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2022年06月16日

【実現塾】4/9~ 人類の起源③ 「初期人類はどうやって生き延びたか」~

前回の実現塾では、テナガザル~人類までの進化系統樹から、人類はどのサルから進化してきたのかを追求していきました。進化は決して、直線の線形過程で進化してきたのではなく常に枝分かれを繰り返して進化してきました。
今回から実現塾は、サルが地上に落ちてから、どのようにして生き延び、進化をしてきたのか。初期人類に同化して追求していきます。

◇初期人類が陥った強烈な同類欠乏
人類は、足の指が先祖返りして木の枝を掴めなくなったサルであり、地上に降りざるを得なかった

地上は樹上と異なり、
・トラや豹、蛇など外敵だらけであり、逃げるにしても早く動けない
・行動範囲も限られるので、餌にありつけない
・先祖返りは頻発するわけではないので、一人ぼっちで地上に(仲間がいない)
といった不全状態になった。
→突破口として、外敵からは洞窟などに隠れ住むことで身を隠した。餌は、原オランウータンの時から持っていた飢えの圧力に対する耐性で突破してきたと考えられる。
⇒ここで一番強烈なのが、孤独感

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☆樹上のサルの最大の圧力=”同類圧力
 “内圧=外圧”の生命原理から、”同類圧力こそ最大の活力源
☆地上に落ちたサルは、最大の活力源を失い強烈な同類欠乏に陥った

※このような環境の中人類まで進化を続けているということは、子孫を残してきたからである。
子孫を残すのはメス。メスが樹から落ちたと考えられる。
(オスが落ちても、メスは強いオス・ボスに収束するため見向きをしない)

同類欠損が生んだ主体喪失
同類がいなくなったことにより、同類欠損状態に陥った初期人類
最大の活力源(外圧)を失ったことにより、内圧も生起してこなくなる
→サル時代に獲得した「共認機能」は同類がたくさんいる中で、同一視することで得られていた充足
⇒☆同類と同一視という充足を同時に失ったのは、「世界を喪失」したということ
☆自分という存在を喪失…主体喪失状態に

◇同類がいるだけでありがたい
強烈な同類欠乏から、同類を「見つけた」だけでありがたい・安心する
主体が無になる中で、”相手がすべて”になっていく「全面依存」になっていく

全面依存⇒同期回路の発達
相手=自分という全面依存から、本能上の性闘争はなくなっていき、相手との一体化をより高めていく方向へと進んでいく。
→より一体化充足を高めるために、気を合わせる、息を合わせる行動をしていく
⇒相手と同期する「同期回路」をより磨いていく

☆この全面依存と同期回路を磨いていく事によって、同類との一体化回路を形成していく

 

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