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2022年06月24日

【今週の注目情報】Z世代は、「自己肯定感」はむしろ高く、「自己効力感」が低い?

無難、覇気がない、チャレンジ精神がない、失敗を極端に恐れる。。。
Z世代のこんな傾向は、「自己肯定感」の低さからくるものだという話をよく聞きます。

これまではそれを聞いて「そうかもなー」と思っていたのですが、企業研修の『リ・カレント』さん曰く、Z世代は「自己肯定感」はむしろ高く、「自己効力感」が低いのだと言います。
確かに、そう捉えた方が色々スッキリするような気がします!

以下、【2022年度の新人傾向は“本当の自分探し”|新人を惑わす「好きなことで食べていく」の罠】より

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【Z世代の特徴:自己肯定感は高いが、自己効力感が低い】

新入社員に限らずZ世代に共通する特徴として、「自己肯定感は高いが、自己効力感は低い」ことが挙げられます。

自己肯定感とは、能力や結果に関わらず「ありのままの自分」を尊重する力です。
新入社員をはじめとしたZ世代は、上の世代に比べて自己肯定感を下げられる経験が少なくなっています。これは学校教育の変化により、誰かとの相対評価ではなく絶対評価で育ってきていることの影響だと考えられます。

自己肯定感が高いがゆえに、周囲からかけられた言葉はまっすぐに受け止め、「真面目で素直」という印象を与えるでしょう。
しかし同時に、失敗・叱責・フィードバックなど自己肯定感が傷つくようなシチュエーションを極端に避けがちという懸念もあります。


自己効力感
とは、行動や成果が求められる場面で「自分にはできる」と考える力です。
この自己効力感が低いがゆえに、未知のことに挑戦するときに「自分には無理だ」と思い、行動が鈍化する懸念があります。

背景・原因として考えられるのは、たとえば就職活動におけるインターンがコロナ禍の影響で中止・縮小されるなど、未知のことに挑戦して「やってみたら何とかなった、失敗したがかすり傷だ」という経験が少ないことが挙げられます。

 

前述したようにSNS文化の中で育ってきた彼らは、周りから白い目で見られることへの恐れを上の世代よりも強く持っています。また、先述した自己肯定感を傷つけないために失敗を避けるという特徴によるところも大きいでしょう。

2022年度の新入社員は失敗を恐れて未知のことへの挑戦を避ける傾向から、業務は与えられるもの・教えてもらうものという受け身の姿勢に陥ってしまう可能性があります。

彼らがその状態を脱し、自ら積極的に業務を進める自律型人材となるには、日々の業務(Doing)を彼ら自身の目指すあり方(Being)と紐づけることが重要です。

 

育ってきた時代の空気や受けてきた教育、浴びてきた言葉によって、世界の見方や思考の仕方は形作られていく。世代間の違いも、どちらが「良い(正しい)」or「悪い(間違っている)」ではなく、そうして育まれた結果(現象)なのだと受け止める事で、わかり合えなかった気持ちもスッキリするし、人材育成や集団をまとめる第一歩を踏み出せるのだなと思わされます。

そして、Z世代の「こんなこと自分にできるわけない」と思考や行動にブレーキをかける思い込みを、「やってみたらできた」という肉体的な成功体験で塗り替えてゆく中で、どんな時代にも適応し、壁を乗り越える仲間になっていけるんだろうなと感じます。

 

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