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2013年10月01日

「大転換期を生き抜く」シリーズ 第二章 『技術革新・新エネルギー需要』 2-1.資源戦争 その1 『石油』

みなさんこんにちは :P
『大転換期を生き抜く』シリーズもいよいよ第二章、技術革新・新エネルギー編に突入しました。タイトルを見るとつい新しい技術やエネルギーを紹介してくれるの?と思ってしまいますが、未来に進む前にまずは現在を知らなければ前進もなにもできませんね :wink: 私たちは今どんな状況に立たされているのか。しっかり見つめ直していきましょう。シリーズ第1編は『石油』です。
 
石油は普段着ている衣服から生活必需品、農業、工業、その他産業と、私たちの生活ととても密接で、石油の枯渇問題で戦争が起きるほど、人類にとって重要なものになっています。しかし、石油の正体はまだはっきり分かっていません。なのに、枯渇を巡り今でも戦争が起こっているのです。なぜ資源戦争が起こるのでしょうか。足りないところに回せば良いのに、どこかで独占されて、それができない :evil:
 
まずは、私たちの生活との関わりを見ていきましょう :roll:

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1.生活と密接な石油
 
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写真はここからお借りしています
 
上の図は産業別石油製品の業種・用途別分類ですが、見て分かる通り、石油は多くの業種で必需品となっています。石油は、LPガス ナフサ(粗製ガソリン)、航空機油、灯油、軽油(ディーゼル)、重油と、沸点の差で多種のエネルギー源を取り出すことができるという利点があり、取れた原油はエネルギーの宝庫になるのです :wink:
 
しかし、それ以上に見落としてはならないことは、石油に依存しなくてはいけない社会が構築されているということです。
 
石油の価格が少し上がれば、生産が停滞し、そのまま生活に直結してきます。
オイルショックのトイレットペーパー等はその典型でしょう。
 
当然ながら、私たちの食料にも直結します。
 
 

石油を食べる人々
 
>20世紀に食糧生産が増加し、人口爆発が起こったのは、20世紀初めに空中窒素固定法(ハーバー・ボッシュ法)が発見されたことが原因である。即ち、工業的に製造された窒素肥料の投入によって、単収(単位面積当たりの収穫量)が飛躍的に増加した。
 
実際、世界穀物生産は、1950年6億3100万トンから2011年23億1000万トンへと3.5倍に増加している。
 
>エネルギー収支をみると、我々は、化学肥料、農業機械など農業に大量のエネルギーを投入している。日本の稲作の場合、産出エネルギー/投入エネルギーは、1970年の時点で0.466となっている(「有機農業と途上国の農業」参照)。
 
これは、有機農業に近かった1950年の1.269を大幅に下回っている。即ち、1ha当りの投入エネルギーは1950年から1970年にかけて4倍に増加し、これに伴って産出エネルギーは約1.5倍に増加しているが、その結果、投入エネルギーが産出エネルギーを上回っている。つまり、現在の農業は、石油を農産物に変えていると言っても過言ではない。
 
農業は、光合成を用いてCO2を吸収するどころか、巨大なCO2排出源なのである。
  
参考

  
  
このように、現代社会は石油依存型の社会なのです。
当然だろうと思われる方もいるとおもいますが、当然にされているのが現代なのです。
 
いろんなモノが消費される社会。物欲を刺激され、その分、モノの供給量と生産スピードが求められていきます。その変化に歩調を合わせていかなければ淘汰されてしまうわけですから、生産者は当然、生産性を最大目的として行動します。そこで求められてくるのは機械性能とその動力(農業なら種も)です。その視点で生産の現場を見つめると、石油は無くてはならないものになっているが分かります。しかし、石油単体で見るだけでは、問題の本質は見えてきません。石油の生産から消費まで、大きな流れを把握していく必要があります。
 
 
2.石油って何?有限、無限
  
①有限説
 
石油って何なのか?
有力な説にはケロジェン起源説があります。
 
ケロジェンkerogenは地球上に最も多量に存在する有機物で、熱作用によってケロジェンから石油系炭化水素が生成されることは実験的にも証明されているとのこと。
参考
 
 
このケロジェンが大昔のプランクトンの死がいの中に入り、数百万年、数千万年という長い年月の間に、砂やどろが積み重なり、あるとき、土の中にいるバクテリアと地下の熱の働きで、「石油」に変わるという。できた石油は背斜構造の地形(地下の地層が凸に曲がった所)に溜まり、そこが油田になるとのこと。
参考
 
