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2011年10月20日

一つでも多くの絆をつなぐ☆+゚~菓匠Shimizu

1-Shimizu%EF%BC%90.jpg長野県伊那市に、平日の昼間からお客さんで賑わうケーキ屋さん『菓匠Shimizu』があります
(右の写真はコチラからお借りしました。)
 
ケーキ屋さん というと、若い女の子やちょっとおしゃれなマダムが立ち寄るイメージがあると思いますが、『菓匠Shimizu』では割とお年を召した方が多いことが特徴にあります。
1947年創業の和菓子屋さんから引き継がれる想いが、お客さんを呼び寄せているのかもしれません (お店の一角には和菓子コーナーもあるんですよ
 
2-Shimizu%E2%91%A1.jpg「感謝する心をもちましょう を社是に掲げ、朝礼では嬉しそうに、楽しそうに一斉にじゃんけんをはじめたかと思えば、勝った人の方から同じ仲間として相手の「いいなぁ」と思ったところを伝え合います☆*:・°いつもしっかりと相手のことを見ていないとなかなか出来ることではないですよね☆(上の写真はコチラからお借りしました。)
 
「なりたい自分を想像しましょう!
プラスのイメージで。イメージした自分にしかなれません

そのリーダーの声で、それまでの賑やかさがあっという間に静寂に変わります
そして目をつぶって心になりたい自分をイメージします
 
その後は 「世界一宣言
「自分は、これの世界一になる☆」と、一人ずつ大きな声で宣言していきます みんなで宣言して最高に盛り上がっている様子はまるでお祭りのよう☆しかし、それは単なる大騒ぎばかりではなく、次の瞬間はみんなで手を合わせて静かに感謝の心を持つ時間へと繋がります☆*:・°
 
3-Shimizu%E2%91%A2.jpgその様子は本当にキレイで
目をつぶって、心の中で仲間、お客様、家族、地域のみなさんに感謝している姿はまるで観音様のようだといいます☆*:・°(参考:「Ngene(エヌジン)」より)
(写真はコチラから☆)
 
こういった朝礼や感謝はなかなか継続することは難しいですし、ともすれば表層的になってしまうものですが、このような空気が根付いている理由はどこにあるのでしょうか
(ぜひ、続きを読んでください ) 

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【“呼吸するかのように感謝する”祖母の存在☆】
 
4-Shimizu%E2%91%A4.jpg「感謝する心を持ちましょう♪」を社是に掲げた清水慎一専“夢”(せんむ) の祖母:晴子さんについて紹介します。
晴子さんは、慎一さんの母:令子さんのお母さん です
(右:清水慎一専夢の写真はコチラから)
娘である令子さんの嫁ぎ先『菓匠Shimizu』に何年も通い、令子さんは心身ともに助けられたそうです。
晴子さんは、社員のみなさんに作るまかない料理の材料をリュックに詰めて小柄な背中に背負い、家を出るのは朝6時、バス停まで30分歩き、そこからまたバスに30分揺られ、これを雨の日も雪の日も25年間続けたといいます。
 
5-Shimizu%E2%91%A7.jpg店に行く途中に雪に足を取られて転んでも、
「頭を打たなくてよかった。ありがたい、ありがたい」と手を合わせ、慎一さんが外で膝を擦りむいて帰ってきても、「それくらいで済んでよかった。ありがたい、ありがたい。」と感謝したといいます
娘の店のお菓子を自費で買い、同じバスに乗り合わせた高校生に「おなかすいたでしょう、これ食べて」とあげてしまう。(参考:Kireigoto-de-iko!より)
どんな時も感謝
一日に何度、ありがとうといっているかわからない。
「なぜそういう思いに至ったのですか?」と尋ねても、その答えは「そういう風になっちゃってるんだねぇ」とただ微笑むといいます。(写真はコチラより☆)
 
「なぜそれほどまでに感謝の思いを持てるのですか?」という問いは、晴子さんにとってはきっと「なぜ、呼吸ができるのですか?」と聞かれているのと同じなのだと思います。
 
そもそも、感謝とは「する」ものではなく「湧き起こる」もの。
 
晴子さんの時代は、まだまだ貧しい時代でもあり、晴子さんに限らず社会全体が生存圧力の高い時代生きてゆける、仕事がある、というだけでも「ありがたい」と思える時代でした。やはり、高い圧力の下で感謝とは湧き起こるものなのです
 
しかし豊かさが実現した現代、
湧き起こるような感謝が起こるにはどのような圧力が必要なのでしょうか
 
【菓匠Shimizuが感謝の心を継続できるのは??】
 
『菓匠Shimizu』で、感謝の想いをスタッフが共有できているのはなぜでしょうか?
 
