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2012年10月27日

『社会人の知恵袋』シリーズ8~入社2年目~

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こんにちは
『社会人の知恵袋』シリーズ8回目です
『社会人の知恵袋』シリーズは、社会人のみなさんがよくぶつかりがちな壁を年代別に取り上げ、それに対する突破口や先輩たちの実体験(成功体験)を紹介しています。少しでもみなさんの役に立てればと思います
さて、8回目の今回は、入社して「社会人2年目」になったみなさんに役立つ認識をお伝えします
社会人2年目になると、新しいことの連続だった1年目に比べれば、できることはたくさん増えました!
それなのに、なんだかうまくいかない><なんて思うことはありませんか?
例えば…
「がんばってみんなの想いに応えたいけど、つかれちゃって身体がついていかない!」
「がんばっているのにお客さんから思った反応が返ってこなかった」
「がんばっているのに思った成果がでない!」
これらはすべて、そこに本当の充足がないのに、がんばっているから疲れてしまうのです。
この「がんばっているのに…」という思考はどこから出てくるのでしょう
そして、この問題は、「がんばっているけど、その方向で大丈夫かな?頑張りすぎじゃないかな?」という若手社員を見て心配している先輩たちにとっても後輩指導の突破口となる内容です

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そもそもこの「○○なのに…」という想いは、自分で描いているイメージどおりに現実がいかなかったときに起こります。
そしてこのイメージは自分の中だけで作り上げている幻想(すなわち自分観念)です。
この自分観念をいつまでも描いている限り、この想いが払拭されることはないのです。

これを理解するには、まず健全な思考回路の充足方法を理解し、どのように自分観念がつくられてしまうのかを知る必要があります。
まず、思考回路の原点を赤ちゃんのときに戻ってみてみましょう。

【紹介投稿①】共認の原点

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赤ちゃん(ハイハイできる状態、言葉はまだ喋れない)をテーブルの上に乗せます。
母親が少し離れたところから、赤ちゃんの名前を呼び笑いかけます。
すると 赤ちゃんは母親のいる方向へ這いはじめます。テーブルの端に近づくと母親は下に落ちないかと心配して顔をしかめます。
すると赤ちゃんは母親の表情から何か を察知してストップします。そこでお母さんが相変わらず笑い続けていると落ちるまでどんどん這いつづけます。
自分がどうすべきかを母親の表情から読み取っているのです。

赤ちゃんの思考回路には自分の意志や判断は存在せず、ひたすら“相手の反応”なんです
では、健全な思考回路は、ここからどのように育まれていくのでしょう。

【紹介投稿②】子供たちが遊ぶのはなんで?

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成長するにつれて、充足体験を積み重ねつつより共認充足を得られる遊びを探索。その探索の先に見つけるのが、活き活き日々の生産活動を担う大人たちの姿です。
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子どもたちは、常に、より充足できる「遊び」を探索し、その先に自然の摂理を実感し、大人たちの仕事を真似ることで課題・役割・評価を共認する充足を見出すからです。そうやって子供たちは働いている両親の背中を見ているだけで健全に育っていったのです。

こうして成長していくにつれて、“相手”である対象が親から仲間へとどんどん広がっていくのですね。
しかし、この対象の広がりと同時に、仲間圧力も高まっていきます。その圧力の高まりの中で、どう相手に同化し、接していったらいいか分からなくなってしまうことがあります。

【紹介投稿③】自分で考えすぎて、ズレてしまう人へ

それに対して、先の事例は、仲間圧力の中で自分を開きだし受け入れてもらい充足することがうまく行かない何かの体験が発端になっていることが多いです。例えば、新しい集団に入ったとき、他の人のようにスムーズに相手と共認が出来なかったなどの体験です。
こんなときは、相手の気持ちを直接聞き考えを擦り合わせていくのが王道です。ところが、そこに踏み込めず、まず自分の頭の中だけで(観念で)うまく行きそうな方法を考え行動に移すという行動が目に付きます。
これは、一見相手に同化しようとしているように見えますが、同化の正反対の自分だけの観念から、いい悪いを判断していることになります。これでは相手を羅針盤にするのではなく自分だけの観念を羅針盤にしていることになります。

相手を注視し、可能性を発見することができないという非充足体験から、自分の中にだけに留まってしまい、自分だけの判断軸(≒自分観念)へと繋がっていくのです。

これは、相手との共認もいったん捨象していることになります
圧力の低い学生時代ではこの関係でも、表層的にはうまくいきそうです。
しかし、社会人になったら、そううまくはいきません。
成果圧力の高い中では、自分だけの思考では限界があり、相手と共認しなければ成果まで辿り着かないからです。

では、転換するためには具体的にはどうすればいいのでしょう?
ひたすら相手に想いを馳せて、同化すればいいのでしょうか??
同化しようと思っても自分の中だけで考えいるのでは、同じことの繰り返しになってしまいます
相手と共認するためには、相手の気持ちを捉えるとはどういうことかが分かる訓練をすればいいのです

【紹介投稿④】ロール・レタリングという手法
これは少年院に入った子どもたちを更生させる手法です。
子どもたちに植え付けられてしまった「どうせ自分は○○なんだ」というような自分だけの思い込み、自分発の思考。
それをうまく共認回路にシフトさせ、「周りに対する肯定視・同化」さらには「自分に対する肯定視」を生み出す方法です。

十八歳にして二度目の少年院送りになったM少年は、すぐ怒り暴力を振るうお父さんは大嫌いだと、父当ての手紙に書く。これは実際に出す手紙ではないから、思いどおりに書ける。そして今度は、自分が父になったつもりで、その手紙に返事を書く。
最初の頃は、「今まで育ててやったのに、ケチをつけられたら頭にきます」などと書いていたのが、やがて「普通の生活をしたいのなら、出来ない事はないと思います」と励ます父になり、何か月か経つと「お父さんも自分勝手だったが、話し合いたくてもMは逃げるので話し合えない」と、父の立場に理解を示すようになる。
何回もの架空の手紙交換を経て、M少年は、「私は、本当に自己中心的で卑怯な人間でした。(中略)親父のあやつり人形ではないと言っておきながら、父を一人の気持ち、心を持った人間なんだと認めていませんでした」と書くに至る。

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写真はこちらからお借りしました。

これはかなり本格的なので、
日常の中で相手と頻繁に想いをすり合わせることの方が効率的でしょう
参考投稿:相手の気持ちを受け止められない時にオススメ! ”相手の気持ち作文”
                       
つまり、突破口は…
共認回路を太くし、相手と共認充足を得る!!

そうすれば、どんどん新しい仕事も任せられて可能性も拡がっていきます
でも転換できなければ、可能性も見えなくて、落ちていくばかりです。

自分で心当たりのある方はさっそく実践を
そして、周りで自分観念に縛られている人がいる方は、ぜひ可能性を示してみてください

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました
次のシリーズもお楽しみに~

 

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