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2013年02月07日

共同体リーダーの不文律~次世代リーダーとは何か?プロローグ

皆さん、こんにちは。
今回から新しいシリーズ投稿が始まります。その名も『共同体リーダーの不文律~次世代リーダーとは何か?』です。今回は、そのプロローグの位置づけとして、かつて組織を牽引してきたリーダーとは一体どんな人物だったかを押さえるために、彼らを成立せしめていた時代背景を押さえていきます。また、本記事の最後には現在成果を出し、皆から期待されているリーダーとはどんな人物かを類グループの実際のリーダー達を元に大胆に仮説を提示したいと思います。

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◆かつてのリーダーを成立せしめていた時代背景
貧困の圧力が働いていた頃、誰もが少しでも豊かになりたいという思いに駆られて、お金・地位・身分などの“私権”を求めて凌ぎを削っていました。企業集団内では、多くの人が、少しでも給料の高い地位を求め、出世して偉くなりたい、と願っていました。そして、この実現の突破口こそが、“私権を獲得すること”でした。つまり、私権獲得こそが、全てにおいての最優先課題であり、自己を充たす活力源だったのです
このような時代では、例え同じ集団内でも『自分以外の周りは、全て敵である』という認識が当り前でした。そんな状況下で、集団の秩序を保つには、生物の本能原理である力の原理(=序列原理)で集団を統合するしかありません。この時代は、身分によって序列を形成し、序列上位から下位への圧力を用いて集団を統合してきました。

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ですから、上位の身分を獲得するには、上からの命令や指示に従うことは当然のことであり、かつ、それこそが身分を獲得するための最良の手段であったのです
◆かつてのリーダーとは?
要するに、この時代のリーダーとは、私権獲得に長けていた者です。
私権獲得に長けている者ほど、上位にいることができたのです。
また、序列が成立している限り、部下は上には逆らえません。それもあって、上司は、自分のやり方を部下に押し付け、成果を出せない部下には徹底的に駄目出しを行うことができました。
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しかし現在、周りの話を聞かずに自分のやり方に固執する上司や、駄目出しばかりする上司がいたら、どうでしょうか?
おそらく、こんな人材がいたら、周りの活力を削ぐだけ削ぎ、部下は育たず、やがて辞めていく結果を生むでしょう。もちろんそれで成果など出せるはずもありません。
これは、時代が大きく変わったことを示しています。
物的な豊かさが実現されると、私権獲得のエネルギーは落ち、集団を統合するための序列原理も機能しなくなります。序列原理が機能しなくなった以上、部下は上司からの一方的な圧力では、納得できません。
つまり、リーダーに求められる資質が大きく変化したのです
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◆次代のリーダーとは?
では現在、求められるリーダーとは、どのような人物を指すのでしょうか?
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成果を出している社内のリーダーを思い描いてみると、
「自分は大した者ではない」という自覚している存在であったり、
自らが皆の輪の中に入り皆に同化していく存在であったり、
みんなへの感謝の想いが深い存在です。
これを突き詰めると、「みんなの力になる」という想いを深く認識できている者こそが、周りの活力を高め、成果を出している次代のリーダーであるという仮説が成り立ちます。
そこで、この仮説を立証するために、今回のシリーズ投稿では、類グループの中でも、これからリーダーとして期待され、成果を出している男性社員にインタビューをしていきたいと思います。その中で、次代のリーダー像とは何なのかを、より具体的に探っていきます
今回のブログがどんな形で収斂されていくかは、まだまだ未知数な部分が多いですが、精一杯、記事を書いていきますので、どうぞご期待ください。

 

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