だから、沢山の生物の死骸と時間が無ければ石油ができない=人類の消費が石油の貯蓄量を越えれば枯渇してしまうということになる。
 
その認識が石油戦争を起こしているのです。
つまり、有限さが石油に希少さを与え、石油に価値を与えている訳です。
 
 
②無限説
 
米国科学アカデミーで2004年9月に発表された論文によると、室内実験で地球深部を再現した結果、上部マントルで大量の無機起源炭化水素を生成できたとのこと。
参考
 
 
要約すると、人工ダイヤモンドで密閉したセルに方解(CaCO3)とウスタイト(FeO)、水(H2O)といった地殻で普遍的な物質を入れ、上部マントルに相当する温度500 ~ 1,100°C、圧力5 ~ 11GPa(ギガパスカル)の条件下においた結果、比較的広い高温高圧条件下でメタン(CH4)が生成されたのだそう。これら炭化水素が生成された高温高 圧条件は、ちょうど深度100 ~ 200kmの上部マントルに相当する為、生物によるプロセスを経ないで、水と岩石が反応して炭化水素が容易に生成されることが、実験室レベルで実証された訳です。
 
実際、深成岩基盤岩や火山岩を貯留層とする油ガス田は日本も含め世界各地で見付けられています。
 
しかし、上部マントルで生成された石油がどう地上近くまで上昇してくるのでしょうか?
 
その移動先として考えられているのが地殻の裂け目です。
プレート説であれ、熱移動説であれ、地殻に裂け目ができる。その裂け目が道となって上昇し、堆積盆地の下底に滲み出し高浸透性の地層や地殻中の微細な割れ目に堆積する。これが油田やガス田と呼ばれているらしいです。
 
 
③目先の利益を優先する石油利権

 
石油は無限なのか、ケロジェン説のように生物由来の有限なものなのか。どちらもあるのか。
 
まだはっきり分かりません。
しかし、はっきり言えるのは、分かってないのに情報を操作することで利権を独占しようとしている勢力がいるということ。彼らの自我欲求のために世界が間違った方向に動いてきたのは事実です。
 
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参考
 
上記の表を見ると、1950年~1970年の20年間に4倍以上にもおよぶ急激な生産量を記録した後、枯渇問題が騒がれ始めた1970年代から世界の原油生産量は急な停滞を迎えています。
1970年代とは、工業化が推し進められ、先進国でほぼ豊かさが実現された時代
物的欠乏の衰弱という事実を隠蔽し、再度、物的欲望を掻き立てようと打ち出してきたのが石油有限説、つまり、オイルショックだったのです。
 
 
3.石油戦争の本質は?
 
①採算性で歪まされた石油の認識(有限説に乗っ取ったピークオイル)
 
石油の供給が需要に追いつかなくなったとき、つまり、石油はまだあるのにそれを掘り出すだけの労力が割りに合わなくなる=経済的に成立しないとき、「石油は枯渇した」ということになります。
 
経済的に成立しなくなるというのは、石油が定常的に噴出している訳ではないということ。掘削初期は少量だが、その後ピークを迎え、その後減少していく。その減少過程で海水や淡水で加圧したり、ガスを注入したりしてできるだけ石油を取ろうとするが、徐々に採算に合わなくなってくる。
 
つまり、巨大消費社会の需要に供給を合わせようと、大量の石油を採算に合う形で掘り起こすことができなくなってきた為に「石油は枯渇した」ということになるのです。
 
そして、有限説をさらに加速させたのが、油田数の有限さです。つまり、「1970年までには世界の巨大油田は超音波探索の結果、全て発見済みで、それ以降に発見された油田に巨大なものはない。それ以降発見された油田のサイズを年代順に並べると、きれいな下降線を描いており、ほぼ確実に今後もそうなっていく。」というもの。
 
そこで巨大油田のある土地を求めて世界各地で石油の独占戦争が起こるのです。
しかし、どうして世界はそんな不確定な情報を信じて来たのでしょうか :roll:
 
 
②石油枯渇で利益を得てきたのは誰か?
 

 石油がなくなる!いつから云われ続けてきたか。古くは第一次石油ショックの時(昭和48年(1973年))、その時、あと30~40年もすれば埋蔵量はなくなる、云われていた。しかし、今、その時代の数倍の消費をしながら、同じ事(あと30~40年もすれば埋蔵量はなくなる。)が言われている。 1973年当時の枯渇時期ならば、とっくにすぎているし、いまピークオイル(石油枯渇)時期は、2030~2040年と言われている。考えてみてみると、 これほどコロコロ変わる説も珍しい。と言うことは、怪しい説と言うことである。真説は変わらない。
 現在、世界全体での原油消費量は1日8400万バレルであり、1日あたりに生産される原油量は2億5000万バレル弱。原油は、余る程ダブついている。
 
 又、石油はどこでもあり、いつでも意思と用意さえあれば生産できる。それは無尽蔵である。しかし、石油を支配する側がそれを許さない。それだけだ。
 
(中略)
 
 石油枯渇説が喧伝される時、何が起こったか。無論のこと石油価格が高騰した。石油価格が高騰すると、ドルが上がった。そして、原子力平和(?)利用が叫ばれ、原子力発電所の建設が促進された。忘れてはならないが、戦争が盛んになった。
 
 誰が利益を得たか。石油メジャーと原子力マフィア、そして、軍事関連産業だ。そして、ドル支配が促進された。
 
参考
 

  
つまり、時に学識やマスコミを使いながら、情報の信憑性を上昇させ信じさせることで、石油の価値を上げさせ、利益を独占してきたのです。
 
 
③価格と情報操作で手駒にされる市場
 
石油価格形成の歴史は以下の通り。
  

~第1次世界大戦前
国際石油資本の形成期(アメリカ・ロックフェラーの企業独占化→ロシア・イランの国際石油企業の台頭)
 
