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2021年10月14日

【観念機能を正常に作動させるには?】本能⇒共認⇒観念の進化過程から観念原回路を探る②

【観念機能を正常に作動させるには?】本能⇒共認⇒観念の進化過程から観念原回路を探る①

では、本能の進化過程を整理しました。
今回は共認機能の成立過程について整理したいと思います。

共認機能は、哺乳類のうち樹上に活路を求めた原猿が獲得した機能「相手の期待や充足が自分の期待や充足になる」という機能です。
相手が喜んでくれたら自分もうれしい。〇〇の期待に応えたい。などわたしたちの感情もこの共認機能が生み出しています。

原猿たち(詳しくはこちら

このような新しい機能を原猿はどのようにして獲得していったのでしょうか。

ポイントは「樹上適応」です。
弱ければ負けて外敵に食われるのが自然の摂理ですが、樹上世界では外敵が不在で同類闘争に負けても、敵に食べられることがありませんでした。種間闘争圧力が非常に低かったのです。
とはいえ食べ物にも限りがあります。
初期の原猿は原モグラと同様、集団を形成していないことが分かっているので、種間闘争による淘汰圧力が働かなくなった原猿たちは、オスメス関係なく樹上で激しく縄張り闘争を繰り広げていたものと想像できます。

その外圧下で、原猿はどのような適応をしていったのでしょうか。

まず、他の哺乳類同様に、メスは母子間の親和本能を拡張させて母系集団を形成していったものと思われます。
オスは変わらず成体になると外に出ていきますが、他の哺乳類と異なるのは「負けても生き残れる」という点です。「負けても死なない」これは淘汰適応の原理と逆行する事象で、生物が今まで獲得してきた機能では対応できなかったのだと思います。

このような状況で縄張りを確保出来ないオスたちはどのように適応していったのでしょうか。

考えられるのは、メスが先行した親和機能の強化です。哺乳類はメスが親和本能を強化することで母系集団を形成していきましたが、後に獲得した機能から推測すると、特殊状況に追い込まれた原猿は、オスも親和本能を強化したものと思われます。

親和本能が強化されると封鎖していた集団本能が解除されますが、さらに縄張りを確保出来ないオスたちは、この2つの本能を使って、互いに依存する依存本能を強化していったものを思われます。
依存本能は、本来哺乳類の母子間の庇護/依存の関係で働く本能ですが、親和本能と同様、適応するために成体のオスでも活用する様になったのでしょう。

以上、お互いの不安を和らげる「親和本能」「集団本能」の強化。そして「依存本能」
おそらくはこの3つの本能が相乗し、お互いがお互いを注視(観察)し続ける事でついに獲得したのが猿、人類のみが持つ「相手の気持ちが分かる」共感(同化)回路です。哺乳類はミラーニューロンという相手の行動を真似る「真似回路」はすでに獲得していますので、共感(同化)回路は、真似回路を拡張した機能だと思われます。

不安で一杯だったオスにとって「相手も同じく自分に依存し、期待している」という事を共感しあえた事はなによりも代えがたい事だったに違いありません。
震災等で被災された方に伺うと、不安で一杯の時に誰かがいるだけで安心感を得られる。という事を聞きますが、その感覚が一番近いのかもしれません。

さて、オス同士の期待は同じ(不安を取り除く)なので、共感回路を獲得したオスたちはますますスキンシップに収束していくことになります。そしてスキンシップにより共感回路がさらに発達することで「相手の期待に応える事が自己の充足となる」機能を獲得し仲間との一体化に成功、最終的には真猿の様な集団が形成されていくことになります。
この機能をわたしたちは「共認機能」と呼んでいます。

真猿集団は他の哺乳類と異なり、種間闘争ではなく同類闘争を第一義課題とした集団であり、まさに親和収束を母体に闘争系の課題共認、役割共認、規範共認で統合された集団です。
わたしたち人間が持つ、いわゆる「感情(喜怒哀楽)」と呼ばれる大部分がこの共認機能によるところになります。
この共認機能は、さらに人類が獲得した観念機能の母体となっていきます。

以上、第二回は、共認機能の獲得について整理しました。以下はまとめの図解です。

次回は、観念機能の成立過程についてみていきたいと思います。

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