城復興を野村総研(バックはロスチャイルド系)に丸投げしようとしていた。それと対立したのが、日本の土着的な土木利権を持つ松本復興相だった。
つまり、東北の復興利権に、ロスチャイルドが食い込もうとしていた流れが見えてくる。それにケチをつけた松本復興相をロスチャイルド系が排除した可能性が高い。(いくら発言に問題があったとは言え、全マスコミ一斉に集中攻撃を浴びせたあの報道は、ウラに何かがないと説明できない)
つまり、東北復興利権を、ロスチャイルド系の外資が虎視眈々と狙っていることになる。
★いずれにせよ、国際金融資本家に食い尽くされる基盤が整ってしまったことになる。
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図は「エネルギー問題、東北復興、景気回復を巡る国際金融資本家たちの暗躍」よりお借りしました。
他にも、宮城県知事や野村総研と金融資本との繋がりは↓のサイトでも明らかにされています。
「米国の「属国」日本:国民を救済できない国家」
「ヨーロッパの財閥と企業グループ 20 ロスチャイルド家の興亡 ロスチャイルド財閥の勢力範囲」
戦後我々は「日本には民主主義(民が主の)社会が築かれた」と教科書で習ってきました。そして震災後、多くの民間人が東北の復興を応援し、若者を始め復興に役立ちたいと被災地へ出向く人がこれだけいるにも関わらず、そこに立ちはだかる金融資本家達の存在基盤とは何なのでしょうか?
日本人が自分達の手で共認社会を実現するためには、金融資本家達がこれまでどのように日本支配をすすめてきたか、その成立基盤を押さえることが必須です。すなわち、そのことが本当の意味での震災復興を考えていく上での第一歩になるのではと考え、今回の記事を作成しました。
これからも「共同体・類グループの挑戦」をよろしくお願いします!
◇戦後の民主化と金融資本家の狙い
戦後、GHQ主導で日本の民主化政策が実行されました。
日本の生産形態と集団体制に最も影響を与えたと思われる2大改革とは?
画像はこちらよりお借りしました。
①財閥解体~労働組合の開放~日本的経営の解体へ
1945年トルーマン大統領は、GHQのマッカーサー元帥に対し日本経済を民主化するよう命じました。このトルーマン大統領の親分はロックフェラー家である。
GHQは真っ先に財閥解体令を定め、労働基準法よりも先に労働組合法を制定している。アメリカが最も恐れたのは、日本の労使協調的な企業組織を復活させることである。労働組合を育成することによってそれまでの日本的労使関係を解体することが狙いだったのである。
最終的に彼らは、労働基準法を定め、使用(経営)者と労働者を分離し労働者の経営への参加機会を剥奪、そして労働時間を規制し自由(消費)時間を増やすことで、日本での市場拡大を狙った訳である。
②農地解放~協同組合運動~農業の衰退と食糧自給率低下へ
GHQによる農地解放は、日本に旧くから残っている土地の所有関係を一掃し、農民自らが土地を持ち、民主的な農村をつくることを目的とし実施された。さらにGHQは、放っておくといつ地主が再起するか分からないため、その防止策として、農民が結束して自分たちの利益を守る協同組合をつくることを考えたのである。
その後、農業者の多くは、自らが農協運営に主体的に関わることもなく、すべての方針を農協に委ねて依頼心ばかりが強くなっていくのだった。また、週末しか農業をしない兼業農家にとって、生産資材をフルセットで供給し、生産物も一括販売してくれる農協は好都合な存在だった。一方農協も、そういった農家を保護することによって自分達の体制を維持することができる。しかも、専業農家を育成し農業の規模拡大を図るという構造改革には一貫して反対してきた。
その結果、農協が輩出した議員は、関税による価格保持を政策に農民からの票を稼ぎ、農家は収益性の高い米作にしか向かわなくなった。この先は、政府も規制緩和・構造改革の首謀者であるアメリカ金融資本の言いなり、「貿易自由化」の名の下に自給率低下=日本の食糧支配が進んできたのである。
◇市民運動は一度も実現された例がない~実現されたのは金貸支配の体制だけ
このように、民主化と言いながら実現されたのは、労働者自身が自らの手で立ち上げ、自立的に生産に関わっていく場や組織ではなく、金融資本家たちにとって都合の良い社会だったと言わざるを得ません。