~第2次世界大戦
国際カルテル形成期(米国とイギリスによるイラク石油争奪戦→国際カルテルによる価格操作、米国基準の「ガルフ・プラス方式」採用)
 
~1960年代末
石油メジャーによる国際石油産業支配→生産調整、(価格カルテル)により安定供給、安定価格
 
~1970年代
石油輸出国機構(OPEC)などの産油国が一方的に決める「公定価格」で価格上昇
 
~1980年代
OPECの影響力低下、市場取引の増大
 
1990年代半ば~現在
先物取引(自由市場)による価格決定。アメリカのWTIが石油価格を決定する世界標準指標となる
 
参考
 

 
 
ここで注目すべきはアメリカが歴史上、石油すべてに関わってきているということ。
価格基準も当然ながらドル。なぜアメリカなのでしょうか。
  
それには世界で初めて石油企業を立ち上げたロックフェラー家が関わっています。
 
 

1865年、ロックフェラー1世石油販売で初期の成功を納めた後、石油掘削業者を次々と買収・統合していく。鉄道輸送が始まると輸送料の独占契約を結んで、他の業者を締め出していった。こうして、石油産業の上流から下流まで支配することにより、石油市場を支配していく。
 
その後、拡大を続け、1880年代になると、全米の石油市場の80%を押さえる独占状態へ。
 
1913年には、FRB(連邦準備銀行)設立 (NY連銀は、ロックフェラーのシティ、チェース銀行が52%の株を持つ、他はロスチャイルド系)
 
その後、ロスチャイルドに対抗しながら、勢力を拡大していき、1927年にはサウジ「ジェッダ条約」。アメリカ・ロックフェラーがサウジアラビアを勢力下におき中東石油支配の枠組みを作る。
 
1942年にOSS(戦略情報事務局)→1947年CIA設立。
○ロックフェラーの代理としてダレス兄弟は、CIA長官、国務長官を務める。
 
1944年 ブレトン・ウッズ体制確立=ドル覇権の確立、
○ドルの基軸通貨決定
 (金本位による固定相場制←当時世界の金の6割をアメリカが保有)
○IMF、世界銀行の創設 
 *ポンド覇権(イギリス・ロスチャイルド系)の終焉
 
参考
 

 
 
こうしてロックフェラー家は、石油市場から出発し、金融、さらには世界の情報網を制覇していきました。つまり、自由に石油の価格を操作し、勝手に拡大していく市場を作り上げていったの訳です。初期の企業カルテルから、基準通貨の確立、さらには、情報網の制覇と、常に支配体制を確立することを主軸にしてきた結果、今では国、企業、金融勢力の最上段に君臨しています。
 
 
4.独占から脱し、共有という大きな認識への転換
 
ここまで見てきたように、世界の情報網はロックフェラーを初めとした世界金融勢力が握っています。つまり、情報支配が確立した現在では、「石油が枯渇した」 は全く関係ない訳で、情報が操作されている限り、その背後で何を行おうとしているのかを注視して見ていかなければなりません。現在は情報戦の時代。私権収束が終焉し、新たな時代に変わろうとしている今求められているのは、独占ではなく、共有なのです。独占が歴史に刻んできたのは、バランスや自然の摂理の破壊に他なりません。独占という目先の小さな私権から脱し、共有というより大きな、世界、あるいは、宇宙をも包摂した上での認識転換が求められているのです。
 
 

【情報戦】社会構造と情報の価値 ~情報のパラダイム転換~
 
私権時代は、情報を独占or隠匿することが力の基盤であって、真相情報は金貸しや手先エリートが独占してきました(知らしむべからず)。
ところが、共認時代は、情報をみんなが共有することが不可欠となります。例えば、社会を共認原理で統合するためには、社会の成員の誰もが自分たちの置かれている状況と課題を熟知していることが不可欠です。
参考
 
________________________________________
実現論:序3(下) 民主主義という騙し:民主主義は自我の暴走装置である
 
 
今後、共認原理への転換が加速するということは、情報の隠匿は力にならず、逆に情報の共有(誰もが知っていること)が力の基盤となる可能性があり、その可 能性が半顕在化しつつあるのように思えます。インターネット時代の幕開けとはそういう意味を持っていたのであり、さらには社内ネット導入企業の増加など は、その先駆的事例なのかもしれません。
   
これらの疑問を包摂して、一定の道筋と答えの方向を見出すために、『歴史を遡って』追求を進めていきます。その追求の中で、「勝敗を決する情報(の種類や 中身)とは、何か?」が、歴史段階的に変化し続けてきた様子も見えてくると思います。そして、社会構造と最先端情報との関係と構造が固定できれば、次代に 必要な”情報”と、その闘いの様式も見えてくるでしょう。
参考

 
 
<他参考1>
<他参考2>
<他参考3>

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