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2012年12月08日

活力と一体感を生み出す類グループの社内ネット紹介第17回~社内ネットを導入してから軌道に乗るまで(M社編)~

「株式会社M 経営者の方の社内ネットへの想い」
社内ネットは、例えるなら『大鍋』のようなもの。皆で美味しくつくる料理。みんな、素晴らしいものを持っている。だから、それを自分だけのものにしないで、目の前の大きな鍋に入れよう。それで誰かが助かるかも知れないし、感謝されるかも知れない。助かった人は自分が美味しいものを食べさせてもらってばかりじゃ悪いから、自分も何かで貢献しようと美味しい具材を入れるようになると思う。そうすれば、ひとりで美味しい鍋をつくって、皆の力で美味しい鍋にすれば、一瞬でみんなのレベルも上がるし、経験値も上がる・・・・・・社内ネットをそういう智慧と感謝の場になれると思う。
私は、新概念勉強会に参加して、社内ネットを始めてから、改めて、諦めかけていたチームワークづくりの会社をやろうと決心できた。
これは類グループの社内ネットを導入した経営者の方の喜びの言葉です 😀
今回は、M社が社内ネットを導入して、どのような過程を経て、この喜びに至ったのかを紹介します
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【1】社内ネット導入以前に持っていた思い
全体会議(月1回)
全社員参加で月に1回実施。目的は、部署間の状況報告や来月の目標を共有するための場として始める。
・情報収集だけで時間がかかり、会議が長時間化する。
・ミスやトラブルを追及する場となり、疲弊する。
・その場では、方針や答えまで出すのが大変。
個別面談(年1回)
社長と社員との個別面談を年1回実施。
目的は、全体会議で扱えない、プライベートな話や上司との問題などを開きだせる場として始めた。
この場を通じて、一時的には社員の活力は上がるが、何か問題事象が出てきたとき、1対1の場でしか合意形成されない為、現実の問題解決に繋がらない部分も出てきたと実感している。
社長の最大の不全は、突き詰めれば情報共有スピードが遅すぎるという危機感に加え、現実の問題解決には皆の力が必要であるという認識にあった。
【2】社内ネットに惹かれたポイント
情報共有スピードが上がる
社員全員が発信者となる社内ネットの効果として、隠蔽防止や部署を超えた答え追求、様々な情報共有の速さが実現できる。言った、言わないの議論が無用になる。
取り組み次第で、クレーム対応にしても、現場と設計の連携にしても、それが全て解決できる。
皆の力で現実の問題を突破できる
社内ネットに情報が集約されることで、社内の問題や可能性が見えてくる。
例えば、全社会議の前に社内ネットに状況報告を入れることを規範にすれば、それらを読んだ前提で会議ができる。すると、状況報告を手短にでき、会議時間が短縮される。また、会議で扱うテーマも絞り込める。さらには、会議の前に幹部や当事者とすり合わせをして、じっくり仮説や方針を準備できる。
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しかし、社内ネットを導入するも最初から上手く軌道に乗ったわけではありませんでした…ツールはあっても上手く活用できず、最初は盛り上がったものの、その後停滞してしまいました…そこで社内ネット活性化に向けて様々な取り組みがなされました。
それでは社内ネット導入から軌道に乗るまでの過程を見ていきましょう。
【3】導入以降~活性化へ向けての過程
①社内ネット導入の際には、個別面談を実施
社長と社員の1対1の個別面談を通して、社内ネットへの思いと各人への期待を伝える場を設けてスタート。
②女性中心で場づくりを進める
社内ネットを皆が毎日読んで投稿したくなる場にするためには、女性からの充足発信が鍵。
女性社員全員で、社内ネット活性化委員会を設立。彼女たちを中心に、感謝投稿や、嬉しかったこと、素敵さん紹介など、社内の充足を広げていくことと、周りを巻き込んでいく役割を期待した。今では、テーマを設定したリレー投稿を実施したり、全社員一斉投稿を企画するなど、活性化のエンジンとして欠かせない存在。
③失敗も成功も、何であれ発信を期待がけ
うまくいった話やお客様からの感謝が頂けたときは、「それ発信だね」と声かけをする。
失敗事例であったとしても、それを開示したら皆の役に立つからからと、敢えて投稿してもらうように働きかける。
そういった地道な投稿への期待がけが「何であれ発信」する風土をつくる。
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【4】社内ネット導入しての成果
・投稿数・読了率も安定的に推移
・社員のことが手に取るようにわかってきた
・意見の出しやすい職場になってきた
・会議時間が大幅に短縮できた
・投稿内容も徐々に濃くなって、ミス・改善の報告も安定的に投稿されるようになった
・社内ネットがあるから、皆で乗り越えていける安心感が出来てきた
社長も社員も全員で会社を作っていきたいという経営者の想いがあったからこそ、社内ネット導入によりここまで皆が充足できる場ができたのですね
社内ネット導入は会議時間短縮やミス、トラブルの減少などの業務的な成果だけではないんですね
M社のように、社内ネットをきっかけに経営者と社員、社員と社員のなかがより近くなる会社が増えると嬉しいですね 😀

 

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