☆ランキング☆
にほんブログ村 経営ブログへ

最新記事一覧

最新コメント

最新トラックバック

2016年07月13日

外国から見た江戸時代以前の日本の姿-2

xc0059946_22301715_jpg_pagespeed_ic_m5KGYlzJUU

外国人から見た江戸時代以前の日本の姿を紹介。そこには、取り戻したい日本人の姿がある。~「逝きし世の面影」 渡辺京二著より~

にほんブログ村 経営ブログへ

外国から見た江戸時代以前の日本の姿-1

■第四章 神話と礼節

●リンダウ
一般的に言って日本には貧民はほとんどいない。物質的生活にはほとんど金がかからないので、物乞いすらまさに悩むべき立場にないのである。

●モース
この国の人びとがどこまでも開けっ放しなのに、見る物は彼らの特異性をまざまざと印象づけられる。彼は、夜勝手に人の家に上がりこみ眠っている婦人と乳飲み子を描写している。

●アーサー・クロウ(「日本内陸紀行」) 明治14年、中山道で
ほとんどの村には人気がない。住民は男も女も子供も泥深い田んぼに出払っているからだ。住民が鍵も掛けず、何らの防犯策も講じずに、一日中家を空けて心配しないのは、彼らの正直さを如実に物語っている。

●オリファント
われわれの部屋には錠も鍵もなく、解放されていて、宿所の近辺に群がっている付き添いの人達は誰でも侵入出来る。またわれわれは誰でもほしくなるようなイギリスの珍奇な品をいくつも並べておく。それでもいまだかつて、まったくとるにたらぬような品物でさえ、何かがなくなったとこぼしたためしがない。

●カール・ムンツィンガー(「ドイツ人宣教師の見た明治社会」)
私は全ての持ち物を、ささやかなお金も含めて、鍵も掛けずにおいていたが、一度たりと無くなったことはなかった。

●モース
錠を掛けぬ部屋の机の上に、私は小銭をおいたままにするのだが、日本人の子供や召使いは一日に数10回出入りしても、取ってはならぬ物には決して手を触れぬ。広島の旅館で時計と金を預けたが女中は盆に乗せただけだった。一週間後この宿に帰ってみると、時計はいうに及ばず、小銭の一セントに至るまで、私がそれらを残して行った時とまったく同様に、蓋のない盆の上にのっていた。

●モース 大混雑する隅田川の川開きにて
荒々しい言葉や叱責は一向聞こえず、耳にするのは「ありがとう」「ごめんなさい」の声だけだった。かくのごとき優雅と温厚の教訓!しかも船頭たちから!なぜ日本人が我々を南蛮夷狄と呼び来たかが、だんだん判ってくる。

●W・G・ディクソン(維新前と維新後に日本を訪問した英国人)
私の日本旅行のすべてにおいて、二人の男が本当に腹を立てたり、大声で言い争ったりしたのを見た覚えがない。また中国では毎日おめにかかる名物、つまり二人の女が口論したり、たがいにいかがわしい言葉を投げつけあったりしているのも一度も見たことがない。

■第五章 雑多と充溢

●ホームズ(帆船トロアス号船長)
日本から持ち帰った品々は香港に於いて西洋人と中国人によって二日目にはすべて売り切れてしまう。それは刀剣、小箪笥、寺のひな形、ブロンズ、金貨、磁器、絹などの織物の見本でそれらを見た印象は「日本人ってのはかしこい国民にちがいない」というのが大方の意見だった。

●イザベラ・バード
貧民階級の衣類や家屋がどんなに汚くても、料理の仕方とその料理を今日するやるかたは極端に清潔なのだ。

●ジェフソン、エルマースト
極端に清潔だというのは彼らの家屋だけの特徴ではなく、彼らの食べ物、料理のしかた、料理の出し方の特徴でもある。

 

■第六章 労働と身体

●アイム・アンベール(スイス遣日使節団長 「幕末日本図絵」)
この国が「幾世紀もの間、質素であると同時に安易な生活の魅力を満喫してきた」ことに感銘を受けずにはいられなかった。

●ジョージ・H・ブスケ(司法省顧問 「日本見聞記」)
日本人の働き手、すなわち野良仕事をする人や都会の労働者は一般に聡明であり、器用であり、性質がやさしく、また陽気でさえあり、多くの文明国での同じ境遇にある大部分の人より確かにつきあいよい。彼は勤勉というより活動的であり、精力的というより我慢強い。日常の糧を得るのに直接必要な仕事をあまり文句も言わずに果たしている。しかし彼の努力はそこで止まる。・・・必要な物はもつが、余計なものを得ようとは思わない。大きい利益のために疲れ果てるまで苦労しようとしないし、一つの仕事を早く終えて、もう一つの仕事に取りかかろうとも決してしない。一人の労働者に何かの仕事を命じて見給え。彼は常に必要以上の時間を要求するだろう。注文を取り消すと言って脅して見給え。彼は自分が受けてよいと思う以上の疲労に身をさらすよりも、その仕事を放棄するだろう。どこかの仕事場に入って見給え。ひとはたばこをふかし、笑い、しゃべっている。時々槌をふるい、石をもちあげ、次いでどういう風に仕事にとりかかるかを論じ、それから再び始める。日が落ち、ついに時間が来る。さあこれで一日の終わりだ。仕事を休むために常に口実が用意されている。暑さ、寒さ、雨、それから特に祭である。・・・一家を支えるにはほんの僅かしかいらない。

●オールコック
すべての職人的技術において、問題なしに非常な優秀さに達している。モースはアメリカの大工が高価な機械を使うよりも日本の原始的な道具を使う日本の大工の方が優秀であるという。

List   

コメントする

comment form

trackbacks

trackbackURL: