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2020年09月10日

男女の違いを受け入れることで女性も活躍できる

「3月3日は何の日?」と聞かれて、大抵の人は「雛祭り」と答えるでしょう。「雛祭り」は今でも国民に浸透している行事です。この雛祭りは、平安時代の「雛(ひいな)遊び」と言われる紙で作った人形での遊びが起源と言われています。幼い子の成長を願う雛人形や五月人形は、これまでいわゆるギフト市場にあたり、祖父母が自分たちの孫への成長への想いを込めて贈るのが定番になっていました。そのため例えば雛人形と言えば、童謡「うれしいひな祭り」に出てくるような伝統的で格式のある雛人形がイメージされてきました。

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しかし現在は、核家族が主流で、マンション暮らしが普通になっています。そんな中で場所を取る立派な雛人形は敬遠され、片付けやすくコンパクトで可愛らしい雛人形がブームになっています。その選択権を持っているのは若いお母さん。つまり家父長権が崩れていくととともに、雛人形はギフト市場からパーソナル(自分で選ぶ)市場へと移行しています

ところが人形業界の多くが「作り手は作ったらそれまで」「売り手は届いた商品を売るだけ」という「製販分離」の仕組み。そのため人形作りの職人は客に向き合うことがなかったので、状況を受け入れられずにいるのです。このまま人形つくりは廃れていくのでしょうか?

今回の主役の株式会社「ふらここ」原英洋社長はそう捉えませんでした。原社長の実家は人間国宝の祖父の代から続く人形師の家系。しかし伝統技術の世界から離脱して、自ら現実圧力の中に「製販一体型」の人形製造販売で打って出るために「ふらここ」を創業したのです。

原社長は、購買の主役である女性のニーズを的確に掴み職人に伝えることが重要と捉え、これまで業界では重視してこなかった女性の活用を積極的に行います。

そのために女性社員が働きやすい環境を整えようと、まず社長自身が「制度」を作り上げ、女性社員に提示しました。しかし社員からは総スカン。旧態依然とした体制を変えるべく立ち上げたはずが「社長が制度を決める」という古い序列意識が顔を出して独りよがりのものになってしまったのです。

そこで頭を切り替え、2015年から1年3か月をかけて、社員全員参加で人事制度を追求。このやり取りの中で社員とのコミュニケーションも円滑に取れ、女性特有のモノの考え方を深く知ることができたそうです。

例えば、ある仕事に対して、男性ならば「仕事だからやらなければいけない」と言えば、「仕事である」という理屈で納得して取り組むことが多い。一方、女性の場合は「仕事だから」と同じように言っても「何かおかしい」と感じれば納得してくれない。それを放っておくと不満になってしまうので、しっかりと向き合って話し合い、時には「一緒にやろう」と同じ時間を共有しながらやっていくことで納得して取り組むことが多かった。そして一度納得すると、女性はきめ細かい丁寧な仕事をしてくれることが多いのでした。

又、女性を責任ある業務に配置するものの、一人突出させると孤立して思うように結果が出ないことが多いので、女性の持つ協調性を発揮させることにも配慮しています。
具体的な人事制度として、子連れ出勤OK。子供が夏休みの時期。時短・時差出勤制度など。

常に社員の意見を柔軟に受け入れる過程を重視し、不整合が出れば修正するスタンスが女性社員に受け入れられ、信頼を掴んだのです。私権(お金や地位)の力が衰弱し、私権で統合することが困難な現在では、組織の統合はお互いの能力を認め合うことがスタート。原社長は、男女の違いを優劣ではなく、能力の違いとして受け止め、それを活かすために試行錯誤しているのです。

原社長の言葉

「男性と女性では違いがあることをまず認識し、それを面倒に思わず、どれだけ丁寧に接していけるか。違いがあることを前提に、どうすれば活躍してもらえるのかを試行錯誤で繰り返して分かり合うことだ」

男女同権論が如何に無意味で有害か、が分かる経営者の言葉です。

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