以下、市民運動という騙し。それも、すべての可能性の芽を摘みとる破滅的な騙し。より引用
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過去、’60年安保闘争にせよ、’69年全共闘運動にせよ、大衆の願いは実現された例がない。さらに遡れば、明治維新やフランス革命も同様であって、実現されたのは、金貸し(金融勢力)支配の体制だけであり、それらの革命に身を投じた若者たちは、金貸しに乗せられ踊らされてきただけであった。
つまり、近代の市民運動は、実現された例がない。従って、「市民運動」という言葉は、幻想と断じざるを得ない。
市民運動の活動家たちは、もっぱら大衆の意識の上昇に期待してきた。逆に云えば、彼らは「大衆の意識」以外に何の実現基盤も持ち合わせていなかった。
しかし大衆は、金貸しが支配する検定教科書とマスコミによって、ほぼ完全に染脳されてしまっており、新たな思想なしに大衆の意識が変革されることなどありえない。
市場社会では、本当の権力は金融勢力が握っている。金融勢力が官僚と学者とマスコミを支配し、彼らを通じて大衆を近代思想に染脳した上で、その大衆に選ばせたものが議員である。
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さて、それでは民主主義のどこに欠陥があったのでしょうか?
◇民主主義は自我の暴走装置である
以下、民主主義は、自我の暴走装置であるより引用
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「民主主義」は、根本的かつ致命的な欠陥を孕んでいる。それは、成員の大多数が、ほとんど何も学ばず、何も知らないという点である。これでは共認原理はまともに作動しない。むしろ、民主主義は、そもそも始めから共認原理を踏み外してしまっている。
こうして民主主義は、『学び』をないがしろにすることによって、どんどん自我を暴走させると共に、どんどん人々を無能化させてきた。
要するに、金融勢力は、「民主主義」を人々に吹き込むことによって、人々の自我をとことん肥大化させると共に、とことん無能化した上で、自分たちの好きなように染脳してきたわけである。
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正に、労働者も農業者も民主主義の名の下に、経営者や農協にぶら下がり、経営のことや自然の摂理を学ぶことなく、自由・平等の確保だけを求めてきた結果、自分達自身で生きる場を創ることができない無能な人々になってしまった、というのが事実です。
以上の内容をまとめると
①近代の市民運動は一度も実現された例がなく、民主主義は、労働者達が自主的に生産に関わる場や組織を破壊してきた。
②金融資本家達は、彼らに都合の良い社会を作るために、民主主義を支配観念として利用し、マスコミを使って大衆を洗脳してきた。
③民主主義は、共同体の根本規範である『学び』を捨象しているため、自我を暴走させ、人々を無能化させた。
これらが「金融資本家達がこれまで日本支配をすすめてきた成立基盤」なのです。
次に、この民主主義を都合よく利用してきた金貸しの支配体制から脱却し、共認原理に基づく集団や社会を構築していく方法は?を考えてみたいと思います。続きをお楽しみに!
- posted by staff at : 22:00 | コメント (2件) | トラックバック (0)
コメント
社員の自主活動をこれほどまでに推奨している企業は初めてみました!「なんかおもしろそう♪」って感じさせてくれる会社ですね(*’-‘*)
またその自主活動が発展し、“地域NWに核になる”というのも新しい企業の形を感じます☆今後も注目したいな~とおもいました!
>rocoさん♪
コメントありがとうございます☆
>「なんかおもしろそう♪」って感じさせてくれる会社ですね(*’-‘*)
そうなんです♪しかも、サンエイさんは、さまざまな苦労を乗り越えて、ここまで企業と成長してきたそう☆
どの会社もそうだとおもいますが、それをマンガにして、HPに紹介しています☆
試行錯誤の上の、「楽しそう」なんですね♪
また、ぜひ、コメントまっていますね☆
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