★夢ケーキで子ども達の夢と成長に触れることができる♪
 
%E5%A4%A2%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%AD%E2%91%A0.jpg2006年から、子ども達の描いた夢の絵をケーキ にしてプレゼントする「夢ケーキの日」を開始しています♪このイベントの存在は大きいです。(写真はコチラからお借りしました)
 
きっかけはとある事件からでした。
この平和な伊那近隣でも、子が父に傷を負わせるという事件が起こったといいます。
 
事件が起こったのは隣町。
「もしかしたら、自分のお店に来たことがある人かもしれない。自分のケーキを食べたことがある人かもしれない。
「もしも事件の前日に、この家族が菓匠Shimizuのケーキを家族で一緒に食べていたら、、、もしかしたらこんな事件は起こらなかったかもしれない。」
 
をなくした世の中。他人への関心が薄れた世の中。それは家族さえも蝕んでいる。
夢を失った子どもたち、夢のない社会、、、、そのために自分は何ができるのだろう…
そういう想いから清水さんの中に生まれてきたのが、「夢ケーキ」の構想だったのです。
 
6-Shimizu%E2%91%A6.jpg「夢ケーキ」イベントは回を重ねるごとに応募が増え、中には毎回応募してくる家族もいるといいます。2009年には、850個ものケーキ をプレゼントしたといいますが、通常業務をやりながらのこのイベントはかなり大変なもの。清水専夢が少し妥協しようとしたときも、スタッフ達自らがこのイベントをやり遂げたいと、シェフを励ましてくれたそうです (右の写真はコチラからお借りしました)
 
「大丈夫、できますよ。シェフ、絶対やりましょう!」
「できないはずはないですよ。子どもたちの笑顔が浮かんでくるから、疲れなんて感じません。」
 
これだけスタッフを突き動かす子ども達の期待圧力 ってすごいですね
それに加えて、もう一つ理由があるんです
 
★一人で見る夢はただの夢。みんなで見る夢は現実になる♪
 
前述したような感謝溢れる朝礼は見学に来る人もいるそうです
また、「世界一宣言 で夢の共有をしていることも大きいです

+☆+ ――*+☆+*――*+☆+* ――*+☆+* ――*+☆+*――*+☆+*
貧困が消滅すると、私権の確保は第一義的な価値ではなくなり、人々はその為に必死に働こうとはしなくなる。つまり、私権によって企業や社会を統合することが、困難になってゆく。とりわけ、意識生産では、機械ではなく、働く者の労働力(類的価値を生み出す意識力)が唯一の生産力である。
つまり、人間の能力それ自身が生産の主人公となる。そこでは、集団(ひいては社会)を資本力の様な私有権力で統合するよりも、働く仲間たちの共認(役割や規範や方針を認め合うこと)によって統合する方が上手くゆく。つまり、脱貧困の時代には、権力統合体より共認統合体の方が適している。
                                「実現論 序」より 
+☆+ ――*+☆+*――*+☆+* ――*+☆+* ――*+☆+*――*+☆+*

夢も目標も、なりたい自分実現したい社会も、みんなで共有して実現していく、
そのやりとりが活力になってスタッフの活力を押し上げているのだと思います
そんなに夢を大事にする清水専夢はこうも言います。
夢なんかなくてもいいんです。そういう人たちにぼくはいつもこう言っているんです。『夢なんかなくてもいい。だけど、もしもあなたの周りに夢を持っている人がいたら、あなたはその人の夢を応援してあげて。』と・・・」
7-Shimizu%E2%91%A5.jpg 夢のために闘う人一緒になって応援する。その人が栄冠を手に入れたら、自分も嬉しくなる。
それは、その人の『夢』が自分の夢と重なって、誰かの夢が自分の夢になる瞬間
それも立派な夢の実現の一つの形
競争ではなく、『共創』を☆
ともに栄え、ともによくなっていくことを常に考えている『菓匠Shimizu』(写真はコチラからお借りしました)
豊かさが実現した現代でも、周りの人々との間に生まれる期待圧力は無限大!この無限の期待圧力を活力源に変える事ができれば、沢山の感謝も自然と湧き起こり、みんなの活力となっていく。この 期待・応合の共認充足(清水専夢は「他喜力(たきりょく)」という言葉を使われています。)を中心としたDream Cake Projectは、今や全国のお菓子屋さんが参加するプロジェクトとして拡大中です。
  
お菓子に限らず、社員の充足・お客さんの充足・社会の充足を考えるこんな会社をもっともっと繋いで増やしていきたいですね
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P.S 菓匠Shimizuからお取り寄せしたお菓子、美味しくいただきました♪手書きのお手紙つきで心あたたまりました☆
ありがとうございます♪ご馳走様でした☆*:・°
 
★参考書籍★:「世界夢ケーキ宣言!」著:清水慎一 ( リンク )
★参考サイト★:菓匠Shimizu HP ⇒ ( リンク )  
菓匠Shimizu HP 清水慎一ブログ ⇒ ( リンク )
Ngene(エヌジン) ⇒ ( リンク ) ( リンク )
Kireigoto-de-iko! ⇒ ( リンク )
社長参謀通信 ⇒ ( リンク )
るいネット『菓子創りは夢創り☆+゜』
お菓子を通じて幸せや感動、感謝の気持ちを届ける会社~菓匠 Shimizu~ ⇒ ( リンク )
 

 

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